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荷物の整理をしよう
10月28日、我々の船旅も102日目を迎えた。昨晩から揺れが強くなり、天候も不安定である。オセアニック号は太平洋の中間点を過ぎ、現在は北緯37度付近を西南西に航行している。
「太平洋上で読書」
(天気はすっきりしないが、水平線の彼方に身も心も吸い込まれていくようだ)
ただどこまでも続く海の上での読書。洋上生活が3ヶ月も続くと、これが日常のこととして慣れてしまった。しかし、これはきっとすごく贅沢なことなのだ。旅程も残り少なくなった今、一人ちょっとだけ感傷に浸ってしまった。
昼食後、デッサンや水彩画を描いて過ごす。最後の寄港地(=帰港地)に向けて企画や催しも行われているが、自分は一人部屋の気楽さゆえにマイペースで過ごしている。
「船室の窓側」
(丸テーブルの上にティーセット、左窓の棚に本やファイル類、右窓の棚にはCDプレイヤー)
今日は、寝不足のために頭が重い。夕方になるとうまく描けないところがあって行き詰まった。そうなると集中力が続かなくなって飽きてくる。そこで、お土産品の整理を始めた。
パッキングデーは10月30日に設定されている。4人部屋などは各自の荷物で大混乱になるのではないだろうか。その辺りの事情は知りえないが、1人部屋はマイペースで荷物の整理ができる。
まずは船室に飾っていた寄港地の土産品を片づけて段ボールに入れよう。そして、持ってきていた文庫本やファイルケースなどをスーツケースにしまう。衣類は当面不要な夏物をパッキングするのだ。
「ベッドから眺めた船室
」
(左ドアはトイレ、右はシャワー室、中央にデスクと鏡、右にはソファー、その手前がロッカー)
真夏の7月17日に横浜を出港し、東南アジアから西アジア、西欧までは真夏の暑さの中での旅だった。しかし、9月初旬に北欧に入ると晩秋から初冬の寒さとなった。その後9月下旬に中米に入ると夏の暑さを思い出す日射しを浴びた。そしてまもなく10月の終わり、晩秋の日本に帰るのだ。
「思い出の品々」
(ソファの上は、1都市1品ということで買った様々な雑貨の置き場となっている)
帰港時の気候が想像できないが、多分長袖アンダーウェアに冬物のシャツ。下は冬用のジーンズだろう。それを想定しながら、残り日数の洗濯計画も考えてパッキングする衣類を選択する。
20時から、GETの担任Loganを招待して洋上居酒屋「波へい」でクラス会をする。11時過ぎまで、英語のゲームなどをして過ごす。しかし、つい日本語でしゃべっていたのを反省する。
GETだけでなく、様々な講座やイベントで知り合った人たちも、帰船後の生き方を考える時期になってきた。若い人たちは、学校や仕事が待っている。シニア世代には家庭や趣味、ボランティアなどが待っている。
ここ数日、「波へい」ではいろんな集まりのお別れ会が行われている。5日間船旅が延長となったことへの追加料金を払った人に「波へい」利用券が配布されていることもあり、200人は入ると思われるこの洋上居酒屋の座席はほぼ埋まっていた。
今日も時差発生。日本との時差はついにプラス1時間だけとなった。
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