カップルが不妊と聞くと、「原因は女性にある」と考えがちでしょう。
でも、必ずしも女性側に問題があるわけではないことが、
最近になってやっと公けに語られるようになってきました。
つい先日も、NHKのクローズアップ現代で、
男性の精子の健康状態を大きく扱っていました。
精子の数が少なかったり、元気が無かったりする男性が、
このところ増えているというのです。
幸いなことに、その原因が大方わかってきていて、
毎日の食事を栄養バランスを考えて摂るようにしたり、
毎日適度な運動をしたりするだけでも、
精子が増えたり元気になったりすることが映像で示されていて、
ちょっとホッとしたところです。
そうそう、股間を締めつけるようなGパンや下着類もよくないとのこと。
自転車に乗って長時間股間を刺激し続けるのもよくないそうです。
仮に、パートナーの精子が最悪な状態であっても、
第三者から提供された精子を使った不妊治療という道があります。
ところが、長年この治療を実施してきた慶応大学病院が、
精子の提供者が減少したことを理由に、
治療の予約受付を停止したことが報じられています。
なぜなら、この治療で生まれてきた子どもには、
この先、遺伝上の親を知る権利があるからです。
このことを精子提供者に事前に説明するようになってから、
提供を思いとどまる男性が増えているのだそうです。
確かに、提供してから5年、10年、場合によっては20年後に、
突然、見知らぬ子、あるいは人から、
「あなたは私の父親ですね」などと言われたら……。
まだ完全に中止を決定したわけではないようですが、
なかなか難しい問題です。あなたはどうお考えでしょうか。
ちなみに男性不妊治療のトップランナーとして著名な、
石川智基医師(リプロダクションクリニック大阪)のこの本は、
不妊で悩む男性に人気と聞きます。
なお、不妊治療を受けるカップルの、
経済的負担を軽減するための助成制度については、
こちらの記事を参照してください。
→ 不妊治療費助成制度 年齢と所得要件を緩和
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