MATRIX7

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2009.06.11
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カテゴリ: サッカー
 ウズベキスタンに圧倒される日本代表の姿を見ていたら、誰でも危機感を感じてしまう。予選段階でこういう試合をやっていたら、ワールドカップ本戦では、とても勝負にならない。悪夢が現実なのか、それとも夢なのかは、カタール戦ではっきりする。そういう意味で、横浜の最終予選は注目を集めた。情けないことに、カタールに攻めまくられる日本代表という図式が再現されてしまった。機能しない攻撃と、ミスの多発するパス、そして簡単に破られる防御網、カタールのFWが下手なおかげで救われた。これでは、とうていスペインやブラジルと戦うことなどできない。
 アジア予選突破1位は実力1位を意味しない。高さを生かした手堅いサッカーを続けるオーストラリアに比較すると、日本のシステムが機能していないことが露呈する。カタール相手に防御一方で、攻撃が機能しないというのはあきれてしまう。連戦の疲れとカタールの捨て身サッカーに足元をすくわれた面はあっても、ワールドカップの強豪国は、はるかに高い攻撃力と防御力を持つ。ワールドカップ本戦に向けての戦略を練り直さないと、再び「ドイツの悲劇」が繰り返されてしまう。
 日本が弱体化した原因は、アジアサッカーの進化にある。ウズベキスタンの組織力にも驚いたが、カタールの組織力も大幅な強化を果たしている。個人技に頼るのではなく、組織を利用して攻めのサッカーができるように進化している。数年前までは、カタールは引いて10人で守り、カウンターでチャンスを作るという戦法を得意にしていた。そういう作戦を取ってもらうと、日本側はパスが回せるし、正面からカタールに攻撃される危険度が低い。予選脱落寸前で負けられないカタールとしては、前線で圧力をかけてボールを奪い、速攻に出るという戦術に徹するしかなかった。これで本物のストライカーが育ってきたら、あるいは才能あるアフリカ人たちを帰化させていたら、日本に脅威が生まれる。
 日本は「黄金の中盤」を構成していた時代がある。しかし、彼らが衰えると、次世代が育っていないことに気がつかされる。敵から圧力を受けても、周囲を取り囲まれても、ボールを保持して前に突進できるMFが消えている。パスを受けて、次にパスをまわすのがMFだと誤解している。これではシュートまで届かない。中村俊輔も4年前とは動きが違う。体に切れ味がなく、フリーキックも精度が落ちている。確かに、岡田ジャパンには「くじ運」があった。もし、韓国、北朝鮮、サウジ、イランのいるグループBだったら、どんなことになっていたやら。





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Last updated  2009.06.12 09:15:21
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