あいするきもちLL

●第六話



たまに見せる笑顔がすっごい眩しくて、カッコイイ。



あたしは浅岡愁次に恋をしました。




ガラッ―――


「里架~平気ィ?」
入って来たのはまどかだった。

「あれ?愁次!ずっといたの?サボり―!!・・・って言ってもバスケ大好き人間
 の愁次が練習をサボる訳ないっか・・・・・・ふーん」

まどかの不気味な笑みに愁次の体は一瞬凍った。

「バスケよりも里架のことが心配だったんだぁ♪」

「馬鹿かッ!?んな訳ねーだろ////」
顔を真っ赤にさせて愁次は保健室を出てってしまった。

「本当、愁次って単純☆」まどかがウインクしてきた。

「う・・・まどか~あたしの気持ち」

「わかってるよ~あんたも単純なんだから!!里架が倒れた時
 真っ先に走ってきたの愁次なんだよぉ」







そして夏がやってきた。





ミーンミンミンッッ―――

夏の体育館は蒸し風呂状態でそこでの練習はまさに地獄だ。

男女バスケ部がコートを順番に使っていた。

体育館の上のテラス?には愁次と仁を見にたくさんの女子が応援に来ている。

「きゃー!!愁次君頑張って~」、「仁くーーん!!カッコイイ♪」


「スゲ―人数;愁ちゃん、モテるね~」

「愁ちゃん呼ぶなッ!練習の邪魔・・・。まじウザ」

ダンダンッ

シュッ―――

スパッ。「きゃぁぁぁああああああ!!!!!」

愁次がシュートを決めた瞬間、ものすごい歓声が体育館に響いた。

ムカムカ・・・「ぁあムカツク・・・。あいつらに言ってくる」
愁次がキレてるのを里架は気づいた。

里架は急いで愁次の元へ向かった。

「愁次ーどこ行くつもり?」

「あ?あいつら追い出すんだよ。練習に集中できねぇ」

「愁次はまだミニゲーム終わってないじゃん!勝手に抜けたら
 みんなが迷惑するよぉ?」

愁次は2年生ながら、バスケがうまいからチームのエース的存在なのだ。

「・・・じゃあほっとけって言うのかよ?」

「あたしが言って来るッ!!!」




里架は上に上がった。
「あのッ応援するのは良いんですけど、うるさく騒がれると選手が集中
 出来ないんで、外行ってもらえますかぁ?」

「何あんた?別に良いじゃん」
女子の集団は、里架の呼びかけを無視して騒いでいる。

「ねぇ里架が言ってることわかんないの?」
ニッコリ笑って仁が里架の前に出て言う。

「きゃー仁君!!!」
女子は一斉に外に出て行った。

「仁・・・ありがと☆」

「いーえ☆」


ドクン―――

「里架?顔が赤いよ?」
きょとんとした顔で仁が里架の顔の目の前まで近づく。

わっ・・・わ、近ッ

「だっ大丈夫だよ!はははっ・・・」

里架は逃げるように下に下りて行った。


びっくりしたぁぁぁ・・・


何顔赤くなってんの?あたし・・・。

あたしは仁が好きなのぉ??え、でも愁次は・・・?


愁次は里架と仁が上にいるのを見ていた。





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