Tapestry

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MULHOLLAND DRIVE



こないだから観よう観ようと思いながら、怖くてひとりでは観れなかったのだが、
やっと怖がりの旦那を説き伏せて一緒に観てもらった。
まぁ2人で観てみると、それ程怖い訳ではなかったし、なかなか面白かったんだけれども、
かな~り欲求不満だ。さすがはデヴィッド・リンチ、最後まで訳わからん。(苦笑)

一応サスペンス仕立てになっているし、謎が謎を呼ぶ展開で話が進んでいくから、
その謎がよく分からないままに終わってしまうのが、とってもとっても気持ち悪い。
映画なんだから自分なりの解釈・・・と言う見方もあるのだろうが、
これはどう解釈していいのやら。

女優の仕事を夢見て、ハリウッドの叔母の留守宅にやってきたベティ。(ナオミ・ワッツ)
そこで始まる新しい生活に希望がいっぱい。
が、そこには「リタ」と名乗る見知らぬオンナ(ローラ・エレナ・ハリング)がいた。
最初は叔母の友達だと思っていたベティだが、すぐにそうではないと言う事が解る。
にもかかわらず、記憶を無くしたというリタのために、あれこれ調べる事にする。

見所は、ナオミ・ワッツの熱演と美しい女優2人の絡みのシーンだろう。
2人の裸体が美しいから。おぞましい顔や死体の映像は無かった方が良かった。
意味のないああいうモノは観たくない。
どうせ訳わからないのなら、綺麗なものだけを映してほしかったと言うのがワタシの意見だ。
ナオミの演技はどうしてああも痛々しいのだろう?と思うほどの熱演。
それが無性に悲しい気持ちにさせる。
相手役のローラはただただ美しい。顔やスタイルもさることながら、
あのおっぱいの綺麗な事!(笑)
どこまで本物でどこまで作り物かは置いといても、
それだけでも観る価値はあるんじゃないの?(特に男性。)

美と醜をわざと交錯させた幻想的な映画、とでも言おうか・・・。
デヴィッド・リンチの世界は嫌いじゃないし、
一旦観始めると止められない魅力があるんだけれども、
あの消化不良な展開だけは気持ち悪いわ、やっぱり。

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