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コインと聞くと、お金のコインを思い出すのが普通ですが、このコインは、「Quoin」と書きます。日本語に訳すと「隅石」となるのですが、家の壁の出隅などに装飾的に配置されるものなんですね。と言われても、何のことか全然分からないですよね、実は、今名古屋市守山区で施工中のC邸の玄関ポーチの袖壁にこのコイン コーナーを付けてみました。ほんの少しレンガをずらして積むことで、コーナーにこんなアクセントが付けられるのです。だから、厚みのないスライス ブリック(レンガ タイル)では、こんな芸当は出来ません。また、この家ではコインの部分のレンガの色をアンティーク グレーにしてみましたが、如何でしょうか。ちょっとロマンティックな色遣いになっていると思いませんか?まだレンガ積みも途中ですが、なかなか施工もいい感じです。やっぱりレンガ積みの本場、イギリスから来ているだけのことはありますね。でも、耐震金物を入れたりしなきゃいけないので、結構面倒な仕事もしてくれています。今日は、お施主も現場に来てくれましたが、感動していましたねぇ。やっぱり本物はいいですよね。
2009年11月14日
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昨日仕事始めの打合せをして、今日は午後から現場に向かいました。工務のスタッフからは、結構仕事が早いという報告を受けていましたから、どんな感じか見に行ったのですが仕事の出来は、取り敢えず合格点です。慣れない日本の耐震施工で最初は大変だと思いますが意外としっかり理解してくれたようです。今回のレンガは、赤レンガでお馴染みのHeritage Antique。表面にゴツゴツした表情があって、いかにもアンティークといった風情が感じられます。(勿論、新品ですが・・・)窓は、まだまだ来ないんだけど、そんなに早く仕事して大丈夫かいな?やっぱり、カナダのレンガ職人同様、日本人より仕事は真面目です。
2009年11月05日
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先日、屋根伏せをしているという話をさせて頂いた守山区のC邸。カナダからの窓の出荷が遅れていますが、航空券の変更が出来ず、UKからレンガ職人が来てしまいました。仕様がないから窓の下のところまで積んでもらうことにして今日から仕事始めということにしました。彼らは、ラグビーチームに所属しているらしく、いい体をしています。日本でのレンガ積みは初めてですから、午前中の打合せはみっちりやりました。イギリスと同じ仕事のように思えますが、地元では耐震金物を入れる習慣はありません。また、窓なども私たちがいつも使うカナダ製とは違うようで丁寧に説明して納まりを理解してもらいました。今回は、建物の正面に当る部分の窓に、ミルワークと呼ばれる窓飾りを付けるので、そこらへんの説明も十分しておかないと間違えたら大変です。まあ、気は心ですから、へたな英語でも分かって頂けたようです。これから1ヶ月。頑張ってね。そうそう、今月末にこの現場でレンガ積みを実演するオープンハウスをやろうと思っています。一度見てみたいという方は、ご連絡下さい。英語ですが、彼らもいろいろ説明してくれると思いますよ(笑)相変わらず、ホームメイドは趣味で仕事をしていますねぇ。
2009年11月03日
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今日は、初めて会うレンガ職人の仕事を見に行った。勿論、彼はカナダ人。日本の職人と違って、プロの意識を持った職人だった。そういう点では、機会があれば彼にうちの仕事もやって欲しいんだけど、あまり感心出来ない部分もあった。その中で一番目立ったのは、目地の仕上げ。彼曰く、「仕事を依頼された工務店からのリクエスト」らしいのだが、レンガ積みの際に入れるモルタル目地があまりに汚い。古さを演出する為にわざとやっているんだけれど、イギリスの古い建物でもこんな汚い目地が入ったものは絶対にない。逆に、レンガが古びて欠けていても、目地がきっちり通っているのが、本物のレンガ積みなのだ。写真を見れば、一目瞭然。目地を押さえることによってレンガの表情がくっきりして美しさも引き立つし、モルタルがきれいに入っていない部分にもちゃんとモルタルが入るので、防水性や強度の向上にも大きく貢献する。(モルタル目地は、通常丸くなるように押さえるので雨は外方向に常に押し出されるように流れるのです)どんな仕事にも、ちゃんと意味がある。そういうことを知らないで、雰囲気だけを重視するのは日本の工務店の浅はかさかも知れない。当然、そういう理屈をちゃんと理解させることが出来なかったレンガ職人にも問題がある。いい仕事をする為には、お互いの意見を述べてその上で検討を重ねることが大事なんですね。
2009年09月20日
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昨日、塗料販売を担当しているスタッフと一緒に、東京 南青山にあるカナダ大使館に行ってきました。東京もドンドン変わっているので、まるで私たちはお登りさんのようにキョロキョロしてました。今回は、ティンバー・ケアの紹介と新しい色見本帳をプレゼントするのを目的に伺ったのですが、事前に私たちの塗料を塗って仕上がった大使館員の住まいやラウンジルームも見せて頂けないかという要望を出させて頂きましたので、そちらも見ることが出来ました。勿論、大使館内部やそのスタッフの住居は、立ち入り禁止区域ですから普通は見せて頂けませんが、カナダのオフィスと同じ匂いがしました。やっぱりいいですねぇ、ドライウォールは!カナダ大使館は、青山通りに面していながら、閑静な住宅街の一角にあるので非常に静かで緑も豊か。素晴らしいロケーションでした。そして、午後は木造7階建ての実物大振動実験のセミナーに参加してきました。阪神大震災くらいの大きな揺れでも、殆ど損傷しないのには驚きましたが、建物が3次元に歪むのを映像で見て、床剛性・壁剛性の大切さを実感しました。名古屋に帰るまで1時間程度ありましたので、写真にある三菱1号館に立ち寄ったのですが、復元されたレンガ積みの建物はいいですねぇ。構造的には、コンクリート造のようですが、レンガもその構造の一部とする為か、厚く重ねて積まれていました。窓まわりの様子からもその重厚さが伝わってくると思います。また、そこは最新のビル群の一角にあって、オープンカフェなども併設された中庭があります。もう少し時間があれば、ここでお茶をしたかったなぁ。また東京に行く為の口実に、このカフェは残しておきましょう。
2009年09月19日
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日進市 Y邸の外壁を積んだカナダのレンガ職人が昨日の昼の飛行機で帰国の途に着いた。最後の夜は、カナダのサプライヤーであるUNITY社の皆さんと一緒にレンガ職人の労をねぎらう為に近くの居酒屋で食事をした。私たちは、11時過ぎで帰ったんだけど、レンガ職人たちは最後の夜を楽しむ為に朝の5時半までそこで飲み明かしたそうな。よっぽど日本を気に入ったんだよね。だから、朝9時に迎えに行った時もご機嫌でした。「また来るぜ~~!次の仕事をよろしくね」って言って帰っていった。貸してあげた携帯電話には、日本の女性の着信履歴も・・・。ガールフレンドもいっぱい出来たようで、めっちゃ楽しかったんだろうなぁ。毎週2回は、伏見のスポーツ・バーに遊びに行ってたもんな。で、空港に送った後、UNITYの皆さんとミーティング。今回のレンガ積みについての状況報告をした後サイゼリアで食事。実は、彼らはサイゼリアに北極海の小エビも卸している。そう、「小エビのカクテルサラダ」なんかに載っているあのエビです。養殖じゃなくて天然なんだって!昼食にはサイゼリアの料理の傾向を調べる目的もあるのか、いろいろ注文してみんなで食べました。だから、すっげ~腹一杯。そうそう、エスカルゴはフランスの本物とはちと違うらしい。まあそうだよね、あの値段では出せないもんね。その後、日進 Y邸に行って現場を見学。自分たちが出荷・手配したもので施工された現場を見るのも、大切な仕事です。写真の右端は、真ん中のカナダ人男性の義理のお父さん。そう、日本人女性の方と結婚したんですねぇ。(お父さんは、運転手を兼ねて北名古屋市から遊びにきました。)左端は、UNITYの女性スタッフで、概ね彼女が私たちの注文を取りまとめてくれています。でも、昨日は日用品の入った旅行カバンがデトロイトで飛行機に乗せられていなくて随分しょげてました。(彼らは昨夜のフライトで名古屋に来ました)まあ、海外旅行ではよくあることですから、気にしないのが一番ですが、女性の日用品だからそうもいかないんでしょうね。その後、お父さんとは別れて、3人だけで今まで施工した家を数件回ってから、彼らを別の取引先さんのところに送り届けてきました。会社に帰ってきたのは、日の暮れる寸前の午後6時。ちょっと疲れたので、PCの前で仮眠。アテンド三昧の土曜日でした。人に尽くすのが、私たちの仕事ですからこんなのもありです。一日一善。
2009年03月01日
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珍しく耐震金物全てが写った写真が撮れましたので、紹介します。Brick Tie という構造体とレンガ外壁とをつなぐ金物が一段下のレンガ目地に入っているので、その頭の一部しか見えないですが、ちゃんと一定間隔で入っているのが分かりますね。地震の際に、構造体とレンガ外壁の動きが全く逆にならないように、これらが引っ張ってくれるというものです。勿論、つなげているだけですから、通常の状態では全く力は掛かっていないのです。また、Rebar と呼ばれる縦方向の鉄筋や Wire Truss(Ladder)と呼ばれる横方向の鉄筋もしっかり入っていますね。これらによって、小さな一つひとつのレンガが一枚の面となるのです。当然、レンガ・タイルのように剥がれて脱落するなんてことは絶対ありません。積んでしまうと見えなくなるところですが、こういうところが一番大事なのです。それにしても、90mmのレンガの厚さは大したものでしょ。また、レンガと構造体との間に断熱層としてのすきまが空いていますから、夏の暑さや冬の寒さもここでシャット・アウトです。(万一レンガから雨が侵入しても、このすきまが構造体を水分から守ります。)
2009年02月26日
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2月4日から始まったレンガ積み。今日、このように完成しました。丁度、3週間で40坪弱の延床の家の外壁を全て積み上げたことになります。外壁面積は、おおよそ165平米。使ったレンガは8000個程度となりました。四方全てレンガで出来た外壁は、圧巻ですよ。それにしても、カナダのレンガ職人の仕事の早さ、技術の素晴らしさは、天下一品です。今回も新たな気付きや発見がありました。こうやってブログにいろいろ書いてきたのですが、やはり全てを書き切ることは出来ないですね。それは、私が出し惜しみをしている訳ではなく、適当にやっているようで実は無意識に順序立てられた工程をもくもくとこなしているから、言葉や写真だけではうまく表現出来ないからなのです。日本のブロック屋さんに頼んでも、こんなにきれいに積めないし、時間も3ヶ月以上掛かってしまいます。レンガ職人は、よかったら日本人に教えてもいいよって言ってくれていますので、誰か学んでみませんか。日本でもこうした技術が必要な時代だと思います。
2009年02月24日
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まだ、窓上に取り付けられていない状態のL字鉄筋を撮影してみました。これらは、一番短い長さのアングル鋼です。結構な厚みがありますので、そう簡単には曲がりませんよ。下にくる窓や開口部の幅に合わせて、この鉄筋も太くなります。幅5m以上のガレージドア開口の上にレンガを積もうという時は、2人でも持てない重さになってしまいます。だから、レンガ積み外壁は、重厚感が出るんでしょうね。
2009年02月22日
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以前、モルタルの目地を押さえることで強度も美しさも増すというお話をしましたが、こんな道具を使っているのです。そう、ただのアルミの棒なのです。太さも目地の幅に合わせたものになっています。これで、余分なモルタルを削りながら、足りないモルタルをくっつけながら、目地を一定の深さで丸くならしていきます。カナダのレンガ職人の道具は、どれも本当に単純・簡単です。これなら、使っていてどんなに減っても大丈夫。鉛筆のように折れることもないですし・・・・。あと、このCortesというレンガは、表情豊かでしょ。わざとアンティークな感じに仕上げてあるのがこの写真だとよく分かります。日本では、なかなかないデザインですね。
2009年02月17日
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カナダのレンガ職人は、おおよそ4つある建物の壁を一つずつ仕上げていきます。一面全てを積み上げたら、次の面へと進んでいく訳ですね。全周ぐるりと1段ずつ積んでいくという方法もあるでしょうが、その場合グルグル何度も家のまわりを回って積むことになります。それだけで、総移動距離も長くなって時間も掛かるし、効率も悪くなります。だから、レンガ職人は、1面毎に積むことで早くて美しい施工を実現する訳です。さて、そんな時、積まれていない面はこんな感じになっています。建物のコーナーをちょっとだけ折り返したところまでレンガが積んであるのですが、何やらレンガが挟んであります。カナダ人が、ちょっと遊んで挟んだような感じがしますが、実は意味があるのです。察しのよい方ならお分かりかもしれませんがこうやって少し斜めに挟むことによって施工した直後のレンガが下に垂れないようにしているのです。また、水平を出す為の道具も、木の切れ端のようなものに糸を結び付けたようなものを使います。勿論、これもカナダ製。こうした単純な原理を利用した道具だから、すばやく正確な仕事が可能となるのです。それにしても、ビシッとまっすぐ積まれたレンガは、かっこいいですよ~。カメラマン(私)が悪いので、写真は壁が斜めです(笑)
2009年02月16日
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昨日、お話した窓上のL字鉄筋について、もう少しお話しましょう。今回は、ほぼアングル鉄筋と同じ高さで写真を撮ってみました。如何でしょうか、鉄筋が見事にレンガの上に載っているのがお分かりでしょうか。この状態だと、鉄筋の上にレンガを積んでもレンガの重さ(負荷)が掛かるのは、鉄筋の両サイド。つまり、レンガに載っている部分だけなのです。アングル鉄筋は、構造体(青いシートで覆われた部分)に全く触れてもいませんから、レンガの重さは構造体にも伝わりません。あと、カナダのレンガ職人は、窓(この写真はドア)枠とアングル鉄筋との間に僅かなスキマを作っています。こうすることで、万一重みで鉄筋が下がってきても下の窓やドアに負荷を掛けることはありません。よく考えて施工しているでしょ。さて、レンガ積みのオープンハウスも今日で終わりました。何組かの皆さんにも感動したというお話も頂きました。有難うございました。もし見逃したという方がいらしたら、2月21日くらいまでならレンガ職人の仕事を特別にお見せします。その際は、ご希望の日時をご連絡下さいね。
2009年02月15日
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カナダのレンガ職人は、建物の全ての窓を意識しながらレンガを積みます。それは、窓の上端に揃うようにレンガを積もうとするからです。そうするとアングル鋼をレンガに置くだけで窓の上にもレンガを積んでいくことが出来るのです。もしレンガの位置(高さ)が少しでもずれると、窓上に付けなければいけないアングル鋼は、太いボルトで構造体に留める必要がでてきます。素人目にはそれでもOKに思えますが、上に積み上げたレンガの重さが、ボルトを通して構造体に悪い影響を与えてしまうのです。元々は、レンガの重さを構造体に伝えない為に自立したレンガの外壁を造っている訳ですから・・・。勿論、どうしてもボルトで留めなければいけない場所も出てきたりするのですが、特別な場合を除いてボルトを使わない施工をするというのが基本です。それが出来るのは、本場カナダのレンガ職人の技術です。残念ですが、日本人のブロック屋さんは、ものまね以上のことは出来ないんです。
2009年02月14日
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先日、友人のフレーマーさんが日進 Y邸の現場を見に行ってくれた際に、カナダのレンガ職人から話を聞いた窓のボトム・シルの水切りの細工を写真に撮りましたので、ご覧に入れます。ただ一本、浅い溝を掘ってあるだけですが、雨だれ防止にはこれが威力を発揮するんです。ものごとは単純な方が、長続きするし壊れない。ピラミッドやローマの遺跡が残っているのも、石器時代の洞窟壁画が残っているのも、それは素材や技術が、素朴で単純だったからなのです。レンガ積み外壁も、ボトム・シルの溝も同じだと思いませんか。
2009年02月14日
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レンガを積む時、窓の下にレンガを縦に並べてアゴのように出っ張らせる。そうすることで、窓に付いた雨がボトム・シルの先端から下に落ちることとなり、外壁に雨だれのシミが付かなくなるんだなぁ。今回は、レンガを縦に置くのでなく、専用のボトム・シル材をカナダから輸入してみました。レンガの黄なびた色とボトム・シルのグレーがコントラストを生むので、窓周りも締まってみえます。なかなか手の込んだ仕事でしょ。家づくりも、日々進歩を続けます。
2009年02月12日
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レンガ積みをしている現場で、今回初めてブリック・カッターなる機械を導入しました。丸い刃が付いたチェンソーみたいでしょ。エンジンで回転するので、音はチェンソーと変わりません。日本の卓上旋盤では、作業性が悪いそうでどうしてもカナダから購入して欲しいという希望でした。日本人の私からすると、こちらの方がレンガの固定が難しいように感じるのですが、カナダではこのカッターしか使わないようです。これ、新品で買うと結構な値段なんですが、たまたま中古でいいのがあったので、助かりました。あとは、モルタル・ミキサーの大きいのが欲しいそうな。うちのは、古いけど、結構大きい方なんだけどなぁ。まぁ、ネクスト・タイムですね。
2009年02月10日
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カナダから来たレンガ職人は、毎日朝7時過ぎから夕方5時半(日の出から日没まで)の間、ほとんど休まず仕事をしてくれています。昨日の日曜も仕事をしたようです。そんなに働いたら、来週いっぱいくらいで仕事が終わっちゃうよ~~ぉ。きっと、最後の週は、どこかに遊びに行くつもりなんだろうなぁ。今日現在、西面は全て積み上がり、北面も下から半分程度積み上がってきました。仕事は、丁寧。新しいデザインのレンガも、なかなかいい感じです。家の形はシンプルだけど、かっこいいおうちになるんじゃないかなぁ。
2009年02月09日
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日進 Y邸でレンガ積みが始まりました。水曜は初日で準備もあったので、彼らにしてみれば多分そんなに進まなかったのでしょう。でも、やっぱり早いです、きれいです。気を遣って積んでます。カナダのレンガ職人はすごいです。因みに、今回積んでいるレンガは、日本初上陸「Cortes」というアンティークな感じのBrickです。モルタルに混ぜる砂がなくなってきたので、今朝早くも2車目を現場に入れてもらいました。差し入れにビールを持っていったら、仕事が終わったら、現場で乾杯してました。お前もどうだと誘われたのですが、やっぱり車なので遠慮しておきました。一緒に飲めたら、最高なんだけどなぁ。
2009年02月06日
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ようやく地盤改良及び基礎工事も終わり、フレーム・ワークである建方工事に入りました。土台は、もちろん木曽檜の芯材です。そう、木の中でも一番真ん中の堅いところ。ニオイが強くて堅い材木は、シロアリさんも大嫌い。住宅メーカーのような有害な防蟻剤は使いません。自然の防蟻だから、体に優しいんです。外周部分のコンクリートは、外壁用レンガを積む為のベースとなります。そう、ここはレンガ積みのおうちなんです。来年2月にカナダのレンガ職人が来るのでその時はきっとご近所さんもビックリするだろうねぇ。楽しみですなぁ・・・・。
2008年12月19日
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今日は、最後の残工事をしに、うちのスタッフ2人が現場に行った。その時に撮影してきてくれたのがこの写真。ようやく外構工事も終わり、赤いレンガ積みの家の全容が現れた。ガレージの門も建物と同じ積みレンガを使って造ったので統一感や重厚感のあるデザインになりました。美しく映える隣の母屋は、ナチュラル・カラーのレンガ積み。フェンスもアイアンタイプのものを使っているのでブリティッシュなデザインになっている。お歳を召したお母様の為のおうちですから、玄関までのアプローチもちゃんとスロープになっているんだなぁ。まだ植えたばかりの木々も、数年経てば立派なシンボル・ツリーになってくれることでしょうから、結構おしゃれな街並みに貢献してくれるのではないでしょうか。つでにインテリアの写真も1枚。階段の壁に連続した窓を明けてあります。窓の向こうに見えるのは、吹抜け玄関のアイアン照明。少し黄なびた感じのドライウォールの壁がきれいでしょ。窓の四方は角を取って丸くしているので、光のグラデーションが美しく出ています。外の強さや重厚感と中の優しいデザインの対比。何かに守られているって感じがうまく表現されたお宅です。スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
2008年07月19日
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形、色、共々オールド・スタイルと呼ぶに相応しいSanta Anna。非常に古いレンガを使っているように思わせるデコボコした表情は、イギリスの古い屋敷を解体してもってきたようなイメージを演出しています。このブリックは、現在お話を進めさせて頂いている日進市のY邸に使おうと考えています。勿論、日本初のレンガであることは間違いないと思います。近くから見るといろいろな色が混ざって見えますが、建物全体を見ると、全体が少し紫がかったような感じに見えて、意外と統一感があるレンガです。最初から、非常に古いレンガに見えるので、多分20年経っても古さのイメージは、変わらないでしょうね。白い窓や軒にもピッタリのレンガです。カナダのレンガって、どうしてこんなにかっこいいのでしょうか?
2008年07月13日
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明治の建築を復元する三菱一号館の施工現場を公開 ↓http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20080311/517080/3月11日にレンガ積みが復活するという記事を読んだ。まさに温故知新だね。私たち、地方の小さなビルダーがやってることと同じようなことをやり始めた。やっぱりいいものは残るんだよね。でも、鉄筋を入れる穴がないのに、よく耐震性が出せたもんだね。私たちは、レンガを外壁の仕上げ材として積んでるけど彼らは、構造としてレンガを積んでるようだ。構造としてなら、レンガの量も半端じゃない。職人も慣れない仕事で大変だろうなぁ。頑張れ、日本人!!
2008年04月01日
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名古屋市天白区平針 H邸の足場が取れて建物の外観がきれいに見えるようになった!昨日、雨が降りしきる中、チラシに載せる写真を撮った。でも、広告代理店の友人から今朝ダメだしが出たから、再度写真を撮りに現場に行くことになった。今日は、台風一過のような真っ青な空。当に、快晴!水曜に足場が外れたんですが、やっぱり邪魔なものがなくなるといいですねぇ~。重厚感のあるレンガ積みの雰囲気は最高です。また、隣にもレンガ積みの家が並んでいるのも壮観ですな。ズームアップして、窓回りを撮影すると、レンガそのものの厚みが分かって、存在感が感じられると思いませんか。特に、窓の下は、少し外側に傾斜させて縦方向にレンガを並べますので、レンガ・タイルとは全く雰囲気が違います。やるなら、徹底的にやるのがいいですよね。
2008年03月15日
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昨日、うちのスタッフが営業してきた帰りにH邸の現場に寄って写真を撮ってきてくれた。広い区画にポツンと並ぶ2軒のレンガ積みの家。この2つ共、私たちホームメイドが建築させて頂いた。夕暮れ時だったので、風情があるなぁ。まるで、トロントの郊外に建っているみたいだ。どこの面を見ても、レンガがきれいに積まれている。そう、両方共全面レンガ積みなんだ。それも、カナダのレンガ職人が積んでいる。こんな美しい風景を、今後も創っていきたいなぁ。そういうやりがいのある仕事をやっていかなきゃいけないと思う。その為には、私たちの仕事を理解して一緒に頑張ってくれるお客さんと一人でも多く出会わなきゃいけないんだよな。そういう出会いこそ大切な時代だと思う。ここのオープンハウスは、3月29日・30日。最後のスパート、職人さんたち、よろしくね。
2008年03月09日
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先日、カナダのレンガ職人が平針のH邸で積み上げたレンガ。この部分は、家の形が八角形に出っ張っているんだな。ということは、その形に合わせてレンガをカットして積まなきゃいけないってことです。こういう仕事は、手間が掛かります。何故かって?よく見てみて下さい。アングル・コーナーになっている部分のレンガですが、大きさ(幅)が1段1段違っていませんか?そう、大きさを変えて、いちいちカットしていかなきゃいけないんです。それに、コーナーの垂直ラインが、一直線に屋根まできれいに通っていますよね。1個1個手積みのレンガをここまできれいに積むのは大変な技術なんですが、彼らはいとも簡単にやってしまう。窓まわりの美しさや、コーナー部分の美しさを見れば積んだ職人の技術や気遣いが分かります。クラフトマンシップってやつですね。
2008年02月12日
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どうですか、随分外壁が出来上がってきたでしょう。正面を残して、ほぼ三面全てを積み上げました。濃い目の赤レンガの外壁は、アンティークな重厚感を醸し出していると思いませんか。現在、ほぼ7,000個のレンガを積み上げた状態です。あと、千数百個を残すだけになりました。来週末の土曜日には、カナダのレンガ職人たちも帰国してしまうので、その数日前には完了する予定です。先日、彼らと一緒にスーパー銭湯に行ったのですが、やっぱりいい体してますねぇ。いかにも屈強という感じの筋肉でした。この体に、あのレンガ積みの技術。日本人のブロック工には真似のできない、まさに職人です。こうした技術を習得したいという日本人がいたら、どんなに素晴らしいことでしょう。それにしても、誠実でいい男たちです。
2008年02月02日
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この写真は、家の1階の窓上付近までレンガを積んだ時に撮った写真です。レンガは、基礎という一番下の部分から積んでいきますから窓がどの高さにあるかを計算して積んでいかないとレンガが中途半端な高さにきてしまい、窓の上にスキマが空いてしまうということがよくあります。窓は、1階部分だけでなく、2階にも存在しますから、両方を見据えて積み上げていかなくてはいけません。また、途中で高さが合わないことに気が付いてモルタルの目地の高さを変えたりすると、目地が不揃いになって、余計に見苦しくなるなんてことは淋しい限りですよね。本場、カナダのレンガ積み職人は、何も言わなくても自然とそういう仕事ができるのです。だから、高いお金や面倒な段取りをしてでもやってもらう価値があります。
2008年01月15日
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今日から名古屋市天白区で、レンガ積みの施工が始まりました。これが、今日の午前中の様子です。そして、これが夕方になる前に現場へ行った時の風景です。まず日本人では、これだけ早く積んでいくことは不可能です。勿論、美しく積んだ上での早さです。こういう仕事を見ていると、わざわざ大変な段取りをしてカナダから呼び寄せた甲斐があるというものです。
2008年01月10日
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これが、外壁としてレンガを積む為の基礎です。結構、コンクリートの厚さもしっかりしているでしょ。これだけのものを造っておけば、垂直に立ち上がるレンガの壁にも十分耐え得るものになるのです。この基礎のいいところは、建物の基礎とレンガの基礎とが同じベースに載っているということです。だから、たとえ地盤の沈下が起こったとしても、建物とレンガとが違った下がり方をしないので、不具合を起こさないのです。
2007年11月24日
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名古屋市天白区平針にあるH邸の外壁で、実際にレンガを積んだ時の様子です。1個1個、カナダのレンガ職人の手で積んでいるのが、これからもお分かり頂けると思います。1件当たり、10,000個程度を積むのですから、気が遠くなりそうですが、彼らは3人1組で約2週間程度で積み上げてしまいます。スピードと、積んだ後の美しさは、日本人のブロック職人では真似のできない仕事です。こうして、縦筋・横筋(写真には写ってないですが・・)、建物とを緊結するブリックタイを縦横無尽に走らせることで十分な耐震性を生み出すのです。また、レンガの穴は、レンガ自体の重量を軽くする役目があるのですが、縦に鉄筋を通したり、目地のモルタルがしっかり噛むようにするといった機能も持っています。外壁専用に作られたレンガならではですね。
2007年09月08日
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今回は、どのようにレンガが積まれるのかを紹介します。レンガ積みをする場合、一番気になるのが耐震性。いくらきれいにレンガを積んで外壁にしても、地震で崩れてしまったのでは意味がありません。そこで、私たちは、3つの耐震金具を使います。1.レンガの穴にアンカー鉄筋を入れて、縦方向にレンガをつなぐ2.レンガとレンガの間にワイヤートラスを入れて、横方向にレンガをつなぐ3.木造の構造躯体とレンガとをつなぐブリック・タイでお互いを持ち合う如何でしょうか?イラストで見るとよく分かりますよね。こうした目に見えない部分が本当は大切なんです。こういう材料も国内では調達できませんので、全て北米から私たちで輸入しています。
2007年06月14日
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最近、カナダで新しくデザインされたもののひとつ。まるで、どこかの建物で使われたレンガを新しく積み直したような雰囲気を醸し出しています。アンティークって、どこか新しいものにも似合うんですよね。表面の白さの陰から、下地の赤みがかった色がアウトラインのように浮き出てくる感じは、他のレンガにない存在感があります。割れや欠けが大きく表現されて、エッジが効いているのも特徴です。このレンガは、まだ造られ始めて、まだ間がないですからこれを積んだ人は、日本にはいないと思います。誰が最初にオーダーするのか、楽しみです。
2007年05月25日
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このレンガは、一見以前紹介した「Heritage Antique」と同じじゃないかという感じに思われるかも知れない。でも、よ~く比べて見て下さい。そう、このレンガには、カルシウムの成分がレンガの表面に出てきたような感じを出す為の、白い部分が入っていません。勿論、時が経てば、この白い部分は自然に出てきます。レンガの表面は、ゴツゴツした表情を見せていますが、本当のアンティークになるのは、何十年後かも知れないですね。そういう時間の楽しみを持たせたレンガだと言えるかも知れません。このレンガは、東海市で建てさせて頂いた「憧れの洋館」を連想させるF邸で積みました。実際に積んだ感じは、下記サイトを見て下さいね。F邸のムービーは、こちら作品紹介のページ:レンガ積みの家 憧れの洋館 ~F邸~
2007年04月13日
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一般には赤茶の色が多いレンガですが、このレンガは、異色の存在と言えるかも知れません。グレーと言っても、その素地は赤茶の粘土。だから、表面のグレーから少し赤みがのぞいて、ピンクがかって見えるのも、このレンガの面白みかも知れません。また、表面に凹凸を付けたりしているので、アンティークな感じを表現しています。もちろん、本場のカナダ製です。このレンガは、名古屋市八事で建てさせて頂いた「夢の白いお城」を連想させるF邸で積みました。その数、8000個。レンガ積み職人も、カナダから3人来てもらいました。実際に積んだ感じは、下記サイトを見て下さいね。映像と音楽で楽しむなら ↓F邸のムービー 作品紹介のページ:ドリームズ・カム・トゥルー 思いを叶えた夢の城 ~F邸~
2007年03月26日
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「黄色」がかったベースに、レンガの「赤み」やカルシウムが浮き出てきた感じを表現した「白」、時代がかった感じを出す為の「黒」といろいろな色を混ぜたデザインのこのレンガ。重厚感があり、デザインが重くなりがちのレンガ積みですが、カジュアルな軽快さや、ナチュラル感といったものを表現したいという方にはお勧めです。そういった特徴からか、このレンガは結構人気がありますね。まあ、風水でも黄色ってラッキー・カラーらしいですから黄色やベージュ、クリーム系のおうちって多くなってきましたよね。H邸のムービー: ↓Ash Grove Blend の家作品紹介のページ: ↓さりげなく個性が光る総レンガ積みの家 ~H邸~
2007年03月17日
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このレンガは、愛知県の大口町にあるB邸で実際に積みました。オーソドックスな赤レンガですが、表面が白かったり、黒かったりする部分もあったり、少し表面に凹凸を付けたりしているので、アンティークな感じを表現しています。もちろん、本場のカナダ製です。実際に積んだ感じは、下記サイトを見て下さいね。B邸のムービー: ↓http://www.homemade-co.com/ie/works/no7.wmv作品紹介のページ:堂々たる堅固な外観、大人のブリティッシュトラッド~B邸~ ↓http://www.homemade-co.com/ie/works.html
2007年03月09日
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日本では外壁にレンガと言えば、「貼る」ものと思われています。でも、欧米では、レンガは普通「積む」ものなんです。そう、日本のはレンガ・タイルであって本物じゃない。本物は、厚さが90mmもあるんです。幅も何と257mm!でかいです。だから、重厚感も出るし、断熱性や耐久性も格段に違うんです。何せ、欧米のブリック・ハウスは、100年経っても何も変わりませんからね。
2007年03月08日
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