フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

フィギュアスケート時々バレエ~浅田真央とパトリック・チャン応援記

2005年09月20日
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「スパルタクス」に引き続き、グリゴローヴィチ版「ロミオとジュリエット」のビデオを見てみたのですが・・・すみません、1時間ほど見た段階で耐え切れなくなり見るのを一時中断。う~ん、確かに紛れも無く「ロミジュリ」ではあるのだけれど・・今まで観てきた「ロミジュリ」とはあまりにも印象が違いすぎて、少々(いやかなりの)違和感を感じずにはいられませんでした。と言ってもまだ全体の半分も見ていないので、最後まで見た段階で印象が変わる可能性もありますが。でもねぇ・・・まぁこの版の感想は最後まで見てからまた書かせていただこうと思います。(でもこれをまた延々と見続けるのかと思うと・・)
え~、私自身は今までに「ロミオとジュリエット」は、生の舞台では03年のキーロフ来日公演でラヴロフスキー版を、04年に新国立劇場でマクミラン版を、それぞれ2回ずつ観ました。映像ではロイヤルバレエの有名なフェリ主演のものと、パリオペのヌレエフ版も見ています。ロイヤルのフェリ主演の映像は、フェリの可憐さとドラマティック性にすっかり魅了され、やっぱりこの演目はマクミランだよねぇ、という思いを強くさせられました。パリオペのヌレエフ版、これはまた凄い!踊りから演技から演出からとにかくなんでもてんこもり。正直ここまでやるか?と言いたくなるくらい、演出過剰な部分もあるとは思いますが、でもさすがパリオペ。見応えはありますよねぇ。ぜひ一度は生の舞台で観てみたい、と思わせてくれるものはあります。
でもこの両者はあくまで映像。フェリやルディエール、ルグリがいかに素晴らしくとも、映像はあくまで映像にすぎないのです。というわけで、私の中でのジュリエットと言えば、最初に生で観たラヴロフスキー版のヴィシニョーワ。ヴィシニョーワのジュリエットは終始一貫、恋に生きる、という強い「意思」の存在を感じさせてくれるとてもドラマティックなジュリエットだったと思う。正直今現在の感覚からすればラヴロフスキー版はかなり古風というか、時代を感じさせる奥ゆかしさがあり、それゆえ特にパ・ド・ドゥなどでは単調だなぁ、と思ってしまう部分があるとは思うのですが、ヴィシニョーワの圧倒的存在感を前にしてはそんなことはどこかに吹き飛んで行ってしまい、ただただ見惚れるばかり。今眼の前にいるのは恋の炎に身を焦がす、押さえ切れない情熱に身を任す、1人の美しい女性。そんな彼女を観ているだけですっかり物語の世界に引き込まれてしまって。艶やかに咲き誇る大輪のバラの花のようなジュリエットでした。そう、大輪の赤いバラ。そんな形容がぴったりのヴィシニョーワのジュリエット。古風なラヴロフスキー版の舞台を一気に現代的なものへとシフトさせてくれるような、そんな「力」を持ったジュリエットでしたね。それでいてもちろん、良家の令嬢としての品格は文句なしですし。少々「力」がありすぎて、自分自身でどんどん世界を切り開いていくような「現代的」ジュリエットではありましたが。おそらくヴィシニョーワのジュリエットは、ラヴロフスキーというよりは、マクミランタイプのジュリエットなのかも、と思います。彼女にはマクミラン版の方が似合ってるような気もしますが、でも重厚で荘重なラヴロフスキー版において彼女=ジュリエットがいかに物語を進展させていく存在であるか、「中心」であるか、ということを如実に示してくれる、素晴らしいジュリエットだったと思います。本来のラヴロフスキー版におけるジュリエットというのは、ある意味ヴィシニョーワとは正反対のタイプ、混じりけのない白バラのような存在ではないのか?と思うのですが。
だけど演劇的で重厚で、踊りの魅せばがやや少なめの分だけ出演者の「演技力」がなによりもものを言うラブロフスキー版は、出演者にとってもやりがいがあると同時に実は大変難しいものなのかも知れない、とも思う。出演者はダンサーとして優れていることは言うまでもないとして、「役者」としての力量も問われているのだ。
そういう意味ではヴィシニョーワは優れて素晴らしい「女優」だったと思う。
また機会があればぜひ観てみたいです。





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最終更新日  2005年09月20日 22時36分32秒
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ジュリエット  
ラヴロフスキー版は観なかったんです。ヴィシニョーワのジュリエット、良かったんですね。観ればよかったな。

私が生で観たジュリエット(全幕)は、フェリが3回、イゾルト・ランドヴェが2回、ダーシー、コジョカル、レイエス、デュランテがそれぞれ1回ずつです。ランドヴェはクランコ版であとは全部マクミラン版。一番最初に観たロミジュリがフェリの映像なので、やっぱり私の中でのジュリエットはマクミラン版のフェリ@ジュリエットですねー。 (2005年09月20日 22時48分08秒)

Re:ジュリエット(09/20)  
新緑の里  さん
はなはなballetさん
パリオペ北京公演のレポを読ませて頂いていたところでした。アニエス&ジョゼの降板は残念でしたね・・私もアニエスが好きなのでもし海外遠征までして彼女が出てくれなかったら相当落ち込むだろうな、と思います。でも全体としては素晴らしい公演だったようでなによりでしたね♪

ジュリエット、たくさん観ておられますね!レイエスは新国でコジョカルの代役で踊った時ですか?私はあの時チケットはもっていたのですが、払い戻してしまいました。でもレイエスもなかなか評判良かったですよね。
フェリのあの映像は本当に素晴らしいですよね。でも新国で生で観たときには私はフェリよりもコレーラのロミオの方にすっかり魅了されてしまって。もうマクミランのロミオは彼以外では観られないかも?です。(笑)
(2005年09月20日 23時14分21秒)

Re[1]:ジュリエット(09/20)  
新緑の里さんもアニエスお好きなのですね♪ 私は女性エトワールの中で一番好きなのがアニエスです。男性はもちろんニコラだけども(^^ゞ

レイエスはそうです、コジョカルの代役で観ました。基本的に一度買ったチケットは払い戻さない主義なんですよー。もしかしたらすごい出会いがあるかもしれないし。

コレーラのロメオ、本当に最高でしたね(>_<) 私も彼がロメオの理想だわ、って思いました! でもやっぱりニコラで観てみたい(笑)。 (2005年09月21日 21時24分18秒)

Re[2]:ジュリエット(09/20)  
新緑の里  さん


>いや、ほんとにそのとおりですね!眼の覚めるようなお言葉、いたく身に沁みました。

アニエスも鑑賞歴の短い私はそんなに回数観ているわけでは全然ないのですが、最初に彼女を観た「ダイヤモンド」でのまさしくその名のごとく光り輝く彼女にすっかり魅了されて以来、日本での彼女の舞台は全部観ています。パリまで行けたらほんとにいいんですけどね。

(2005年09月23日 22時33分48秒)

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