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岐阜県のお客様の処へ明日持って行くケースメントサッシの建具です。一見何事もないアルミクラッドの木製建具ですが、実は雨漏れをして建具の下枠部分が完全に腐ってしまったという状態でした。写真は、建具を上下逆さまにして置いてある状態ですので、上側の方が下枠となっています。こちらの建具は、マーヴィン(Marvin)のものですが、マーヴィンが日本から撤退してしまった為、新しく建具を取り寄せることが出来ず、非常に大変ですがアルミカバーを外して、建具枠の一部を新しい木で付け直すという作業をします。また、ロック受けやオペレーター・ブラケットの金物やトラックレール、上下のウィンドウヒンジなどは、木部防水塗装の際に邪魔ですから、これらも全て元の位置に正確に付け替えるという作業も発生します。木枠が欠損して付ける位置が分からなくなってしまうというトラブルを避ける為に、事前に取付け位置を記録しておくという作業も忘れては、正確に修理は出来ません。そういう一連の気遣いを行いつつ、木部防水塗装や屋外側のガラス及びアルミのつなぎ目防水といった作業も実施します。きれいに修復されたものを見ると、やっぱりマーヴィンの木製サッシは美しいですよね。建具が腐ったからと言って、これを国産のアルミサッシに替えてしまうなんて本当にもったいないことだと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月30日
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岐阜県のお客様のおうちに伺って、高級なスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の修理を完了してきました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのペラウィンドウ(Pella)製デザイナーシリーズ。可動ドアの下枠が中から腐ってしまい、戸車がドアの中にめり込んで下枠のレールの上を重いドアが全く走らない状態でした。つまり、修復前は開かずの扉になっていたのです。枠が腐ったドアを建具屋さんに直して頂いてから、木部防水塗装と屋外側の防水処理を行ったのですが、ドアの構造があまりに雨を意識していない感じでしたので、脆弱な箇所全てを防水処理しました。そして、昨日そのドアを取付けに行ってきたのですが、ご覧の通り無事に納まりよくサッシに取り付けることが出来ました。ドアの建て起こし調整や鍵の掛かり具合の調整を行い、ドアがスムースにスライドするのをお客様にも確認頂き、大変お喜び頂きました。お客様曰く、こんなにスムースに動くのは何年振りのことだろうとのことでした。可動側のドアだけでなく、今回交換しなかったFIX(ハメ殺し)側のドアの防水処理も同時に行って、これで全ての作業が完了です。紆余曲折あったドアの修理でしたが、やっと満足頂ける状態に出来て私たち ホームメイドとしても安堵することが出来ました。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月29日
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三重県のお客様から、輸入サッシ等に不具合があるので見に来て欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのカナダ キャラドン(Caradon)製。写真は、鍵が掛からなくなったケースメントサッシのロック金物です。20年以上前に新築されたそうですが、その3年後くらいに施工会社が倒産してしまい、それ以来メンテナンスを相談する先がなかったようです。近くのサッシ屋さんやリフォーム屋さんにも相談したらしいのですが、どこも輸入サッシは分からないからということで断られてしまいました。最近、私共 ホームメイドをNETで知って、愛知県からでも来て欲しいというお客様の熱意を感じお伺いした次第です。お客様の中には、駆け引きしたり値段で勝負したりする人もいますが、そういう場合は仕事に関係なく手を引きます。だって、私たちの仕事を誰でも出来る仕事だと思っていらっしゃるということですから、そういう仕事は他の業者さんでやってもらえばいい話です。今回ご相談頂いたキャラドンは、随分前に会社自体がなくなってメーカーからのアフターサービスもありません。でも、こうした部材は、海外の部品メーカーから調達することが可能ですから、修理に特に問題はありません。ただ、このロック金物は鍵を掛ける部分を改善していますので、ロック受けの部品も改良されたものに交換することが必要ですし、取付け位置も微妙に変化しますから、修理にはそれなりの手間が必要です。今回これ以外にもいくつか修理・メンテナンスをご相談頂きましたが、ほぼ全て交換・調整で解決出来そうですから、きっと家は見違えるように蘇ると思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月27日
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岐阜県のお客様からお預かりしたスライディング・パティオドア(掃出しサッシ)の木部枠の復旧が完了しました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのペラウィンドウ(Pella)製デザイナーシリーズ。可動側のドアの木製下枠が雨漏れで腐ってしまい、木材を加工してそれを修復するという作業が完了しました。屋外側のドアの表面には薄いアルミでカバーがしてありますし、ドア下には重いドアを支える戸車(今回交換)も付いていますから、一連の加工を施すのは至難の業です。苦労しながら建具屋さんが組み上げてくれた建具ドアですから、将来また雨漏れで腐らないようにする為に、室内側の木部は白い専用の防水塗料 ティンバーケアを塗って、外装のアルミのつなぎ目やガラスの周囲に防水処理を実施します。それにしても、ペラウィンドウのデザイナーシリーズの掃出しサッシは、雨仕舞がほんとよくないですね。ペラウィンドウでも高級バージョンのサッシですから、もっと防水に工夫がしてあると思っていましたが、構造的には弱点が多いという印象です。国内でデザイナーシリーズの掃出しサッシは然程多く出回っていないと思いますが、お使いの方がいらっしゃればすぐにでも防水対策をして頂きたいですね。また、おうちに取付けが完了しましたら、記事に書かせて頂きます。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月26日
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岐阜県のお客様から輸入住宅のドアについて、いろいろと修理のご相談を頂きました。今回ご紹介するのは、収納用のドアとして使われるバイフォールドドアと呼ばれる折れ戸です。バイフォールドドアは、ピボットと呼ばれるいくつもの支点部品によって支えられ開閉するという構造の折れ戸になります。簡単な構造ですが、隙間の取り方を考えたり、水平・垂直を調整したりするのは結構経験が必要となります。そういった調整を私もよく行いますが、開口寸法が標準的なものと違っていたり、周囲のドア枠自体が歪んでいたりするケースも多く、まともな施工が出来ないこともしばしばです。こういうことは、新築時の施工精度に起因している問題だったりするので、調整メンテナンスでは完璧に施工することは難しかったりします。そういう場合は、ある程度妥協をしながら、最もバランスがいい処を見付けて、そこで固定するという方法を取ります。恐らく今回も同じようなことをやらなければならないと思いますが、その前にドアの下の取付けてあるボトム・ピボットを直さなければなりません。部品自体も破損があるとのことですが、ご覧のようにドアに空いた穴が大きくなって、ピボットがドアの中にめり込んでいます。こちらのドアは、ハローコア・ドアと呼ばれるフラッシュ・ドアで、表面に化粧の板を張り付けて中が中空になったものになっています。また、細かな木くずを圧縮して固めたMDFと呼ばれる素材の為、湿気などで膨れて素材がボロボロになってきます。そういう点で、何かを固定して取り付けるということが難しくなるという欠点がありますが、その分価格が安いということで多くの輸入住宅に使われています。輸入の折れ戸の調整・修理は、知識と経験がものを言う仕事ですから、開け閉めがしづらくなってきたら、早めに専門家に相談して直してもらうようにしたいものです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月24日
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愛知県のお客様から、輸入サッシのバランサーが下から落ちてきたので、直して欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、樹脂サッシのインシュレート(Insulate)製シングルハング。写真のように、下窓の建具(障子)を上に上げると、下から棒状のバランサーが落ちてきているのが分かります。また、バランサーの吊りヒモも窓枠から外れて、ぶら下がった状態になっています。こういう場合は、バランサーに内蔵されているバネが錆びて、伸び縮みをしなくなった為に建具から脱落してきたことが考えられます。バランサーは経年劣化する消耗品ですから、15~20年くらいで交換すべきものなんですが、それ以上に長く使い続けているんだろうと思います。バランサーの不具合は、窓1ヶ所だけというふうに思っていらっしゃる人も多いですが、シングルハングがいくつもあれば、それらも既に寿命を迎えていますので、一緒に交換した方が安心です。アメリカからの送料が結構な金額になりますし、交換する出張費も掛かりますから、壊れる毎にいちいち調達して交換していたのでは、費用もバカになりません。先日、お金を出来るだけ掛けたくないというお客様が、新しいバランサーを建具の下から押し込んでやれば元に戻せると思い込んで、交換は自分でやるとお話されていた方がいらっしゃいましたが、それは窓の構造を理解していないと思います。交換したことがないという人は、まずは私共のような専門家に交換作業をやってもらって、その仕事を勉強してから次は自分でやってみるというふうにした方が正しい手順や構造も学べていいかと思います。やれもしないことを無理してやると、失敗して更に費用が膨らみます。何でもそうですが、急がば回れですよ。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月22日
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長野県のお客様から、輸入の木製玄関ドアに付いているハンドルセットの調子が悪いので、替えたいというご相談を頂きました。ハンドルセットは、国内で販売されていないカナダ ワイザー(Weiser)製。写真は、そのハンドルセットですが、一見するとクイックセット(Kwikset)のチェルシー(Chelsea)のデザインに似ていますが、細かな部分で違いがあります。また、ドアラッチやデッドボルトバーについては、現在販売されているものの多くは通常フェースプレートが付いていますが、こちらのものはドライブインと呼ばれる古いタイプのものが装着されています。ドライブイン・ラッチなどは、頭の部分が丸くなっていて、取付け穴に差し込むだけで取付けが完了する為、非常に施工が簡単なんですが、取付け穴の直径が大きかったりすると、ラッチ自体が穴から抜けてきてしまったり回ってしまったりするので、デメリットもあります。そういうことで、近年のものはフェースプレートが標準的に付けられているのだと思います。ワイザーの古い製品は、中身が少し特殊なものもあり、将来部品を交換するような場合には、いちいち部品をカナダから調達しなければならないということから、国内でも比較的入手しやすい輸入のものに付け替えておく方が安心かも知れません。勿論、ドライブイン・タイプのものは、日本で入手するのが大変かも知れませんが、私たち ホームメイドなら比較的入手は簡単です。ですから、今回ワイザーとは違うメーカーの製品をご提案しますが、それに装着出来るドライブイン・ラッチやドライブイン・デッドボルトバーを一緒に提供したいと思います。あと、万一の場合にキーやキーシリンダー(鍵)の交換もしやすいものとすることを忘れてはいけませんね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月21日
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愛知県のお客様から、輸入サッシの台形出窓について窓が開けづらいというご相談を頂きました。輸入窓は、木製アルミクラッドのペラウィンドウ(Pella)のベイウィンドウ。ベイウィンドウの両サイドにケースメントサッシが付いているのですが、建具(障子)の戸先側上部がサッシ枠に当たっていて、開ける時に建具の上の方を外に押してやらないと開いていかない状態でした。写真は、そのサッシを屋外側から撮った様子です。ケースメントサッシの隙間の状態を見てやると分かりますが、明らかに戸先側の上の方はサッシ枠との隙間が殆どないことが分かります。また、その対角線の吊元側の下の方も同様に隙間がない状態です。それとは逆に吊元側の上の方は、隙間が大きく明いていますし、対角線にある戸先側の下の方も隙間が明いていますね。つまり、台形出窓の取付け方の問題で、吊元側の上部から戸先側の下部方向(黄色い矢印方向)に台形出窓の重量が掛かり、出窓が変形しているといった状況です。こういう場合、外壁材を外して出窓自体の取付けをし直すということは非常に大きな工事になり難しいかも知れません。であれば、出窓の下をジャッキアップして、出窓を正しい位置に戻した処で窓下に何らかの支えを追加してやるという方法しかないかも知れません。ただ、出窓の下に支えを固定するだけの下地材があるかどうか、支えを外壁に取り付ける為の下地があるかどうかといった問題もありますから、なかなか施工は大変かも知れません。因みに、外壁のレンガタイルの下地には発泡ウレタンの断熱材が張り付けてある「パンブリック」という材料ですから、支えの固定は簡単ではありません。(因みに、建築会社は随分前に倒産し、パンブリック(Pan-Brick)の代理店も今年倒産して、材料は現在入手不可です)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月20日
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千葉県のお客様から、賃貸物件の窓の鍵が壊れたので部品が欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、樹脂で出来たアルパイン(Alpine)製引き違いサッシ。写真は、そのサッシに付いていたロック部品の本体です。ロックレバーとそれに連動するクレセント・ロック(回転フック)が、引き千切れるようになくなっています。この部品は鉄で出来ていますから、そう簡単にはこんな破損にはならないはずです。こうなった原因は、部品自体の強度の問題ではなく、引き違いの2枚の建具(障子)の位置関係がずれている状態で鍵が固くて回せないというのを、無理に回し続けたことだと思います。つまり、サッシ建具の調整不足と使い方がトラブルの原因であって、ロック部品そのものには何ら問題はなかったものと考えられます。遠くにいるお客様は、費用の問題からご自身で取り替えをされるということですが、正しく修理が出来るかどうか少し心配です。単に不具合パーツを交換するだけなら誰でも出来る仕事ですが、根本原因を解決せずに修理を終えてしまうとしたら、また同じクレームを繰り返すだけに終わってしまうかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月18日
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9月15日(日)のTHE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン)という出版会社のNET記事が目に留まりました。幻冬舎 NET記事:「日本で最高評価の「断熱窓」は海外では「違法レベルの低性能」という驚愕の事実」現在、北米の輸入サッシの殆どは、日本国内で断熱性能の認定や防火地域への施工についても認定を受けていないことから、日本で使うことが出来なくなっています。これは、日本で輸入サッシの販売が減少している現状で、それなりの費用を掛けて認証を受けるメリットがないという理由から、性能は高くても認定自体を取ろうという気持ちがメーカーにはない為です。勿論、防火認定は日本以外の国では規定が存在しないという状況ですから、そんな特殊な認定を取ること自体バカげていると考えていると思います。窓の断熱性能を上げる為に、世界では熱が伝わりづらい樹脂製のサッシが広く使われていますが、火に弱いということで日本では29%程度しか樹脂サッシが施工されていないのです。(防火地域が殆どの都市部では、更に使用率は低くなります)日本の建築基準法は、輸入サッシについては排除する方向でしか考えられていないばかりか、今回基準法改正で断熱性能を義務化すると言いながら本気で海外のいいものを取り入れて国内市場の活性化に繋げようとも考えていないのです。(ドイツでは全てのサッシについて熱貫流率(U値)が1.3 W/m2・K以下でなければならないのに、日本の都市部(名古屋:6地域)はU値が4.65 W/m2・K以下でOKという低水準なんです)よく輸入サッシはメンテナンスが面倒だから、国産のサッシに取り替えようというお客様がいらっしゃいますが、敢えて性能の低いものに交換するなんてことはナンセンスでしかありません。私たちのような輸入サッシの専門家に相談すれば、然程面倒なこともなく修理やメンテナンスも可能です。そういった専門家を活用して、既存の輸入住宅を長く維持していったり、今後高性能な輸入住宅を新築したりするお客様が増えることを強く願わざるを得ません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月17日
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千葉県のお客様から、バランサーを装着する時に使う部品が欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、樹脂サッシのサーティンティード(CertainTeed)製シングルハング。写真の部品は、テイクアウト・クリップと呼ばれるもので、この部品のツメにチャネルバランサーの先を引っ掛けて両サイドの窓枠に固定します。その状態で下窓の建具を窓枠内に挿入すると、バランサーが建具に装着されて窓がスムースに開け閉め出来るようになるという仕組みです。ですから、バランサーをサッシに取り付けたり、取り外したりする際にはテイクアウト・クリップは必ず必要になります。ただ、バランサーの交換を行う時以外は、何ら役目がありませんから何でこんなものが付いているのか、全く分からないというお客様も多いかも知れません。当然、このテイクアウト・クリップが壊れていても、気にするということは全くないでしょうから、いざバランサーを交換するという段になって初めてこの部品の重要性を理解出来るという感じでしょう。頂いた写真では、テイクアウト・クリップの爪が折れてなくなっています。ツメ部分もプラスチックの薄い板状ですから、長く太陽の紫外線に当たっていると劣化して割れてしまうと思います。バランサーの定期交換は15~20年ですから、恐らくバランサーだけでなくこのテイクアウト・クリップも一緒に交換して頂くことが必要です。テイクアウト・クリップは、樹脂製だけでなく亜鉛メッキされた鉄製のものも多く装着されていますから、樹脂製のように爪が折れてしまうことは少ないと思いますが、窓が浴室などにある場合は錆びて欠損することがありますから、注意を怠らないようにして下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月16日
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岐阜県のお客様から輸入サッシの建具(障子)が傾いていて、うまくサッシを閉められないというご相談を頂きました。輸入窓は木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)製。写真のように、本来垂直になっていなければならない建具が、上と下とでは位置が異なっていてピサの斜塔のように倒れたようになっています。これは、雨漏れによって建具の下枠の木が腐ってしまい、建具の底面にビス留めされていたウィンドウヒンジと呼ばれる窓部品が木枠に固定出来ず、辛うじて上枠側のウィンドウヒンジだけで建具を支えている状態なのです。この状態は非常に危険で、上側のウィンドウヒンジを曲げてしまう恐れがあるばかりか、そのウィンドウヒンジにも負担が掛かって脱落するようなことがあれば、最悪建具の落下という結果をもたらします。ですから、早急に建具を外して安全な状態にしておいて、そこの窓開口を耐水合板等で塞いで養生をする必要があります。その上で、木製建具の木枠を修理して、防水処理や防水塗装を行ってから元の窓へと戻してやるという作業が必要です。口で言うのは簡単ですが、マーヴィンのサッシは分解出来るようには作られていませんから、木枠を外したりガラスの周囲の部材を外したりすることは至難の業。そう言いながら、私たち ホームメイドは、輸入サッシの建具の復旧をいくつも行ってきていますから、手間暇掛けて何とか元通りにすることが出来るんです。ただ、そういった一連の作業を行う際に、窓の開閉金物類に異常はないかチェックして、万一不具合がある場合は交換の為に海外から調達することを考えておく必要があります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月15日
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静岡県のお客様のおうちにあった掃出しサッシのレールです。ミルガード(Milgard)製スライディング・パティオドアの下枠に付いていたものが左で、右は長さを合わせる為にカットした新しいドアレールの切れ端です。樹脂製の下枠には幅が狭い溝が切ってあって、そこに古いレールが差し込んであったのですが、右のレールのように「ハの字」になっていないと溝の中でレールが立つことが出来ません。レールが立っていないと、重いドアの下に付いている戸車がレールの上を走ることが出来ないので、スムースにドアが動かない状況が生まれます。恐らく長年ドアを開け閉めしている時に、あまりのドアの重さに耐えかねて立っていたレールが横に倒れてしまったのだろうと思います。すぐにドアを外してレールを元の状態に立ててあげれば、元の状態に戻ったかも知れませんが、横倒しのまま使い続けた結果ハの字だった形状が完全に潰れてしまった感じです。私も最初レールが横倒しになっていることに気付きましたので、レールを立てようと試みたのですが、溝の幅の方がレールの幅より大きくて、すぐに倒れてしまいレールを交換する以外に直す方法はありませんでした。全く同じ形状・大きさのレールは存在しませんでしたが、互換性がありそうな強度の高いステンレス製のレールを見付け装着した処、うまくドアが左右に動くようになりました。強化ガラスのペアガラスが入ったドアは、恐らく60kg以上あると思います。これを支えきれずに歪んだり潰れてしまったりした掃出しサッシのドアレールは、国内の輸入住宅にはたくさんあるような気がします。サッシの動きが長年重いと感じていらっしゃる方は、ドアの戸車と共にレールの交換をしてみては如何でしょうか?輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月14日
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静岡県のお客様のおうちから外してきたロックケースとロックレバーです。輸入窓は樹脂サッシのミルガード(Milgard)製スライディング・パティオドア(掃出しサッシ)ですが、鍵が掛けられず困っていらっしゃいました。写真のように、ロックレバーのレバー部分は根元から折れてなくなっており、ロックケースの穴に差さっている爪も折れていました。こうなるとロックレバーが全く機能を果たせませんから、ロックケースはうんともすんとも動かず、鍵が掛からない状態になります。ロックケース自体も中にホコリが入り込んで、動きが渋くなっていますからこの機会に交換しておいた方が不安は少ないと思います。今回、これらの部品を取り外して、新しいものを装着してきたので、随分調子がよくなったのではないかと思います。勿論、鍵の部品を交換するだけでなく、重いドア自体の建て起こし(水平・垂直)、ドアの高さ(位置)も直してきました。ミルガードの鍵は、鍵爪が2つ上下に付いていますから、防犯性も他社のロックケースに比べて高くなっていると思いますが、逆に言えば鍵が掛かったまま破損すれば、鍵の解除は相当大変になります。こうやって破損する前に古くなったものを交換しておけば、そういうトラブルも未然に防げますので、定期に交換しておくことをお勧めします。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月13日
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静岡県のお客様のおうちに伺い、輸入の掃出しサッシ(スライディング・パティオドア)のガラス交換及び鍵の修理をしてきました。輸入窓は、樹脂サッシのミルガード(Milgard)製で、ハメ殺し側のドアに雨漏りによるペアガラスの内部結露が発生している状態でした。また、鍵も壊れている為、ロックレバーやドア内に内蔵されたロックケースといった部材も交換する必要がありました。日本の住宅は、掃出しサッシを日当たりのいい南側や東側の壁に設置するケースが多く、台風などの強い雨風をまともに受けてしまうばかりか、ヒサシなどの雨除けもない為、ガラスの周囲から雨が建具(ドア)の内部に入り込んでしまい、それが内部結露を発生させることになります。ミルガードの掃出しサッシ用強化ペアガラスは、基本的にインチ単位で出来ていますから、厚みも25.4mmという特殊な寸法になっています。ですから、普通のサッシ屋さんでは適正な大きさのペアガラスが製作出来ませんから、寸法の違うガラスを付けるケースも多く見受けられます。ただ、そうなるとガラスとドアとの間に隙間が生じてしまったり、逆にガラスが厚くてドアに納まらないなんてことになりますから、余計に雨漏れするリスクが増えたり、ガラス押え(押縁)が付かずガラスの固定が適切に出来ないというトラブルになったりもします。私たちは、常にそういったことへの気遣いをしていますから、必ず事前に現地調査を行って、ガラスの採寸や交換方法の確認を実施します。今回無事に大きな遮熱型(LOW-E)強化ペアガラスに交換が出来たのも、ロック(鍵)の部材を調整しながら取付け出来たのも、そういった地道な仕事を心掛けているからなのかも知れません。最後に、交換したハメ殺し側のガラスだけでなく、可動側のドアのガラスも周囲に防水処理を行ってこの仕事は完了です。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月12日
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愛知県のお客様の輸入住宅で、輸入サッシの調整・メンテナンスをして欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのペラウィンドウ(Pella)。写真は、いくつかある不具合サッシのうちのベイウィンドウ(台形出窓)。ケースメントの建具(障子)は開いた状況の写真で、特に問題はないように見えますが、開け始める際に建具が窓枠のどこかに当たっているそうで、手で軽く押してあげないと開いていかないらしいのです。また、無理に操作した為か、ハンドルもグラグラになっているものがいくつかあるようで、そうした処もメンテナンスをしたいとのこと。今回は、ペラの販売代理店をしている会社にお客様から直接相談があったらしく、その会社から近くでメンテナンスをしてくれる信頼出来る業者がいないかということで、私たち ホームメイドに白羽の矢が立ったようです。代理店の担当者からメールで簡単な内容と写真等を転送頂いただけで、まだ詳しい状況は現地調査をしてみないとしっかりした判断が出来ない状態ですが、長年の使用による調整不足や傷みがあるかも知れません。また、サッシのアルミのつなぎ目が開いてきているという話もありますから、そういった箇所の防水処理も行う必要がありそうです。今後現地調査の正式なご依頼がありましたら、早めに調査に伺ってみたいと思いますので、またその結果をご報告させて頂こうと思います。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月09日
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岐阜県のお客様から、輸入上げ下げ窓のバランサーが欲しいというご相談を頂きました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)製ダブルハング。写真は、そのバランサーに吊りヒモで繋がっているバランサーブリックと呼ばれる部品です。建具(障子)の両サイドに付いているピボットバーをこの部品の上に載せて、吊りヒモで建具を上下させます。写真でお分かりになると思いますが、吊りヒモがぶらんとしてバランサーから外れた状況になっています。これは、バランサーに内蔵されたバネが劣化して切れてしまった為に、それに繋がっているヒモも外れてしまったことが原因です。バランサーもこのバランサーブリックもサッシの両サイドにあるジャムライナーと呼ばれる樹脂製のレール部材の中に入っていますから、簡単に取り外すということは出来ません。これらを外したければ、ジャム自体を木製の側枠から取り外さなければならず、その為には手順(知識)も道具も必要となります。私たちが事前に無理ならば取外しを中止して戻して下さいとお願いしましたが、今回お客様はバランサー本体を無理矢理外してしまったようで、ジャムライナーが割れてしまいました。ジャムライナーは現状マーヴィンから入手することが出来ない部材ですから、補強して直す以外バランサーを装着することが出来ない状況です。輸入サッシは、日本のサッシ屋さんでも取り扱いが難しいものですから、やった経験のない素人の方が何とかなるという安易な考えで分解・組立出来る代物ではありません。最初はプロに修理を任せて、その仕組み(構造)や手順、やり方を理解出来た状況で自分でメンテナンスをするようにして頂かないと、取り返しが付かないトラブルにもなりますからご注意下さい。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月08日
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愛知県のお客様のお宅に取り付ける新しい交換用建具(障子)の防水作業をしています。不具合を起こした輸入窓は木製アルミクラッドのサミット(Summit)製ダブルハングサッシ。ペアガラスの周囲からの雨漏れで、建具枠の木が腐ってしまったというトラブルでしたから、雨漏れ対策は必修です。屋外側のガラスの周囲に、青いマスキングテープをきれいに張ってあるのがお分かりでしょうか。また、アルミのつなぎ目にも同様にマスキングテープを張りましたが、万一水が中に入った場合に備えて、雨水の出口となる部分には敢えて防水処理を行いません。マスキングテープを張った場所には、カビ防止の防水材を入れて雨漏れしないように備えます。勿論、建具を製造したシエラパシフィック(Sierra Pacific)という窓メーカーでも製造段階で防水材を施工しているので、ダブルで防水処理をすることになります。それ以外に、建具の木枠は腐らない処理がなされた「コアガード」と呼ばれる木を使っていますし、その木の上にはパラペイントの屋外木部用防水塗料 ティンバーケアを塗ってありますので、二重三重の対策を実施しています。ただ、ここまで万全の対策をしていても、人間が作るものに絶対はありませんから、定期的に点検・メンテナンスをすることを怠ってはいけません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月07日
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静岡県のお客様からご依頼を頂きましたピーチツリー(PeachTree)の輸入サッシ部品が入荷してきました。サッシは木製アルミクラッドサッシですが、サッシの構造は非常に特殊で通常のやり方では通用しません。写真は、そのサッシに付いていた古いバランサーと今回入荷した新しいバランサーを並べて撮った様子です。古いバランサーは、バネが腐食して外れてしまい、吊りヒモもグチャグチャに巻き付いています。また、ちょっと分かりづらいと思いますが、バランサーの吊りヒモを窓枠に固定する為の白い樹脂パーツも一部欠損していて使えない状態です。それと比べると、新しいバランサーは非常にきれいですね。ただ、固定用の白い樹脂パーツは、輸送途中か出荷時か分かりませんが、結構破損して到着することもあり、都度アメリカにクレームを伝えるという余分な仕事が生じます。そういう点で、英語も出来なければならないですし、アメリカ人に対するものの言いようも気を付けなければなりませんから、語学力と高度なバランス感覚がなければいけません。他の修理用部品が入荷した処で、お客様のおうちに伺って交換修理を行ってきますが、作業自体も時間が掛かりますし修理箇所も非常に多い為数日掛けての仕事になりそうです。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月06日
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愛知県のお客様から、輸入室内ドアのドアラッチが欲しいというご相談を頂きました。輸入ドアレバーは、タイタン(Titan、現クイックセット(Kwikset))製の古い内鍵付きタイプ。写真は、そのドアレバーに付いていたドライブイン・ラッチですが、一般的なラッチと違いフェースプレートが頭周辺に付いていないタイプです。ドアを閉める時に引っ掛かる鍵爪と呼ばれる部分が、ラッチに引っ込んだ状態で出て来ない感じです。通常はラッチに内蔵されたバネで鍵爪を出し入れするのですが、バネが弱って機能しなくなっているのでしょう。ドアラッチは消耗品ですから、15~20年くらいで定期的に交換が必要ですが、頭が丸くなったドライブイン・ラッチは国内では殆ど出回っていない為、一般の方が手に入れるのは難しくなっています。そこで私共にご連絡を頂いた訳ですが、ラッチだけでなくドアレバーの方もバネが弱ってきているとの案内も追加でお知らせ頂きました。こういう場合、他の場所にも同じドアレバーが付いていますから、交換用のドアレバーを提案するにしても同じメーカーのものを選ぶ必要があります。ただ、同じデザインのドアレバーは既に廃番ですから、現行品の中で似たデザインのものを提案する形になります。勿論、他社製でもっとデザインが近いものはありますが、ドライブイン・ラッチが付属してこなければ、ドアにフェースプレートの厚み分だけ彫り込み加工しなければなりませんから、きっとお客様は採用されないでしょうね。私たち ホームメイドは、ドライブイン・ラッチだけでなく、ドアレバー(ドアノブ)そのものの交換製品も調達可能ですので、お困りでしたらご相談下さい。(廃番品の場合は、他の選択肢もご提案します)輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月05日
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長野県のお客様から、輸入サッシのテラスドアに不具合があるというご相談を頂きました。輸入窓は、木製アルミクラッドサッシのマーヴィン(Marvin)製両開きフレンチドアです。写真は、その片側のドアを開いた様子ですが、ドアの大きな下框(下枠)のほぼ全面に黒く変色した状況が見受けられます。また、ドアに挿入されているペアガラスの中にも水が入っているらしく、汚れや結露も出ている感じです。マーヴィンの修理は、基本的に建具(障子)のドアを交換することが求められますが、日本からマーヴィンが撤退した今となっては、新しいドアをメーカーに依頼して調達することは出来ません。ですから、本来のやり方ではなく、建具からペアガラスを外してガラス交換をしたり、木製の下框を外して新しい木で框材を加工するという仕事をしなければなりません。マーヴィンの建具は、部材を外せないように頑丈に作られていますから、それらの取外しには相当な労力と時間が掛かりますし、新しくする部材は全てオーダーメイドで製作しなければなりませんから、新しいドアを調達するのに匹敵するくらいの費用も必要です。それでも、この美しいドア(サッシ)を元通りにしたいという強い意志をお持ちのお客様であれば、私たち ホームメイドも出来る限りのお手伝いをして差し上げたいと思います。勿論、こうなった原因のサッシの雨漏れについても、防水処理や防水塗装などで万全の対策を施すことは言うまでもありません。ただ、お客様のおうちに伺ってその場で修理をするということは出来ませんので、開口部を塞いだ上で一旦ドアを会社に持ち帰って、修復後にまた元の場所に戻すということをしなければなりませんから、結構な手間が掛かります。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月04日
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山梨県のお客様から、輸入ケースメントサッシのロック金物が破損したので、交換部材が欲しいというご相談を頂きました。窓は、カナダの高級木製アルミクラッドサッシのローウェン(Loewen)製。写真は、そのサッシに付いていたロック金物ですが、内蔵されていた白い樹脂パーツが割れて脱落しています。サッシの調整不足で窓の鍵が固くなると、無理にロックを引き込もうとして樹脂部品に無理な力が掛かってしまいます。そうなると、この樹脂部品が割れて鍵が掛からなくなるという不具合が発生するのですが、恐らく今回もそのケースだと思います。メーカーもロック金物の樹脂部品が破損するということを認識していたようで、5年以上前からこの内蔵部品を改良して部材を提供しています。(新しい部品は、黒い色をしたものになります)ただ、内蔵部品が鍵を掛ける直接的な部品である為、それが引っ掛かる受け金物の形状も変えざるを得ず、ロック金物本体を交換する際は受け金物も同時に調達・交換しないとうまく鍵が掛けられません。そうしたアドバイスをしてもらえずにロック金物のみを調達してしまえば、鍵が掛からないという問題に直面しますから、また受け金物も別途調達しなければならず、海外送料や時間が余分に必要です。そういう点でも、専門知識のある人に相談して、必要あれば交換や窓の調整までやってもらえれば、後々のトラブルも長く起こらない状況に出来るかも知れません。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月02日
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愛媛県のお客様から、輸入ケースメントサッシのクランクハンドルが破損したので交換したいというご相談を頂きました。輸入窓は木製アルミクラッドサッシのローウェン(Loewen)です。写真は、オペレーターの横にハンドルと黒い内部部品が置いてある状態です。当初写真を頂いていない時は、ハンドルの破損ではなくオペレーターの回転軸がハンドルと一緒に外れてきたというふうに思っていましたが、オペレーター自体には問題がないようで、オペレーターの軸に差し込む樹脂パーツがハンドルから脱落している状態でした。こういう場合、ハンドルに無理な力が掛かって樹脂部品が舐めてしまい、ハンドルが空回りしているのかとも思いましたが、別の所からハンドルを持ってきて窓の開閉をしてもらってもスムースに動くとのことでした。そうなると、窓の開閉が固くてハンドルが破損したということも考えにくく原因は他にあるようです。ハンドル内の樹脂部品が単に経年劣化しただけということかも知れませんが、ちょっと不可思議な不具合ですね。サッシに限らず、いろいろな原因で家の不具合は起きますが、単に部品交換をするだけでなく、原因に応じて問題解決をしていくことが大切ですね。輸入住宅の新築やメンテナンス、コンサルやコーディネートをして欲しい、家全般のチェックやアドバイスを受けたいので、現地調査を希望するという方はお問い合わせ下さい。全国どこでもご相談を受け付けます。尚、相談や問い合わせの前には、日々更新する記事をいくつかご覧の上適否をご判断願います。また、これらの記事が、多くの皆さんのお役に立てて頂ければ幸いです。
2024年09月01日
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