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ロード・オブ・ザ・リング~王の帰還~SEE

「ロード・オブ・ザ・リング~王の帰還~」SEEバージョン 1/11/2005


シリーズ第3作目に当たるこの映画、劇場版は日本へ行く時の飛行機内で観た。

その時の感想は、ちょっと間が開いてしまって書けなかったのだが、
楽しみにしていたスペシャル・エクステンディッド・エディションを、
今日やっと観る事が出来たので、書いておこうと思う。

【ネタバレあり】

みどころが多すぎて、なにから書けばいいのかとても悩むのだが、
まずはワタシが一番好きなシーン。

それはローハンの姫君、エオウィンが兵士に扮して勇敢に戦うところ。
(強い女性にめっぽう弱いワタシ。^^)
ナズグルにやられそうになった王セオデンを助けるべく、
勇敢に立ち向かうエオウィン。人間(men)には殺す事が出来ないナズグルを
殺す事ができたのは、エオウィンが女性だからなのだろうか。
結局セオデンは、帰らぬ人となってしまい、
エオウィン自身もナズグルから受けた傷によって、生死をさまよう。
(この辺りは、劇場版になかったと思うが)

そこで登場するのが、父から冷たく見放され、
自らも生死の間をさまよったファラミア。
傷ついた者同士が恋に落ちる(?)のかどうかは
ハッキリ描写されてる訳ではないが、最後の帰還の式典でも、
ふたり並んで微笑みを交わすシーンもあるし、このふたりならお似合いだ、
とホッと胸をなで下ろした。


ローハンの軍隊がミナス・ティリスに到着して闘いに参加する場面、
父を見返すため、無謀にも命を投げ出すべく、オスギリアスに戻る
ファラミア率いる軍隊の突撃シーン、
死の山(?英語ではThe Paths of Dead)から呼び集めた
死霊の軍隊が突撃する場面、
そして最後に、フロドとサムを援護すべく、
ブラック・ゲートに攻め入るシーン、
そのどれもがエキサイトするシーンだ。
死を覚悟し「For Frodo!」と叫びながら、先頭を切って突撃する
アラゴルンの勇敢でカッコイイこと!
やはりこの第三部では、「王」であるアラゴルンの出番が多く、
見せ場も多いので、アラゴルンファンにとっては、一番楽しめるんじゃないかな。

勇敢と言えば、サムの勇気にも拍手したい。
「I can't carry it for you,but I can carry you.」(だったかな?^^;)
これは名言だ。そう言って気を失ったフロドを担いで山を登る。
自分も疲れ果てたに違いないのに、最後までフロドに忠誠を尽くし、
指輪の魔力に誘惑される事もなく、正義を貫いたサム。
真の勇者はサムなのかもしれない。

あと、劇場版にはサルマンは出てこなかったと記憶しているが、
SEEにはしっかり登場していた。
ガンダルフやアラゴルン達がアイゼンガルドにたどり着くと、
余裕の面持ちでプカプカ パイプを吹かしていたのが、メリーとピピン。(笑)
しかし辺りは洪水状態。
エントによってタワーに閉じ込められていたサルマンと
話し合おうとするガンダルフだったが、一緒にいたグリムに刺され、
悲惨な最期を遂げるサルマンだった。

まだまだ、書き始めたらきりがないくらいに大好きな映画なんだけど、
本当にきりがないので、これくらいにしておこうか。

この物語は平和を取り戻すための戦いと冒険がメインではあるが、
登場人物ひとりひとりにみんな、個性的な魅力と役割がある事、
人類愛から家族愛・男女の愛・友情などなど、
美しいテーマも盛りだくさんなので、
こうまでワタシ達の心を引き付けて止まないのだろう。

この「王の帰還」は3部作の完結編であるし、
もちろん最後のクライマックスでは大感動モノであったが、
(フロドがエルフ達と一緒に舟に乗って旅立つラストシーンは、
涙なしでは観られない~。ToT)
ワタシが個人的に一番好きなのは、やはり第1話の「旅の仲間」だと思う。
旅の仲間が集まるシーン、これがワタシは大好きなのだ。

この物語から派生したいろんな物語を集めて、映画化してくれないかなあ・・・。
ホントに何年かにひとつ、あるかないかの大好きな映画です。



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