かっしーの照る照る読書日記

2005.08.06
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カテゴリ: 楽しみ
日本メンタルヘルスで学んだトランスパーソナル心理学について、興味が湧いたので購入。

前半は理論、後半は実践ということで、いくつかのエクササイズが紹介されている。
メンタルで教わったこととは、少し違う切り口。
般若心経、禅とも絡んでいる。

●トランスパーソナル心理学とは
トランスパーソナルとは、個人としての自分を越えるという意味。

トランスパーソナル心理学とは、個人としての自分や自分の幸せへの執着・とらわれを越えた生き方を目指す心理学。

これまでの心理学が重んじてきた自己決断とか自己実現の大切さを認めながら、それらを含んで越えて、この世界に現れている自分を越えた何かの働き、向こうからの呼び声を大切にする心理学。

トランスパーソナル心理学=自力+他力の心理学


●自己探求・自己成長の三つの段階
1.個人としての自分を確立する
   プレパーソナルからパーソナルへ
2.自分を越えたいのちの働きに目覚める
   パーソナルからトランスパーソナルへ
3.日常の中で、自分を越えた向こうからの呼び声を聴く
   トランスパーソナルからパーソナルへ

特に興味が湧いたところは、3つ。

ひとつは、第1章「自分を生きられない日本人の私」での、癒しをもとめる原因。
 1.自分がない。自分を出せない。自分がわからない。
 2.自分の暗さと向き合えない。悩むことができない。

 4.ひとりになれない。安心できるつながりがない。

ふたつめは、エクササイズ2。
「私は~できない」から「私は~しないへ」。ゲシュタルト療法
自分の思い込みを、少しずつ言葉を変えてることで、気づく・感じる。

例えば

  ↓
「私は、人の愛を受け入れていない」
  ↓
「私は、人の愛を受け入れたい」

みっつめは、フォーカシング。
自分を離れたところから自分自身を見る眼を養う方法のひとつ。
自分の心のさまざまな部分、いろいろなうちなう自分の声に静かに耳を傾けていく方法。

「トランスパーソナル心理学入門」諸富祥彦
講談社現代新書 1999年 08月 税込:756円

トランスパーソナル心理学入門

トランスパーソナル心理学入門





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最終更新日  2005.08.07 10:54:35
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