全2件 (2件中 1-2件目)
1
「とうちゃん、靖国からお誘いの封書がきているよ」「ふむ。みたままつりだね。今年は休職中だし出かけてみようかね」「とうちゃん。お酒を買っていこうよ」「そうだね、手ぶらでは悪いね」球磨之介とに祥之介は九段にやってくるのでした。いつもと違って靖国も心なしか華やいでいました。「提灯がいっぱいだね」「ふむ。陽登がもう少し大きくなったら家でも提灯をお願いしようかね」「まだ戦争の話はわからないよな」「戦争の話は拙者にもわからないよ。けれど肉親を失う気持ちはわかると思うのである」「そうだな。俺たちは戦地に行ったこともなければ、内地で空襲にあったこともないもんな」「提灯がずーっと続いているね」「一人でいくつもお願いしている人が多いよ」海外の人も多いのでした。「夜来たら綺麗だろうね」「ふむ。来年は孫と一緒に夜きてみようかね」「戦争のことはわからなくても、将来靖国に行った思い出は残るよ。そのとききっと戦争について考えてくれるさ」「ふむ。こういう歴史があったということを知って自分で何かを感じてほしいのである」「とうちゃん。やっと拝殿が見えてきたよ」「ふむ。人も普段とは違う人が多いね」「なんだか靖国が華やかだな」「本来は暗いところではないと思うぞ」「今だって暗くはないだろ」「ふむ。しかしここに祀られている方々や、当時の人たちのことを考えたら、朗らかにはなれないであろう」「とうちゃん、九段の母でも唄いながらいこう」♪ 上野駅から九段まで 勝手しらないじれったさ杖を頼りに一日がかり せがれきたぞや 会いにきた ♪「海ゆかばも唄おう」♪ 海ゆかば 水漬くかばね山ゆかば 草むすかばね大君の辺にこそしなめかえりみはせじ ♪拝殿にみんなとお参りをするのでした。とても熱心にお参りをしている人が多く祥之介もいつもより心をこめてお参りをするのでした。軍用犬にもお礼をいうのでした。お馬さんたちにもお礼を云うのでした。インドのパール判事さんです。こちらは海防艦の碑です。これは後期型の零戦五十二型(四十二型)ですが、これに乗って護衛に出て敵戦闘機と交戦して、洋上の木の葉みたいな母艦に戻ってきて着艦するってどうやったらできるのか不思議なのでした。球磨之介と祥之介は二階にあがるのですが、ほとんど撮影禁止なので一番見てほしいものが撮影できないのでした。「彗星である。艦爆である」「とうちゃん、固定脚の九十九式艦爆とはえらい違いだな」これは哀しい「桜花」なのでした。藤井中尉とご家族 是非クリックしてください「とうちゃん。戦死した人たちの遺書や手紙がいっぱいだ」「遊就館の二階にくると胸が詰まってしまうね」「とうちゃん、これ……」「これは藤井中尉の手紙とご家族の写真ではないか」「ものすごくきれいに保存してあるんだね」「もしかしたら知覧に本物があってこちらはコピーかもしれないね」「写真を見るのが辛いな」「何にも云えなくなってしまうな」「今の人たちはいろいろいうだろうな」「当時の人たちだっていろいろ云っただろう」「特に特攻で死んだ人は軍神だったのに敗戦と同時に『戦犯・国賊』だものね」祥之介は思うのでした。孫たちに大石伍長と静ちゃん クリックしてください「昔こういう戦争という時代があってこういうことがあったんだよ」と。何も云わず考えるのではなくこういう人たちに思いをはせてほしいと思うのでした。いいとかわるいとかではなくこういうことがたくさんあったと。そしてわからなくてもいいしなにをおもってもいいけれどこういうことがあったんだということをずーっと伝えてほしいとおもうのでした。「これでどうやって米軍の戦車と戦うんだ?」「ふむ。近寄れもしないのである」境内には著名人の作品が並んでいるのでした。子供の頃より慣れ親しんだちばてつやさんの絵を撮ってみるのでした。「とうちゃん、ちばさんだって満州の引揚者だったよな」「赤塚さんや釣りバカ日誌の人もそうだったと思うのである」「とうちゃん、当時は生きているだけですごいことだったんだな」平和な日本をありがとうございます
2024年08月07日
コメント(12)
ハンサム団はお食事を作ってみるのでした。「とうちゃん、これが噂の丸ごとピーマンか?」「ふむ、炊飯器が使用中だったのっでレンジで作ったのである」次の日は今度は炊飯器で作ってみるのでした。「ふむ、電子レンジだとピーマンの触感が残るね」「炊飯器だとトロトロになっていいね」かば姐も炊飯器の方が気に入るのでした。「とうちゃんは栄養が不足しているからご飯を工夫しろよ」「ふむ。米四、もち麦二、黑米一、きび少々で炊いたのである」「きびが多いとちょっと苦みがでるような気がするね」お昼ご飯を食べたハンサム団は高幡不動にやってくるのでした。そうして愛宕・若宮神社でお参りをして、写真を撮り忘れて、駅でお供物を買ってお寺に到着するのでした。「とうちゃん、手水舎になんか建っているぞ」「ふむ。どんな意味があるんだろうね」常香炉でお線香をもとめて上杉堂に向かうのでした。上杉堂にお供えをして献香をしてお参りをするのでした。続いて素敵な不動三尊にお参りをするのでした。権現社には柏手を打って一回、手を合わせて一回お参りをするのでした。本堂にもお参りをして六地蔵さんの分のお賽銭をして先に進むのでした。「とうちゃん。40度の時は死にそうだったけれど今は心なしか涼しくなってきたように思うよ」「ふむ。暑いんだろうけれど我慢できる範疇だね」にこにこ地蔵さんは人気者でお花やお供物が絶えないのでした。聖天堂にお参りをするのでした。「とうちゃん。今度は大根を二本お供えしよな」大師堂では「南大師遍照金剛」なのでした。八十八番の人にお参りをするのでした。虚空蔵菩薩堂にお参りをするのでした。手水舎で改めてお浄めをするのでした。たまにはお坊さんを正面から撮ってみるのでした。大きな人にもお参りをするのでした。土方さんに挨拶をして弁天様にお参りをするのでした。今月は「心願成就」で、ちゃおりんさん、ぽにょたさん、、まりあもにかさん、るびーありすさん、きてぃさん、みるぷぷ大臣、まるまるぼんぼんさん、きょんきょんさん、同僚女性。「当病平癒」でめろんさん、ろぜさんとなっております。「とうちゃん、先にお経を聞きにいこう」「ふむ。聞きにいかなければいけないね」ちゃんと不動明王とこんがらどうじとせいたかどうじにも挨拶して、表に出たハンサム団は小さな人と不動堂にお参りをしてお寺をあとにするのでした。更新が遅れていてすいません。七月のお盆には靖国の御霊祭に出かけたハンサム団なのでした。
2024年08月04日
コメント(14)
全2件 (2件中 1-2件目)
1