おすすめの1枚!


 ここでは、不定期に、ワシのとっておきのお勧めアルバムを1枚づつ紹介していく。  


 '04/06/05

 ~Clutching at straws(旅路の果て)/Marillion~

 このアルバムは、間違いなくワシの人生に大きな影響を与えた3本の指に入る傑作である。派手さはないが、80年代のトータルコンセプトアルバム(テーマを指定して一枚のアルバムがひとつの物語として起承転結を繰り広げる作品)の中では究極の完成度を誇るものと断言する!ただ日本版は新譜で入手できるかは不明。中古CD屋さんにあるかもしれないので、是非歌詞の日本語訳を見ながら、そしてお酒を飲みながら(?)聴いてほしい。
Clutching at straws 壮大なスケールと語り部的なヴォーカルが魅力の一枚!

 ※MARILLION(マリリオン)について※

 '70年代にヨーロッパ全土を席捲したキング・クリムゾン、ピンク・フロイド、イエス、ジェネシス、ELP(エマーソン・レイク&パーマー)等を中心とするプログレッシヴ・ロックに代わり、'80初頭から台頭してきたネオ・プログレッシヴロック・ムーヴメントにおいて、当時双翼の「IQ」と人気を二分した、'83年結成のフィッシュ(ヴォーカル)が率いるグループ。

 彼らはピーター・ガブリエル在籍時の'70年代ジェネシスの影響を強く受けていて、特にフィッシュはピーターから直接ヴォーカル指導を受けたほど。しかし4枚目である当作品からは彼らの独自色が全面に出ていて、グループの成長のほどをうかがわせる。残念ながらフィッシュはこのアルバムによるツアー後、グループから脱退し、ソロ活動へと転じる。

 グループの危機を迎えたマリリオンは、スティーヴ・ボガースという鬼才を新メンバーに向かえ、若干方向性を転換し、'90年代初頭“ブレイヴ”というコンセプトアルバムで、世界中で大ヒットを飛ばす。それまでマリリオンは、日本においてはごく一部のマニアにしか受け入れられなかったが、作品の完成度もさることながら、某ロックジャーナリスト等の協力なプッシュもあって、初(?)日本公演を大成功させる(ナニを隠そうこのワシも行きましたよ!もう最高でした!!)に至った。

 そもそも彼ら、ヨーロッパツアーでトータル800万人の観客を動員するほどの実力と人気の持ち主なんですよ。さあマリリオンの世界に飛び込んでみましょう(^^)!

 関係サイト:
LISTEN JAPAN/MARILLION
Music PLus/Marillion


 '05/02/07

 ~Secret Story/Pat Metheny~

Secret Story

 甘い音色と超絶的なテクニックで有名なスーパー・ジャズギタリスト、パット・メセニーが6年の構想と80余名のスタッフを総動員して'92にリリースした、一本の映画にも匹敵する壮大なコンセプト・アルバム。このアルバムではギターの音色というより音全体に体をどっぷり浸して聴いてほしい。様々な情景が心に浮かんできます。私はこれをフランス人の友人とアメリカを旅行中に薦められ、グランド・キャニオン&モニュメント・バレーをバックに車を走らせながら聴いていました。私のこのアルバムに対するイメージは、まさにそんな感じです。20年に一度出るか出ないかというほどのアーティストが20年に一度完成させられるかさせられないかというほどの傑作です!!

Secret StoryとPat Methenyについての詳細はこちら!



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