あいするきもちLL

●第十四話


仁の担当医は尾崎と言ってわりと若い人だった。

「最近は体の調子どぉ?」

「何か少し昔のことを思い出しました!それで
 先生ッ俺学校行きたい」

眉間にしわをよせて考え込んだが尾崎先生はウインクした。





一方学校―――

里架は仁と愁次と同じクラス。

「ねぇ里架の彼氏大丈夫なのぉ?」
と話してきたのは長山舞子。里架のクラスメイトだ。

里架は仁が記憶喪失だと言うことを学校に内緒で、ただ入院
していて今学校に出てこれないと嘘をついている。

「てかさぁ愁次くんって里架と元中なんだよねぇ!!」
舞子が聞いてきた。

「まぁ・・・ね」

「きゃーまじだ!!あたし~愁次くん狙ってんだよね!
 里架、協力してよぉ♪」
昨日までの舞子はそう言ってたくせに、


次の日―――
仁が学校にやってきた。

「えっと~野村仁です。今まで入院しててこれませんでした。
 これからよろしく!」
HR(ホームルーム)の時間に仁は軽い自己紹介をやった。

「里架~仁くんってカッコ良くなぁい?」
舞子が興奮した顔で言った;

「舞子~愁次の事狙うんじゃなかったのぉ?」
舞子はとなりの席だからあたしは舞子に呆れて言った。

「だって仁くんあたしのもろタイプなんだもぉん!!」

仁は偶然にも里架の後ろの席になった。
「里架ッ!」
ニコっと笑った仁の顔はだいぶ昔に戻っていた。

「里架ッ知り合い~?」

「・・・彼氏」
恐る恐る舞子の顔をうかがいながら里架は言った。

「まぁじでぇぇぇ??????」
ショックっといった感じで舞子は机の上に顔を沈めた。


放課後になって―――
「仁ーあたしバスケ部見学行くけど仁さき帰るぅ?」

「待ってるよ☆早く帰ってきてね」
お互い笑って手を振り合う。




「仁くーん!あたし里架の友達の長山舞子って言うんだぁ。
 よろしくね♪」
舞子は里架がいなくなったのを見て教室に入ってきた。

「よろしく!」

「仁くんって何で今まで入院してたのぉ?体悪いの?」

「俺、何か記憶障害で今も昔のことあんま覚えてないんだよ・・・」
仁は里架の友達だから話して良いと思って事実を全部舞子に話してしまった。


「えっじゃあ舞子のことも覚えてないのぉ??」

「??」

「舞子・・・仁と付き合ってたのに~」 

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