Fresh times

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第六話 ~その星~




彼はもう一度人口冬眠で眠りなおし、ついにその星にたどり着いた。
なるほど、確か地球の奴らが言っていたことのようにこうして遠くから見てもある程度文明が栄えた星であることが分かる。しかし・・地上に生物の姿が見えないのだ。確か知的生命体がいると言っていたのに・・
そこで、彼はもう少し近づいてみてみることにした。高度を下げ、目を凝らしたが、どうやら地球より少し文明が上の星で、やはり住民が一人もいないことがはっきりしただけだった。

又も麻酔銃を腰につけ、翻訳機を懐に忍ばせて、又も彼が開発した“地上適応呼吸剤(効用5時間)”を飲み、地上に降り立った。空気には特に酸などは含まれていなかったので、宇宙船が溶けるといった心配もないので、宇宙船はロックしたままそこにおいておいた。
小型乗用車を使い、走っていくと、美しい彫刻などで飾られた町などが幾つか見つかった。しかし、さっき見た事と変わらず、住民は一人も見つからなかった。

一回りしたが、何故住民がいないのかの疑問が残っただけだった。そこでもう一度一つ一つの街を詳しく見てみると、ある都市に何か乗り物のようなものがあった。丁度地球で言うエレベーターのような印象を受ける。もっとも、地球のエレベーターより数段上のもののようだったが。
そこで彼は、そのエレベーターのようなものに乗り込んだ。好奇心が抑えられなかったし、この旅は好奇心から成っているのだから。そのため恐怖などはまったくといっていいほど感じていなかった。

その乗り物は音もなく下へ下へと降りていった・・・・


第六話   完



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