ありがとう


『ありがとう』


実は私、ちょっと前まですっごく後ろ向きなマイナス思考の心を持っていました。
自分に不都合な事が起こると すぐに人のせいにしたり、環境のせいにしたり
自分を否定するような事を言ってみたり・・・
雑誌やTV番組の占いコーナーを見ると、心にトゲが刺さったみたいな感じがして
毎日を楽しむような心のゆとりなんて考えられない程だったんです。

2003年の夏、自分の歴史の中でもトップ10に入るような大きな病気をして
入院生活を余儀なくされました。
毎日毎日 口をついて出てくるのはグチばかり・・・
そんなある日、本でも読もうと病院の図書室に行き本棚を探していると
無造作に積み重ねられた本が崩れてきて
私の手元に1冊の本が落ちてきました。

すっごくつまらなそうな本だったのですが、何気なくページをめくっていると
「この世のすべては自分の思いが作りあげている」
「自分の心しだいで人生は変わるんですよ」
みたいな事が書かれていて・・・・
そんな事考えた事も無かったんで、結構衝撃を受けてしまったんです
そして、その記事の結びに「ありがとう」はステキな言葉ですよって書かれて
いたのです。

その後数日して・・・
偶然にもお見舞いに来てくれた友達が1冊の写真集を持ってきてくれました
水の結晶ばかりの写真集なのですが、そこにも「ありがとう」が書いてありました
水でさえ「ありがとう」の言葉をかけると綺麗な結晶が出来るんです。
「ばかやろー」って言葉をかけた水は崩れた結晶でした。

その日から退院するまで何となく寝る前に「ありがとう」ってぶつぶつ言ってみる
事にしました
当時の私は、自分の感情さえも持て余し気味で疲れていました。
とにかく自分が変わりたかった・・・正直な気持ちでした。

最初は照れくさかったのですが、お見舞いに来てくれた家族や同室の人、
看護婦さんやヘルパーの方、お掃除やお給仕して下さる人たちみんなにも
事ある毎に「ありがとう」っていいました。

退院してからPCで「ありがとう」って検索してみると・・・
驚く程のヒット数でした。
その中から色々たどってみたのですが・・・・
「小林正観さん」という方が「ありがとう」で有名な方だそうで
本当に奥が深い言葉だと知る事ができました。

「有難い」とはその昔、神仏に対して使われる言葉だったらしく
とってもパワーのある言葉なのだそうです。

小林正観さんがおっしゃるには、なるべく声に出して
何万回も言った方がより強くパワーを実感できるそうなのです

最初は感情を込めなくて良いので口先だけで「ありがとう」と言ってみる
そのウチにありがたいと思えるような出来事がどんどん起こってくるので
心配する事はありませんよ
まずは、何回も「ありがとう」って言葉を言いましょう。

私も最初は半信半疑だったのですが・・・
意地悪な言いかたをすれば「ありがとう」って言っても損する事はありませんよね
早速真似して毎晩100回位言うようにしてみました。

劇的な変化っていうのは無かったのですが、
毎日「ありがとう」って言う事によって 気持ちが少しずつ前向きに変わって
行ったような感じがありました。

そのウチにただ「ありがとう」だけ言っていてもつまらなくなって来たので(笑)
祖父母の事を考えたり、両親や家族、その日に自分に関わってくれた人達
どんどん顔を思い浮かべて「ありがとう」を言うようになりました。

今年に入ってからは、昔だったらとても言えないですが・・・
大嫌いな人達の顔も思い浮かべて「ありがとう」って言うようになりました。
そして、何で嫌いなのかを考えてみたら・・・
別にたいした理由なんてないんですよね(笑)
昔の職場でセクハラまがいな事を言われたとか、ちょっと意地悪されたとか
その程度の事なんですよ・・・
何年も根に持って腹をたてるような理由ではなかったのです。

「ありがとう」を言うようになって、一つ一つ自分の心と向き合って
整理して浄化して、良い事も悪い事も執着を絶ち切って・・・
とっても心が軽くなりました。
そして今まで抱え込んでいた気持ちをきれいさっぱり浄化した後には
何でも楽しめる心のゆとりが芽生えてきたのです。

世の中には色々な人が居るのと同時に色んな想いがあるので
中には「ありがとう」の言葉がとても重たく感じる方もいらっしゃると思います。
自分がこうだったから!って押しつけがましいのは好きではないのですが

精一杯がんばってる今の自分に「ありがとう」
これ以上どうやってがんばるのさ!?って思ってる自分にも「ありがとう」
自分の気持ちを受け止めてあげられるのは自分しかいないと思います
自分の一番の理解者は自分自身だと思います
どんな自分であっても絶対に否定しないで・・・自分を傷つけないで・・・
たった一人の自分を大切に思ってほしい・・・。

ここまで目を通していただいた事、感謝しております。
ありがとうございました。

















© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: