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2022.11.14
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​​​デビッド・O・ラッセル「アムステルダム」109ハット​
​​​
​「アカデミー賞とかで評判になりそうな映画なのかな???」​
​ まあ、そんな思惑で見に行きました。というわけで、混雑を避けた 109ハット デビッド・O・ラッセル監督 「アムステルダム」 です。豪華キャストの勢ぞろい作品らしいのですが、観客は 3人 でした。いつもながらいい映画館です(笑)。​​
​​  豪華キャスト と、わかったように云ってますが、監督も俳優もほとんど知らない人で、 ギル・ディレンベック将軍 を演じている ​ロバート・デ・ニーロ​ だけが知っている俳優でしたが、彼がなかなかいい役をやっていて 拍手! でした。​​
​​​​​ 映画が始まってしばらくは、見ていて、いつ頃の話なのか判然としなくて焦りましたが、やがて、 義眼の医師バート・ベレンゼン(クリスチャン・ベール) と相棒の 黒人弁護士ハロルド・ウッドマン(ジョン・デビッド・ワシントン) という、主役と思しき二人の 「出会い」 の回想シーンへと展開していって、 第1次世界大戦 の戦場から大戦直後のヨーロッパが映し出され、今、現在は、 1930年代 のアメリカ、 ニューヨーク という大都市が舞台だということがわかってきて落ち着きました。​​​​​
​​  1930年代 、世界中が流動化していた時代ですが、世界恐慌下の アメリカ で、 反ユダヤ主義 があからさまに横行し、黒人や女性に対する差別主義者でもあった産業資本家たちや、それと結託した新しいメディア(ラジオ・新聞)の社主たちが、悲惨を強いられている復員軍人の不満を利用して、 ファシズム、親ナチス の陰謀を巡らせていたというのが、チラシとかで繰り返されている、驚くべき 「史実」 ということなのでしょうが、 トランプ的なアメリカ の、この映画から 100年後の現実 に対する批評的な制作意図なのでしょうかね。そこのところは、ぼくには、あんまりインパクトがなかったような気がします。​​
​​​​ 印象に残ったのは、前記の バート・ベレンゼン ​ハロルド・ウッドマン​ の二人と戦地の病院で知り合い、三人組で活躍した ​ヴァレリー・ヴォーズ​ でした。大富豪の娘でありながら、従軍看護婦にして、エキセントリックな前衛彫刻家 ヴァレリー・ヴォーズ を演じていた マーゴット・ロビー という女優さんは記憶に残りました。
 ちょっと見にはエジプトあたりの女王とでもいう印象なのですが、表情に 「力」 があるとでもいえばいいのでしょうか、それぞれの場面、場面で劇的に変化するのです。 キスシーン とか、いい年の爺さんに思わずため息をつかせる出来栄えで、マア、撮り方にも工夫があるのでしょうが、素晴らしいですね(笑)。​​​​

 大きな歴史的背景もさることながらトリック・スターとしての三人組のエピソードで展開したところが、この作品の肝だと思いました。
​ しかし、それにしても、なぜ、題名が 「アムステルダム」 なのでしょうね。20世紀の初頭、やがて、世界的な大都市に成長していく ニューヨーク は、解放された南部の黒人たちが 「自由」 を求めて大移動した街だったことをどこかで読んだことがあります。もともとオランダ人の入植地だった ニューヨーク の、最初の名前は ニュー・アムステルダム でもあったわけで、世界的な自由都市 アムステルダム のアメリカ版だったわけです。​
​​ で、映画はラストで、一人は新しい愛の予感の ニューヨーク に残り、二人は愛の始まりの地 アムステルダム へ去るわけで、マア、そのあたりが意味深なのですが、よくわかりませんね。​​
​​ とにもかくにも マーゴット・ロビー 拍手! です。ああ、それから、上でも触れましたが、お久しぶりの ロバート・デ・ニーロ です。彼も年を取りましたね。なかなかお得な役柄で、余裕の演技という印象でしたが、もちろん、もう一度、 拍手! です(笑)。​​

監督 デビッド・O・ラッセル
脚本 デビッド・O・ラッセル

美術 ジュディ・ベッカー
衣装 アルバート・ウォルスキー  J・R・ホウベイカー
編集 ジェイ・キャシディ
音楽 ダニエル・ペンバートン
キャスト
クリスチャン・ベール(バート・ベレンゼン)
マーゴット・ロビー(ヴァレリー・ヴォーズ)
ジョン・デビッド・ワシントン(ハロルド・ウッドマン)
クリス・ロック(ミルトン)
アニヤ・テイラー=ジョイ(リビー・ヴォーズ:トムの妻)
ラミ・マレック(トム・ヴォーズ:ヴァレリーの兄)
ゾーイ・サルダナ(イルマ)
マイク・マイヤーズ(ポール)
マイケル・シャノン(ヘンリー)
アンドレア・ライズボロー(ベアトリス)
テイラー・スウィフト(リズ:ミーキンズ将軍の娘)
マティアス・スーナールツ(ゲトワイラー刑事)
アレッサンドロ・ニボラ(ヒルツ刑事)
ロバート・デ・ニーロ(ギル・ディレンベック将軍)
2022年・134分・G・アメリカ
原題「Amsterdam」
2022・11・08-no125・109ハットno17

追記
 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で 楽天ID をお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​


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最終更新日  2024.03.28 21:28:31
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