あいするきもちLL

○第七話



「お疲れ~☆早くコンビニでアイス買って帰ろうよぉ!」と里架。

「良いねぇ♪練習後のアイス、最高~!!」とまどかもはしゃぐ。

「なぁアレ心じゃねぇ?」と仁が指指す方をみんな見ると

確かにグランドの所に心が制服姿で立っている。
サッカー部の練習はとっくに終わったらしく辺りには誰もいない。


里架とまどか、仁と愁次はこっそりと体育館の影から心を見る。


学校の玄関から1人の制服姿の女の子がやって来た。

髪はショートボブで色白で背は低いけど目が大きくて印象的、

夏樹だ。


夏樹は心を見つけると大きく手を振って笑顔で心の方に走って行った。

「心ちゃん!ごめんね、行こッ」

2人は手をつないで楽しそうに帰って行く。

その姿を見た4人は口が開いたままだった。


「え・・・あの2人って付き合ってたの?」
里架たちも帰ることにしたけど帰りの話題は心たちでいっぱいだった。


「心、夏樹にアピってたもんなぁ」と仁が面白そうに言う。

「えっどんな風にアピってたのぉ?」
里架と仁は話が盛り上がって2人の世界に入っている。

その楽しそうな里架の姿を後ろから愁次はつまんなそうに見ていた。
まどかは愁次が仁に嫉妬している姿を見て可笑しくてしょうがなかった。

「愁次ってばまじ、顔に出るよね~!」

「何が!?あの2人もくっつけば良いんじゃねーの?」





里架は愁次の言葉を聞いていた。

そっか・・・愁次はあたしの事なんとも思ってないんだぁ・・・。

仁ならあたしのこと傷つけずに大切にしてくれるよね。




「仁は~好きな子いるのぉ?」

「いるよッ!ここに☆」
と言って里架の顔を見た。


「あははっあたし~!?そんな照れるぅ」
仁が言ったことは冗談だと思って里架も軽く話を流した。

「本気だよ」

急に仁の顔が真剣になったから里架は戸惑った。


―――「あの2人もくっつけば・・・・・・」―――
愁次の言葉が急に出てきた。



「あたしも仁が好き・・・」




何であの時のあたしは、そう言ったんだろう。


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