しげのガレージライフ

しげのガレージライフ

07年岡山国際 第6戦



この週末の降水確立は土曜日が30%、日曜の午前中が70%となっている。
今年に入っての初レースとなるが、たたられているのか、レース当日は雨になりそうな雰囲気だ。
ちなみに今年開催されたN250の2レースはいずれも雨となっている。

ドライで走りたい。でも最近タイムの落ち込みが大きい。ドライだとレースになるのか?
じゃあ雨降ったほうがチャンスがあるんじゃないか?
でも、チャンスはあるけど、転倒の危険性が上がるな。
転倒はやだ!
などと、この週末は複雑な心境で過ごすことになる。

15日(土曜日)
どんよりと雲が立ちこめている。明日の天気を占うかのごとく、今にも雨が降り出しそうである。
レース当日は雨の可能性が高く、練習をしても無意味に思えたが、せっかくのN250勢がそろう前日練習なので、2本だけ走る予定だ。

金曜日夜、てっちりくんから連絡が入り5Cの一角を確保との事。
朝サーキットへ着き、5Cのピットへ便乗させてもらう。
こーじくんらトリップトラップ御一行と、てっちりくんと同じピット。2日間楽しませてもらうことになる。

563316781_239.jpg

1本目
序盤は軽く流して、後半ペースアップするつもりでコースイン。
予定通り、序盤は1分51秒くらいで5周程周回する。
”そろそろいいかな”
とペースアップを図る。
ペースアップを・・・・・ペースが上がらん!
51秒でリズムができてしまったようで、単独ではペースアップできない。
”やべえ!”
泣きそうになっていると、とらおさんが抜いてゆく。

ヘアピン

”チャンス!”
とばかりに後ろへ付き、引っ張ってもらう。
微妙に離されながらも、なんとか49秒台に突入。
最近とらおさんにはお世話になる機会が多い。
早いとこベスト更新して、お世話できるようになりたいもんだ。

反省:あまりゆっくりしたペースで周回すると、そのペースになじんでしまう。

2本目
今にも雨が降りそうだが、まだ大丈夫。先ほどの教訓を生かし、2周目からペースアップ。
もくもくと周回をこなすも、やはり49秒止まり。
立ち上がりでプッシュアンダー気味と感じたので、フロントのプリロードをかけてみるも、よい感触はなし。
やはりタイムアップは難しい。
インフィールドはいい感じなんだけど、やっぱりストレートが課題。

走行後に車体をチェックすると、フロントサスが底付気味。
リヤの残ストロークも明らかに減っている。
最近気になってはいたが、やはりウェイトトアップのせいか?


3本目
2本しか走らない予定であったが、試したいセッティングがあったので、もう1枠走ることに。

突き出しをベストが出ていた頃の状態(5mm→0mm)に戻し、更にリヤのプリロードをかけてコースイン。
”うん?いいような気がする。しかし、経験上このセットだと、リヤへのトラクションを積極的にかけないと、いきなり滑るんだよな”
などと考えながら走るが、それほど問題もでない。体重増加のおかげか?
が、タイムが上がらん。
結局50秒切れずで終了。
”タイムが出てなけりゃ乗りやすいと感じるわな”

もちろんリヤプリロードはリセット。
突き出しのみ0mmで行くことにする。


走行終了後、てっちりくんと交代で車検を済ませる。
土曜日はクルー無しなので助かりました。
ブレーキ周りのメンテと、ミッションオイル交換をして帰路につく。



16日(日曜日)
あいかわらずどんよりとした天気である。
天気予報では先日から大きく変わって1日曇り。夕方から雨。
のはずだが、時折水滴が落ちてくる。路面を濡らすほどではないが気になる。

結局天候の状態は変わらず、暖気後迷わずドライタイヤを組み込む。

スタートマエ.JPG

予選
コースインすると、前にはとらおさんとこーじくんがいる。
ちょうどよいペースメーカーだ。

久しぶりのレースなので、妙に気合が入る。やはり、練習走行ではあり得ない感覚だ。
インラップから49秒台に入る。まだ余裕がある。
とらおさん→こーじくん→しげの順で周回する。
そのうち、こーじくんがとらおさんをパス。
”ペースが上がるぞ。ついていくで!(▼▼メ)”

と思いきや、こーじくんも調子が悪いのかペースアップならず。
むしろとらおさんの方がペースが勝っているようで、前が詰まっている状態。

ラップタイムは相変わらず49秒台。

そのうち、バックストレートでポール争いをするであろうB2さんとコバさんがpassしてゆく。
”4台分のスリップじゃ~”
とばかりに後ろへもぐりこむが、それでも離れてゆく。
ウェイトハンディーは馬鹿にならない事を痛感させられた。

結局、そのまま予選終了。
人の事は言えないが、今回こーじくんも調子悪すぎ。俺にとっては助かるけどね。

予選:総合13位(クラス10位)/22台(16台) 
ベストタイム 1分49秒354
グリッド 5列目アウト側

決勝
雨が予想されたにもかかわらず、時折日がさしたりと、分けわからん天気のまま決勝の時間になる。

ウェイティングエリア.jpg

1年ぶりということもあり、ずいぶん緊張する、
スタートさえ切ってしまえば楽しい時間なのだが、このスタート前の時間が大嫌いだ。

サイティンラップを終え、グリッドへ付く。

グリッド.jpg

前方には12台のマシンが並んでいる。
いつも頭の中で、スタートのシュミレーションをするが、その通りにいったためしがない。
今回は方向だけ決め、あとは行き当たりばったりの作戦とする。(それが作戦か?)

ウォームアップランが終わり、シグナルレッド
スロットルを大きく開ける。
消灯、クラッチミート!
一気に2列目までのマシンが迫ってくる。我ながら絶妙なスタートだ。
1コーナーをややミドルからカットイン!
2コーナー、3コーナーもややミドル入りでバックストレートに突入。
前には多分8台のマシン。ここまでは大成功!

ストレートが遅いしげは、当然のごとくバックストレートの真ん中当たりで1台のNSRに交わされる。
エンドのブレーキで一気に詰め、インフィールドに突入。
トップ集団は目の前だ。
インフィールドは難なく食い下がり、ホームストレート。
当然後ろが気になるが、ここではパスされない。

2周目
バックストレートで離されるも、インフィールドで再び前の集団に詰まる。
トップから数台はこの集団から抜け出している。
しげのいる集団はまだタイムが上がってない。
”チャンス!”

3周目
バックストレートで、SP400(FZR)が抜いてゆく。
ヘアピンのブレーキで追いつき、インフィールドでふん詰まり状態に!
”ここで頭抑えられるとつらいな(>Δ<)”
最終コーナーまで頭を抑えられ、ホームストレートで一気に離れてゆく。
”くっそ~、いつものパターンだ!”

4周目
バックストレートで前の集団からやや離れたしげを、SPのNSRが抜いてゆく。

5周目
再びバックストレート。前の集団から更に離れたしげを、これまたSP400(ZXR)が抜いてゆき、そして3周目と同じパターンが繰り返される。
こうやってじりじりとビハインドが増えてゆく。(T_T)
しげのいた集団(多分6位争い)は、やや先でごちゃごちゃやっている。なんとか追いつきたい。

6周目
インフィールドで前の集団から、1台の#17のNSRが脱落。しげの頭を抑える形に。
”抜いてやる(▼▼メ)”
と挑むも、すぐにホームストレートで離される。
”ペースダウンじゃなく、単なるミスか?”
1コーナーで追いつき、2コーナーでテールにベタ付け。
”勝負はアウトウッドじゃ~!”
と考えるもモスS(ほとんどストレート)後半で離され、ブレーキで抜くにはちょっと厳しい距離に。そして再びバックストレートで一気に置いて行かれる。
これで、更に集団と離れる。

7周目
前のグループは数十メートル先に見えるが、今の調子では追いつきそうにない。
しかし、まだとらおさんに抜かれてない。
かならず追いついて来るはず!気を抜けない状況だ!

8周目~
1コーナーで前のグループを走るこーじくんが失速。
”マシントラブルか?おさきに~(^^)”
”おさきに~?、お先に~ いかせろよ~(▼▼メ)”
ストレートはきっちり離れてゆくし、マシントラブルではないらしい。
しかし、49秒台にタイムが落ちており、集団がどんどん遠ざかってゆく。
”早く行け~、後ろに追いつかれる。追いつかれたらまともにストレートでぬかれるやんか!”
バイパー立ち上がりで並びかけるが、この短いストレートですらやや離れ、ブレーキで抜くのは厳しい。


そうこうしているうちに最終ラップ突入。
1コーナー立ち上がりでアウトから並びかけ、2コーナーのインにねじり込もうとするが、ここは今まで何度か彼を抜いたことがある。手の内は読まれており、きっちりインをブロックされる。
立ち上がりで一気に差が詰まるが抜くまでには至らず。
アウトウッドで立ち上がりで並びかけ、バックストレートに向けて加速!
スリップに入る……はずが、当然入っても離れてゆく。
ヘアピンとリボルバーで差を詰め、バイパー立ち上がりでもう1度並びかける。が、やはりダブルヘアピンまでに離れてしまい、相当のリスク(下手すりゃ危険走行)を犯さなければ抜けそうにない。

バトル.jpg


チキン いや おとなのしげがそんなリスクを犯すはずもなく、
”もはやここまでか(>Δ<)”
と戦意喪失。
無抵抗のままホームストレートを駆け下り、チェッカーを受ける。

決勝   :総合12位(クラス9位)/21台(15台)
ベストタイム:1分48秒846



パドックに帰ると、
”確認したいことがあるのでタワー3階へ来い!”
とオフィッシャルから指示を受ける。

”なんだ?スタートは良かったが実はジャンプスタート?でも旗は振られてなかったよな。じゃあ、危険走行?そんな記憶ないぞ”
頭がフル回転するが、行かぬことにはわからない。

タワー3階へ着くと、
係員:スタート後のアウトウッドでどの位置にいましたか?”
しげ:前の方にいたと思いますが、なにかありましたか?
係員:アウトウッドで危険走行をしたマシンがあり、2台が巻き込まれてオーバーラン。本人はヨタヨタとレースに復帰しました。ゼッケンは確認できなかったのですが、しげさんのマシンに色が似てたんです。
しげ:自分はいい位置に付けていたし、そこで失速もしてない。そんな危険なラインを走った記憶はないよ。
係員:ご協力ありがとうございました。しかし、2台がオーバーランしてなかったら、マルチクラッシュになってたところでした。

危険走行の内容は、アウトウッドへインベタから侵入し、そのまま曲がり切れずアウトいっぱいまでコースを横切ったらしい。
確かにスタート直後のダンゴ状態でそんなラインを走られたらたまったもんじゃない。最低限のマナーは守ってほしいもんだ。

ここでピンときた。コースアウトの1台はとらおさんではないか?追いついてこなかったたのはこのせいか?
あとで確認すると、やはりとらおさんだった。更にもう1台もお友達のさるさんだった。つまり、巻き込まれた2台はともにお友達!なんて運が悪いんだ(>_<)
しかし、転倒がなかったのが不幸中の幸い。


今回も追い下げのレースでがっくり!しかし、タイムが落ち込んでいる今の状態にしては頑張ったほうだと思う。
そして、今回もバックストレートでしか抜かれていない。これもほっとした。

久しぶりのレースだったが、通常の練習ではここまでの集中力と気持ちの高揚はない。
やはりレースはいい!やめられまへんな!(^^)


次回は11月のモトレボ(SS平成だったかな)へ参加予定。もう少し楽しめるよう、引き続き減量に励みたいと思います。
”ビクトリー!”



※レース中の出来事のため、一部記憶が飛んでおります。展開の詳細は若干異なるかもしれませんが、お許しください。


※写真はトリップトラップこーじくんのお友達に頂きました。ありがとうございます。



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