あいするきもちLL

●第十話



夏休みは部活ばっかだったけど仁も一緒だったし。


愁次とは前のように口喧嘩する関係にまで戻った。




そして3年生冬―――


うちらは部活も引退して受験生となった。

愁次は秋頃、他校の子と付き合ったらしい。




「寒ーッ帰り何か飲みたぁい!」
里架は両手を口に当ててハァっと息をはいている。

「マックでも寄るか」
仁はそう言って里架の手を握った。


「あったかい・・・」
仁の優しさで里架はいつも幸せな気持ちになれた。




マックに着いて里架はホットココア、仁はコーヒーを頼んだ。

「仁ってコーヒー飲めるんだぁ」

「ははっ里架はお子ちゃまだから飲めないべ?」

2人はいつも学校帰りに寄り道をして色んな話をしていた。


「仁って何でそんなに頭良い訳~?塾も行ってないし
 放課後はあたしと遊んでるしィ!!」

「さぁ?親の遺伝!?」

「うわ~羨ましい!勉強嫌・・・仁と同じ高校行きたいんだけどなぁ」
と里架がため息をつくと、
「俺が教えてやるよ♪」と仁。

その日から里架と仁は放課後マックで勉強会を始めた。










春―――
里架と仁は同じ高校に受かった。
愁次はバスケの推薦で里架たちと同じ高校に入り、
まどかは電車通学に憧れてとなり町の高校に行った。
心は夏樹と同じ誰でも入れるレベルの私立に入った。

みんなそれぞれの道に向かって歩き出そうとしていた。



「仁のおかげだよぉ!受かって一緒の高校行けて嬉しい~♪」

「里架も頑張ったじゃん☆」

里架と仁が楽しそうに話してる所に愁次が邪魔しにきた。
「卒業式終わったと思ったらさっそくイチャイチャ
 してんじゃねーよ!!」

「まぁ良いじゃん!愁次も愛ちゃん(愁次の彼女)に
 会えないからってひがむなよぉ」とまどか。

「なぁパーティしよッパーティ!」と心もやってきた。

5人で写真を撮り、その夜は近くのファミレスで打ち上げをやった。


ピーポーピーポ―――

神様は意地悪だ。




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