あいするきもちLL

○第十一話



今でも信じられないよ・・・。

仁が事故にあって運ばれたなんて。



夜も遅いからあたしたちはまた明日病院を訪れることにした。




「仁に何かあったらどうしよう・・・」
帰り道、愁次と家が近いから愁次と2人で帰った。
帰り道でもあたしはずっと仁のことを言ってたから愁次は
うんざりしてたかも。
だけど黙ってあたしの話を聞いて励ましてくれた。

「おまえが弱気でどーすんだよ!あいつは絶対平気だよ」

「・・・うん」

その夜も仁のことが心配で寝れなかった。

早く病院に行きたい。行って仁に会いたい!!

会って、仁の笑顔を見て安心したいよぉ・・・

仁!!!!無事でいてね・・・。

そぅ願ってたら寝てたらしく気づいたら朝になっていた。


急いで着替えて、病院に向かった。

「里架~どこ行くの?」

「ママッ!!ごめん帰って来たら話す」
そう言って里架は勢いよく家を出た。






ナースステーションで仁は206号室にいることを知った。



生きてて良かったぁぁ。

里架はそれだけでも安心して病室に向かった。


206号室―――
コンコンッ

返事はない。

この部屋は仁しかいないみたい・・・。

中に入るとベットで仁が寝ていた。頭には包帯が巻かれている。


寝てる~。

フフッ、寝顔幼いなぁ!!可愛い☆

里架が仁の寝顔に見とれていると、仁が目を覚ました。


「あっ起きたぁ?仁・・・本当に良かった」

「・・・・・・・・・」

「すっごい心配したんだからねぇ!!」
里架は思わず泣き出してしまった。

「・・・・・・?」
仁は何も言わない。

「・・・・・・誰」

里架は耳を疑った。

「・・・冗談やめてよ?そぅやってあたしをおどかそうとして
 も引っかかんないからね!!」

「・・・・・・俺、誰?」

嘘だぁ。

仁はドラマの見すぎだよ。

あたしを騙そうとしてるんだよね?

嫌だよ、仁。今までのこと全部忘れちゃったなんて嫌だよ!!!




あたしはナースコールを押して、そっからのことは良く覚えていない。

看護士さんが来て、それで仁のお母さんもいて、

別室でベテランドクターみたいなおじさんが仁の容態を話してて・・・





――――記憶喪失とか言ってたのは覚えている。

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