Tapestry

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ALL THE PRETTY HOSES(全ての美しい馬)

「ALL THE PRETTY HOSES」 9/17/2004


購入お勧め度 ★★

全く予備知識なしで観たマット・ディモン主演のこの映画。
物語の舞台はテキサスとメキシコ。1949年、砂漠の農場。
全体的に淡々とした映画だったし、いまいち盛り上がりにも欠けていたが
砂漠の風景が、アリゾナのそれと同じで親近感を持った。
けれど、いったいこの映画のテーマは何だったのだろう?
タイトルの通り、美しい馬がたくさん出てくるし
確かに、馬に乗るシーンや牧場で働くシーンは美しく、見応えもあったように思う。
しかし、テーマがいまいちハッキリしないので、観終わった後も、スッキリしない。

ストーリーは、主役のジョン(マット・ディモン)と友人レイシーが
馬に乗ってテキサスから国境を越えてメキシコへ入り
そこのとてつもなく大きな農場で働く事になる。

農場では、荒馬を飼い慣らしたりして、オーナーに一目置かれるようになるジョン。
ついでに、オーナーの娘と許されない恋に落ちる。
(この辺り、なんとなくありきたりでつまらない気がした)

メキシコへの道中に出会った少年。無理矢理旅に同行するが
こいつがちょっと曲者で、馬を盗んだり、人を撃ったり。
どうしようもない奴で、見捨てようと思うのだが見捨てられない。

で、結局、彼のせいで刑務所行きになったりもする。
刑務所内で死に掛けたジョンとレイシーだが、
農場の娘(名前忘れた。^^;)の叔母の助けによって、無事に出所できる事になるが
結局、娘とは結ばれない・・・。

雄大な景色や、馬に乗るシーンは美しくて良かった。
だけど結局、友情も中途半端、恋愛も中途半端、かといって
命の大切さ・はかなさをを描いている映画か、といえばそれも中途半端。
馬に対する愛情や、ジョンのカウボーイとしての情熱なんかも
なんとなく伝わってこないし、なんだか消化不良な感じである。
セリフも全て理解出来たわけではないので、もしかしたら
セリフが命、の映画だったのだろうか・・・?
(そうとは思えないけれど・・・。)

と言うわけで、このレビューも中途半端な感じで終わりそうです・・・。(^^;)

マット・ディモンって、どうしてもあの田舎クサイ「顔」が
好きになれないんだけど(ファンの方、ごめんなさい。)
カウボーイ役は、結構板に付いていた、似合っていた気がする。
と言うか、馬を乗りこなしていると、それだけでもう、カッコ良く見えたりするものね。




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