時の旅人

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大学通信教育


高3の夏休み、一時期だけ「読売新聞」を購読していたが、それがなければ気付かなかったかも知れない。

「大学通信教育」の案内が掲載されていたのだ。
しかも、「英文科」もある。

これならば、入試に費やす時間がなくとも、出来るかも知れない。

それにしても、大学で通信教育課程を設置していたとは。
当時の学校の進路指導でもそんなことは教えてくれなかったので、自分にとっては耳寄りな情報だった。

高校も、一時は「定時制高校で学びたい」と思っていたくらいだから、大変かもしれないが自分には合っているかも知れない・・・

そう考えた。

しかし就職希望を中断することもできないので、まずは就職して、仕事が安定期に入るころ、やってみようと密かに決めた。

実際に入学するのは26歳の初頭になるが、日々の生活に埋もれることなく決断して良かったと思っている。

もちろん、独特な世界でもあり、頭を痛めたり、職場との板挟みで苦しんだこともあったが、学位記は家宝に等しい。

だいぶ年数が経過したが、思い出を綴ってみたい。

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