Tapestry

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THE HOTEL NEW HAMPSHIRE



ジョン・アーヴィングの名作をトニー・リチャードソンが映画化。観るのは2度目。

ホテル経営の夢を捨て切れない父・勝ち気な長女フラニー、
いくつになっても背が伸びない次女リリーなど、個性的な家族の物語を、
次男のジョン(ロブ・ロウ)の語りで展開していく。
ごくありふれた仲の良い家族が、数々の悲劇に見舞われながらも、
を合わせて生き抜いていくという、波瀾万丈ストーリー。

私はこの原作が大好きなので、映画ではどうしても物足りない感があるのだが、
それでもよく出来ている映画だと思う。
ジョン・アーヴィングの独特な世界をコミカルなタッチで上手く表現できていると言える。
母親と末弟の飛行機事故、祖父の突然のショック死、フラニーがレイプされたり、
作家として成功したリリーの自殺・・・などなどかなり悲惨な事ばかり起こるのに、
それでも淡々と生きていくしかないのだ。
それは、父親が子供たちに教え続けた生き方「To make life not so serious」の言葉を、
子供たちが受け継いでいるせいだろう。

他にも忘れられない数々の名セリフがある。
「Keep passing the open windows.That means keep on living.」は
いかにもジョンらしい言い回しだし、
何といってもラストでリリーが家族に告げる「Life is a fairy tale.」は
ワタシが最も好きな言葉だ。ラストのこのセリフで、全てが救われるといった感じ。

フラニーを演じていたジョディ・フォスターがいい。
若いのに存在感と風格はバッチリだし、そんな姉を持つジョンも、
頼りなさげではあるが家族思いの優しい青年を、ロブ・ロウがいい感じで演じていた。
ナスターシャ・キンスキーはどう見ても「Ugly」には見えないし
、その辺りの設定には無理がある気はするが、熊に変装するスージーは可愛くて良かったな。

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