Tapestry

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サンタフェ・キャンプの旅<3>

バンデリア国定公園/やっとサンタフェ

7/25/2004


はるばるニューメキシコまでキャンプしにやってきて、
毎日大雨とは、本当についてない。

いい加減雨と付き合うのが嫌になったので、雨が降る確率の少ない、もっと低いところに移る事にした。

車で30分ほど山を降りると、天気はかなり違う。
昨日、洗濯をしに行った小さな町では、かなり暖かかったし、
雨雲なんてどこにも見えなかった。
けれども夜になるとどうなるか解らない。
万全を期して、もっと低地にあるキャンプ場を目指す事にした。
とにかく、雨雲から逃がれる事を最優先に考えていた。

とりあえずテントをたたみ、荷物を積んで出発。

まずは「BANDELIER NATIONAL MONUMENT」に行くことになった。

(写真が余り載っていないのですが、 こちら のHP参照。)


ここは、昔インディアン達が崖っぷちに穴を掘って家を作り、
住んでいた場所だ。
アリゾナにも、似たような場所がいくつかあるが、
ワタシが今まで訪れた中では、ここがいちばん面白かった。
住居跡地を歩くトレイルが、ちょっとしたハイキング並の距離があり、
また、はしごを上って家の跡地に入ってみる事が出来たりもできた。
子供達にとっても、ちょっとしたアドベンチャー気分を味わえた様で、
とても楽しんでいた様子だった。


絶壁にある住居。こんなはしごを登って、家に入ります。
プーが入ろうとしている穴が、玄関口です。

Bandelier1



上の写真の場所から、下を見下ろした所。
サークル型のところが、住居跡です。
一部屋は、とても小さく、人ひとりがやっと寝れると言うくらいでした。

Bandelier2



そこを出ると、同じ公園内にキャンプ場があったので、
とりあえず見に行き、奇麗なところだったので、今晩はそこで眠る事に。
ここならだいぶ暖かいし、雨も降らないだろう。

そう期待したにも関わらず、やっぱり降ってくれましたぜ・・・。(ToT)
大雨ではなかったので良かったけど、やっぱり雨にたたられているようだ・・・。



7/26/2004

次の朝早く、ピグレットが遠くを指差し

「ドギー!ドギー!(犬!)

と言うので見てみると、犬ではなくてコヨーテだった。
プーの方は、砂漠のうさぎで大きな耳を持つ、ジャックラビットも見たと言う。
(熊じゃなくてヨカッタ。^^)

このキャンプ場も結構良かったので、もう一泊しようかどうか悩んだが、
どうしてもシャワーを浴びる必要を感じたので、
シャワーのあるキャンプ場に行くことにした。
なんせもう4日もまともなシャワーを浴びていなかった。(汚)
温泉に入ったり、水でシャンプーしたりはしていたが、
やはり気持ち悪いしクサイし~。限界だよ・・・。(^^;)

話しはそれるけど、今のアメリカではキャンプ場に行っても、
半分以上がテントではなくてRVである。
(RVは recreational vehicle の略。)
RVと言うのは、モーターホームやトレーラーハウスの事で、
日本で言うとキャンピングカー。
キャンプ場のほとんどが、RVも入れるようになっており、
そのせいか、モーターホームでノンビリとキャンプを楽しんでいる
老夫婦なんかも多い。
ワタシ達もいつかは欲しいなぁ、なんて言っているんだけど、
テントで寝るのもそれなりに楽しいから今はいい。
けれど今回の様に、雨にたたられたりすると
モーターホームでくつろいでいるキャンパーたちが羨ましいし、
そこそこの大きいRVなら、シャワーもついているので、長旅も快適だろう。
小汚いキャンパーなんて、今時流行らないのかもしれないな。

まぁしかし、そんな贅沢な身分ではないワタシ達は、
ここは銭湯もないアメリカだし
、とりあえずシャワーのあるキャンプ場に行くしかない。

そう考えてキャンプ場ガイドを見ると、
ちょうどいいのがサンタフェのすぐ近くにあった。

そこは

{ホット& コールド シャワー/コインランドリー/売店/プール}

までがある「都会の」キャンプ場であった。

ちょうど次の目的地はサンタフェでもあったし、
少々高いけれど、そこに泊まる事にした。

行ってみると、街からそう遠くないいい場所にあったが、
それだけにワタシ達に与えられた場所は狭く、すぐ近くに
お隣さんがいるような、まるで日本のキャンプ場の様だった。
(日本のシーズン中のキャンプ場って、町中みたいなのだ~。^^)


サンタフェのキャンプサイトにて

Camp1



とりあえずそこで昼食を食べて、サンタフェのダウンタウンに行く。

予想通り、アドビ式の建物が立ち並ぶ可愛い町で、
平日だったにも関わらず、たくさんの人でごった返しており、お祭りの様。
サンタフェは、アリゾナで言えば、ちょうどセドナとツーソンを
足した様な雰囲気があった。
(解る人にしか解らないたとえですみません。^^;)

久々の町並、ゆっくりと見たかったのに

「早く帰ってプールに入ろう!!!」

と言うプー&ピグレットのやかましい攻撃にイラつかされながら、
仕方ないので、その日は帰ってプールに入る事にした。
(うるさくってゆっくり見られたもんじゃない~)

夕方、プールで思う存分遊び、御満悦の坊主たち、
やっと「楽しいなぁ~」を連発するようになってきた。

(プールで泳ぐのがそんなにいいなら、わざわざサンタフェまで来なくてもええんやけど~。--;)

まぁ子供だから、仕方ないか。

(つづく・・・・・・・・・。)



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