Benediction of God in Solitude

Benediction of God in Solitude

LETTER 2


「あぁ」

ジタンは早足でアジトへと向かう。

「ボス!」

「あぁ?なんだよ。うっせぇな。」

(よかった。いつものボスだ。)

ジタンは少し安心した。

「お!戻ったか。実は急用ってのはたいした事じゃないんだが、次のターゲットがきまったんだ。」

ブランクがボスの代わりに用件を言う。

「ふ~ん。そんでものはなんなんだ?」

『乙女の祈り』

乙女の祈りといえばアレクサンドリアの国宝とまではいかないがかなりの価値のある絵である。

「なんでまたそんなもんを?」

「ま、まぁいろいろあってな・・・」

「ふ~ん(なんか隠してるな・・・)」

「ということで今夜零時決行だ」

「「おう!」」

「詳しいことはブランクから聞け。んじゃ俺はそれまで寝る。」

そういってバクーは個室に戻った。

「んじゃ詳細を説明するぞ。まず目標物があるのは王妃の部屋の隣だ。」

(ん、あそこか。そういえばあの絵綺麗だったな~)

「実行犯はオレとジタンだ。そしてマーカスたちは見回りをひきつけてくれ。以上だ。」

ブランクの説明が終わると他のメンバーは解散していった。

「なんか大雑把だな~」

ジタンがつぶやく。

「しょうがないだろ。いまボスは・・・」

「何?もう一回いって?」

「     」

「!!」

ジタンは驚く。

「だからさっき寝るとかいってたのか。でもなんで乙女の祈りなんだ?」

「さぁ?そこまでは聞いてないぜ。」

「とにかくボスのためにも成功させようぜ。」

「そうだな。」

「じゃ、オレは酒場いってくるから。」

「また酒場かよ。いい女でも見つけたのか?」

「そんなんじゃね~よ」

そういってジタンは酒場とは反対方向に走っていった。

(・・・ボス大丈夫かな?)

「あ、そういえばさっきガーネットに手紙渡されたんだっけ。」

「ん?!?!」


written by sigil

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: