★★しょうどうぶつの森★★

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2005.05.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類

私自身、一般病棟でのがん患者さんの看護は20代の時に経験しているものの、その病院では放射線治療などの設備が整っていないレベルであったのと、来院された時にはもう末期がんという方も多く年齢も高齢者ばかりで、数としても少なかったのもあり、経験的には無に近いくらいでした。どうしても救急・急性期。慢性疾患の患者さんばかりだったのもありますが・・・。それこそ中堅の病院だったせいなんですけどね。

それからは、地域に密着しいる、医院(内科・整形外科・外科)の勤務。そして特養という施設(企業が経営)で認知症などの今まで経験できなかった壮絶な現場での勤務。そしてそこで立ち上げる事になったデイサービスのデイ担当になり、本当に正直、老人への見方が変わってしまった世界でした。家族の悲痛な介護における叫びも耳にしました。
「あんなにしっかりしていたお母さんがあんなになってしまうなんて・・辛い。まるで獣・・。いけないと思いつつも・・手をかけてしまいそうになる・・・」そういう相談がいつもありました。「デイに行ってくれてる時間だけが、平穏な時間を過ごせるんです。こんな事言って、ひどい家だと思われるかもしれませんが・・家族にとっても落ち着けて、気分が楽になるんです・・」そう泣きながら、話される娘さん。そしてお嫁さんの姿をいくつも見て来ました・・。

本当に、それこそ、ボケずに天命をまっとうできたら・・そう思わずにはいられませんでした。老いの恐怖すら感じました。元医師・教員・会社社長、現役の時にはバリバリ仕事されていた方の経歴・・・そして今そこに存在する、自分の親の姿。または兄弟の姿。認めたくないという思いは当然だと思わされました。本当に、壮絶だと思います。
デイでも・・喧嘩は始める。そして、自分の物を隣に座ってる人が盗んだ。持ってきたはずの物がなくなった。何度説明しても何度も何度も繰り返す。

だから、本当にデイの間は、ご家族に持ち物を確認して頂いた上で、送迎車に送り出してもらうようにしていました。そして、どうしても持っていくと聞かない場合は、施設に到着した時に、貴重品のチェックなどもしたものです・・入浴介助の時に・・下着からお金が出てくることもあって驚くことなんてしょっちゅうだったんですけどね・・・。空の財布を見せながら、最初からお金は入れられてなかったのですが、「ここに入れてたお金がなくなった。誰が盗った!おかしいわ。」と徘徊をしはじめて他の利用者のかばんに手をかけようとしたり・・。もちろんネームタグがつけられているので、カバンが入れ違うなんてことはなかったんですけどね・・疑いはどこまでも思いつめたら・・気がすむまで言い続けてしまう・・・。お金に執着されている方のケースほど、所持金においては、ご家族と連絡をとり合ってました・・。

そんなこんなの経験から、結婚で一時、家に入って、その後、友人の誘いで特養での経験を生かした看護をしてもらえたらと・・緩和ケアへの扉を開く事になるのですが・・・。年齢的に、やっぱり高齢者が多数であった事で私が役立つ事もあるかと思ったのですが・・ここは又、別の世界でした。

終末医療の現場とは・・本当にこんなに日々胸が痛いものかと痛感しました。
元気に退院してくれる。そういう姿を見送れるのがどんなにいいかと・・・。
残された時間をどう過ごしてもらえばいいか・・・それが一番の課題でしたが・・。あのドラマでもあるように・・部屋の扉を締め切り、カーテンも開けない患者さんも現実に存在しました。「用があったらこっちが呼ぶ!放っておいてくれ!」とベッドに潜り込む
。自分で、ベッドのドアに入るな!という紙を貼り付けてしまう・・

配膳の時に声をかけても・・返答はしてもらえない。その患者さんは40代だったからなおさらなのかもしれないですが・・。この病棟に来た意味をわかっているだけに・・・

自分でもどうしていいのか・わからない・・時間は刻一刻と過ぎていく・・・。その暗黒の世界にはまったまま光を見出せない・・。そんな状態でした・・。
でも、人恋しくなるんですよね。やっぱり・・ふらふらと廊下を歩いて、声をかけるようになってくれてきたのです。「忙しそうやな」とか「こけたらあかんで」とか・・・
ほんの少しだけど。笑顔を見せてくれるようにもなりました。でもどこか寂しげな笑顔。
そうですよね・・・心からなんて笑えるはずないです・・・。

結局・・本当に何をしてあげられるものでもないんですよね。抗がん剤治療の外来の患者さんが私に言った事があります・・。「この点滴、本当に辛いのよ。体はだるくなるし。気分は悪くなるし・・でも我慢してるのよ。まだ死ねないから。お金もかかるけどね。何万っていうお金が・・お金がなくなれば死ぬしかないけどね・・」と・・。

本当にそうなんですよね・・がんの辛さなんて、抗がん剤の辛さなんて放射線の治療なんて・・それこそがんじゃない人間にはわからない。わかってあげることはできない。
教科書上の副作用の症状を文面や、現実に見るだけにすぎないんだもの・・。
その苦しみがどれほどのものなのかなんて・・わかってあげられない。
でもその結果。克服して通院まで回復されるのなら本人も納得できるのだろうけれど・・・そうではなく・・残された時間を過ごす病棟は・・・あまりにも重い・・・

余命を宣告されて、それを本人に告知しているかしていないかでも、この病棟に来られる意味も違う・・。ある患者さんが、「ここの病棟はおかしいな~。今までは、酒もたばこもあかんと言われてたのに、ここでは先生も飲んでいいって言う。不思議やなぁ」。

この意味は、ご家族が告知しないで欲しいという願いからだったので、きっと緩和ケアに転棟する経緯が、別の意味合いで本人を納得させていたのだと思います。

でも・・やっぱり、患者さんは感じるんですよね・・早いサイクルで病室の空きが出てくるのを見てる・・。「隣はもう退院しはったの?」という言葉が、よく聞かれた。
そして・・やっぱり、ご家族の訪問も気になる・・。
そのうちに・・自分の症状が悪くなってくる・・。言葉数が少なくなる。

そして・・いつも有難う・・そういう言葉をかけてくださる人もいました。どこかで悟る時期がくるのです・・。家族が隠してると思って騙されているままの方も・・・
病室のネームは、そこの緩和ケアでは、あえていれないようにもなりました。ネームがない事に関しても、「次は自分の番かな・・」と言う人すらいたのです・・。
でも、近親者にも、緩和ケアの意味を知らせておられない家族の場合。その親戚が、詰所に、平気で 他の病棟と違う面をおかしいと怒鳴り込むケースもありました・・
(患者さんには、セキュリティー的な面で、という説明がされたと思います。)

本当に、神経が過敏すぎるくらい過敏になっている患者さん。細心の注意を払っていても気付かされる事は沢山出てきました。告知されていて、本当に自分の運命を受け入れて、
精一杯生きられたご婦人もおられました。「子供も二人とも結婚してるし、むこうには、30歳で亡くなった主人が待っていてくれる。私は、60を過ぎてしまったけれど、あっちで待ってくれている人が沢山いるから、会うのが楽しみですよ」と・・

きっと・・そう思われることで、自分を奮い立たせておられたのだと思いましたが・・
そのご婦人は・・あろうことか・お産で、輸血した事による・・肝臓疾患からの発病だったそうです・・。ご主人30歳で胃癌でなくされて女でひとつで二人の男の子を大学を卒業させて、就職。結婚。を見守ってこられたお母さん・・・。

私の中でこの方の存在は本当に一番辛く一番立派な生き方を貫かれた方だと心の底から思います。自分もこの世を去るときは、毅然としていたい・・そう思いました。

ある意味では・・認知症のがん患者さんの方が・・幸せかもしれないと思える事もありました。自分の病気を理解できないまま・・・それこそ、食べ物にばかり執着して、売店ばかりに行きたがってたおばあちゃんもいました。

でもどこかおかしいのはわかっておられるんですけどね。
何年か前に別の手術した所ばかり気になってて、ここがおかしいねん。と見せたりしてました。本当は・・転移してるからなんですけどね・・。記憶がその手術の記憶の方が強くて、傷の痛みのような感覚になっておられるんです。

そう言ったかと思えば、お菓子を片手にバリバリ食べて。。吐くくらい食べてしまうので、さすがに、ベッドの中に隠し持ってるお菓子とかは ご家族も見つけてはしまっておられましたけど・・。なんでかね~そういう感じで 最後を迎えておられました。
でも そのおばあちゃんも本当に調子のいい時は、外泊してご家族と過ごされておられたので、幸せな最後だったと思います。この方は余命がかなり長くなったと思います。

色々なケースが本当にあって、仕事を終えて帰宅しても忘れられない。そして明日は何をしてあげよう・・そう思う自分が常にいました。
結局してあげられたと思えるのは・・お話を聞いてあげること・・。そして。なんでもかんでも手をかさず助けを求められたら、すぐに飛んでいってあげる。ピアノを弾いて欲しいと言われた患者さんには、緩和ケアのロビーにあったピアノをすこし弾いてあげた事。
「音楽はいいなぁ~。気持ちが落ち着くなぁ・・」そう言ってくれた男性患者さんの顔も
忘れられないですね。一緒にひいてみる?と言うと「わしには無理や」と笑ってました。

このドラマでの看護師さんも、もっともっと患者さんと接してあげたかったんだろうな・・と思えたけれど、彼女にとっては、残された時間一番やりたい願いとして看護師を続けたという生きざまに、敬意を表します。。。
でも本当に・・惜しいですよね・・・。辞めて欲しくなかった看護師さんが・・・家庭に入られて仕事をされていない先輩などもいます。

でも本当に家庭を持ってしまうと・・難しい世界ですよね。パートであっても責任は同じ。時間はあってないようなものですから。
こんな時代だからこそ・・・。本当に、人間は明日死ぬかもわからないという気持ちの覚悟の上で日々を過ごしてもらいたいと思います。

私自身もそうです。数多くの旅立ちに直面してきたから、一年にひとつでもいいから何かをしたという証を残そうと生き方を続けています。

昨日の、それこそ修学旅行生の列に、酒飲み居眠り運転の車が信号無視で突っ込んだ事故なんて許せない。運転手が死ぬのは自業自得なのに・・15歳の3つの命を奪われてしまった・・。危険な事が多々ある世界。明日の事は本当にわからないと思います。

誰も明日この世にいないと思ってないですものね。
このドラマでも言われていたけれど、「急に命を絶たれる人もいるのに、それから考えると準備できる時間があるだけいんじゃない?」という内容のセリフを病院の屋上から、飛び降り自殺しようとする17歳の女の子に言うシーンが印象的でした。

それこそ、平均寿命が何歳になったとか言う計算は私には、なんの意味もないとさえ思えます。だって・・その陰で・・若い命がいくつも消えているのですから・・。
昨日の事故も・・そしてJR西日本の事故も・・・。

それと。。不思議に思えるのは、同乗者が死亡している事故を起こした者がどうして又、再度、運転免許が取得できるのでしょうか・・。
私のある昔の知り合いの話なのですが・・。そういう人には一生運転はして欲しくないんですけどね・・。同乗者2名死亡した事故だったのに・・。
今でも、運転している事が恐ろしい限りです。






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Last updated  2005.05.23 14:02:07
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Re:天国へのカレンダーを観て・・・(05/23)  
T.K6013  さん
途中から見ました。私も40歳。人事とは思えません。定期的な健康診断と日頃の生活注意しなければと改めて感じます。この前、健康診断ありましたが、なんかこんな診断で大丈夫かなと思うような感じを受けました。
専門的なところで、詳しく受けたいとも思うのですが、
(異常は無いですが)心配性なもので。やっぱり、こういう患者は嫌がられるでしょうか? (2005.05.24 14:41:31)

Re:天国へのカレンダーを観て・・・(05/23)  
こんにちは(^o^)丿

実家の2件隣りの家に、元中学校の校長先生が住んでらしたんですけど、
現役の頃はそれはそれは立派な教育者だったようですが、
学校を退職されて一気に、痴呆症(今は認知症と言うのですか?)になってしまい、
ご家族は大変だったみたいです。
ある雪の日にご家族がちょっと目を離した隙に外に出て行ってしまい、そのままお亡くなりになりました。
ご家族の方が私の母に、「ある意味、幸せに死ねたんじゃないかしら・・・」っと言っていたそうです。
それと一時も目が離せない状況から開放されて、ホッとしていたみたい・・・と母が言っていたことを思い出しました。

それとダーリンのお父さんは肝臓が悪くて、この世を去りましたが、
最後まで本当の事を、お医者も家族も伝えなかったそうです。
でも近所の人や、普段会わない親戚たちが沢山お見舞いにくるし、
やはり自分の入院している病室やその近くの病室から、どんどん人がいなくなるのを見て、自分も長くないんだなぁ。。。って悟っていたようだったとダーリンが言っていました。
どうせならちゃんと伝えて、本人のやりたい事をやらせてあげれば良かったなぁ~って、悔いているみたいデス。。。
(2005.05.24 14:46:39)

Re[1]:天国へのカレンダーを観て・・・(05/23)  
☆T.K6013さんへ☆
本当に自分の体に関しては、神経質になってもいい場合もありますよ。私自身も、見落とされてしまって結局は、症状が悪くなってしまって別の病院で手術するハメになった事もあったのですもの。医療の現場では、体調が悪くても、時間の合間をぬって、診察を受けたりする事もあるので、結構、気付けば悪化してたという看護師さん。医師もいたくらいです。

お時間のある時に、すっきり体くまなく調べてもらうのは自分の体を守る上では本当に大切ですよ(^-^)ニコ♪ (2005.05.26 13:10:06)

Re[1]:天国へのカレンダーを観て・・・(05/23)  
☆くまごっち1219さんへ☆
本当に、結構あるんですよ・・痴呆症の(認知症)の老人を抱えておられるご家族は、その点が怖いみたいです。どんなに夜徘徊したり、朝、勝手に家を出て行かないようにしても、カギを開けて出て行った結果・・・不幸にも交通事故・近所の池で溺死。そういう方も知人におられたりしたそうです。

家族もまさかベッドにくくりつけるわけにもいかない。一日中見張ってるわけにもいかない。そういう辛い現実の生活があるんですものね・・・。本当に誰しもボケようと思ってボケるわけでもない。悲しいですよね。

終末期を迎えられてしまった患者さんもそうですよね。もっと生きたいのに、命の期限が限られてしまう現実。せっかくこの世に生まれた命。事故や病気なんてなく
本当に、穏やかな人生を誰しも送れたらいいのにと願うばかりです。 (2005.05.26 13:20:14)

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