Tapestry

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HIDALGO



ヴィゴ・モーテンセンがカウボーイに扮し、
過酷な砂漠のレース「オーシャン・オブ・ファイヤー」に参加すると言う物語。

アラブの砂漠を、馬にまたがり、何週間もかけて3000マイル横断すると言う、
超過酷なレース。ヴィゴが演じたフランク・ホプキンスと言う人も実在し、
実話を元にした話と言うんだからすごい。
19世紀末なので、ほんの110年ほど昔と言うだけなのだが、時代の違いを感じさせる。

乗馬ショーで、愛馬「ヒダルゴ」を巧みに操るカウボーイとして登場していたフランク。
世界一早いと言うそのヒダルゴとフランクが、砂漠を横断するレース
「オーシャン・オブ・ファイヤー」に招待される。

船に乗って、はるばるアラブまでやってきたフランクとヒダルゴ。
慣れない砂漠でのレースで、予想もしていない数々の難関に立ち向かう。

いや~、どこまでが実話なのか知らないけど、「そりゃないやろ?」と言う
見せ場もたくさんあった。砂漠だけに一番の敵は自然の猛威でもあると言うのに、
その他にもたくさんの障害に阻まれるフランクとヒダルゴ。
壮大な砂漠の映像は綺麗だし、見応えのある映画ではあったが、
ちょっと長すぎたせいもあって、退屈したってのが本音。
結末も予想できたし、実際あそこまで生き延びられるものなのか・・・?
なんて、実話なのに(実話だからこそ?)嘘臭いというか・・・。
映画なんだから脚色されてて当たり前なんだけど。

ヒダルゴを「ブラザー」と呼び、惜しみない愛情を注ぐフランクが良かったけれども、
ドラマとしてはいまいちまとまりがなかった。
ネイティブ・インディアンの血をひくフランクのルーツみたいなのもちらっと描かれていたし、
最初はそういうのがテーマなのか?なんて期待したのに、そうでもないし。
アメリカからやってきたカウボーイなんだから、
アラブの砂漠、イスラム信者との考えの違い、と言うだけで、
もっと面白いエピソードが描けたような気もするし。
それともテーマをレースひとつに絞った方が、もっともっと面白く仕上がったのではないかな?
色々な要素が散りばめられている割にまとまりがなかったと言うのか・・・。
(上手く言えませんが)脚本の問題かなぁ・・・。

題材としては新鮮で面白いし、役者陣も良かったのに、その点が残念な気がしますね・・・。

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