Tapestry

Amelie／FRIDA

「Amelie」 4/20/2004

購入お薦め度★★★★★

面白かった。★★★★★です。これもコメディになるのかな、
フランス風のお笑いと言うか、ひとひねりあって、とても笑えました。

登場人物は、一風変った人ばかり。フェチの集まりのよう。（笑）

神経質な母親と、冷淡な父親に育てられた主人公のAmelieは、
子供の頃、病気を理由に学校に行かせてもらえず、友達と遊んだ事もない。
大人になっても人付き合いが苦手なAmelie、ある男性に一目惚れするんだけど、
そのアプローチの仕方が独特で、笑える。
あんなに行動力がある彼女なのに、どうして彼の前に姿を現し、
「好き」の一言が言えないんだろう。
その様子が面白くて、可愛くて、可笑しい。

同じアパートに住む「ガラスの骨を持つ男」に励まされ
やっとの事で、彼の前に姿を現す事が出来る。
そしてハッピーエンド。
紆余曲折あって、どうなるかと思ったけどハッピーエンドで良かった～。
お相手の男性も、最初は「？」って感じで冴えない奴、と思ったが
最後のほうは段々可愛く見えてくる。

Amelieは「Popeye」に出てくるオリーブみたいな女の子。
細くて背が高くてひょろ～っとした風貌。
かわいいスカートをはいているけど、何故かいつでも
ゴッツイ靴（多分Dr．マーチンとみた）に靴下履き。
それが彼女の性格を表しているようで、面白い。

そう言えば、昔バイトしていた頃、同じお店にいた女の子の
雰囲気が、Amelieそっくりやった。
細くて手足が長くて、ファッションもそんな感じ。
髪型もショートボブ。改めて、あの子可愛かったんだ～、って
もう１５年以上も前の事なのに、思い出したりした。

フランスの町や部屋の雰囲気も、レトロでとってもかわいい。
映画全体の色合いも、美しい。
映像にこだわる人も、きっと満足できる映画じゃないかな。

◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎◎

「FRIDA」 2/1/2004

購入お薦め度★★★★★

ワタシ好みの映画である。
ストーリーは、一応実話に基づいてはいるものの、
映画ならではの美しさ、楽しさを表現しているし
画家「フリーダ」がとても、魅力的に描かれている事に感動した。

若い時に、大きな事故に遭い、致命的な怪我をした彼女だったが、
痛みや苦しみにめげずに、常に前向きに
情熱を持って生きていく姿に、感動させられた。

映画の始めに出てくる、彼女の住居、メキシコならではの
色使いの派手さは、なかなか真似出来ないけれど
ワタシは大好きである。
メキシコと言う国、元々とても興味があるし、
ファッションや気質もワタシにはない部分でとても面白いとも思う。

ラテン気質のせいか、めちゃ明るいのだ。
心の奥底に、どんな哀しみや痛みを秘めていようと、
生き方そのものが明るいのだ。
そういった事も含めたメキシコ人としてのフリーダの生き方、
または優れたアーティストとしての生き方、そのどれもが
ワタシにはない物で、羨ましく眩しく感じた。
日本人にはなかなか真似出来ない生き方ではないだろうか。

事故による痛みや、最愛のディエゴに裏切られた苦しみが
あるにもかかわらず、彼女の人生は、とても幸せだったろう、と
同じ女性として、共感できた。

多分この映画、好き嫌いはあるだろうけれど、
大抵の女性なら気に入るのではないか？と言うのがワタシの感想。
チャンスがあれば、是非。
ワタシもできれば、もう一度観てみたい、と思っている。

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