球根

歌声


聴くことは
ないだろうのに
なぜ今夜
こう繰り返し
思い出す
顔も体も
温もりも
全て記憶の海に沈めた
たった一つを
除いては
それは遠くで
聴いた歌
他の誰かに
寄せた歌
僕の近くに
いた時よりも
君の心は
震えてた
それは確かに
響いてた
僕の心は
伝わらずとも
君の心に
触れた時
初めて君を
知った時
それを最後に
僕はもう
君を離すと
決めたから
もう二度と聴く
ことはない
けれどもどうか
今夜だけ
そう今夜だけ
僕の為

今夜は僕の
為だけに
歌って欲しい
心の声で

2002年09月04日

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: