Fresh times

Fresh times

第一話 ~始まり~(夢)




彼は、大富豪でも有り、冒険家でもあった。
なので、有り余るその財力を使い、世界中の各地を冒険して廻ったのだ。
しかし、もう彼にとって地球は、荒れ果てた廃墟でしかないほどに魅力がなかった。
仕方がないので、全財産をはたいて宇宙船を作り、一人でこの無限に広がる宇宙に飛び出したわけだ。
彼は出来れば地球に骨を埋めたいと思っていたが、別に宇宙の途中で塵になってもかまわないと思っていた。
なぜなら彼の人生は途方もない旅である。
今まで立ち止まることもなく、振り返ることもなく、彼は常に前を目指して歩き続けてきた。
途中で何があろうとそれが彼にとっての全てだからだ。
まぁ、宇宙船の中には、十分な量の水・食料・燃料が積み込まれているので、そう簡単に止まりはしないであろう。
そうこうしてる間に、太陽系6個目の星、土星が見えてきた。
土星を抱くように見えたリングもここではただの小惑星団に見えて、彼は少し失望した。

しかし、この大宇宙に広がっている幾千の星を想像すると自然と胸は高鳴ってくるのであった。
そろそろ、太陽系の最果て、冥王星が見えてくる。

第一話     完



HOME BACK NEXT

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: