かくいうこのワシも、地元人ながらこの酒に出会ったのはつい3ヵ月ほど前のことである。とあるスナックで友人が、「オネィサン、ワシのダバダ出してや。」と店のママに告げた。「ダバダ?なんじゃそら??」と思いながらも、ママから手渡された友人のキープボトルを水割りで分けてもらい、手に取った。「この焼酎はめったに入らん上物やき、味わって飲めえよ。」と友人。実はそれまでワシは焼酎が大嫌いで、よっぽどの事がない限り飲まなかったので、あまり気がすすまなかったが、グラスから漂って来る何ともいえない甘~い香り・・・。「これがホンマに焼酎かァ!?」と疑いながら、グラスを口に傾けた瞬間、これまた何ともいえないマッタリとした風味が口いっぱいに広がっていったのである!
あくる日、早速近所の馴染みの酒屋(当時まだウチの店にはまだ酒類小売販売の免許が下りてなかった)に行き、「お兄ちゃん、ダバダない!?」と尋ねると、「今はないですね・・・。ダバダはめったに入って来んき、入ったら連絡しますよ。」とバッサリ! それもそのはず、後で分かったことだが、ダバダは超限定販売で、オーナーズクラブなるものが存在しているらしく、主にそこのクラブ用と、県外に出荷されていて、須崎市内の酒卸組合にも、月数本しか回ってこないと言う話。
写真の2本は、当店の酒類小売免許取得記念に、組合さんが特別にまわしてくれた品である。勿論ワシが買占めましたとさ(^^)
※関連サイト※
栗焼酎ダバダ火振り・無手無冠(むてむか)/高知の地酒販売中