まきこんのこの頃

まきこんのこの頃

ロンリーコンプレックス


著者名:唯川 恵
出版社:集英社

感想:
 OLから作家になったという結川さんは、一番現在女性の心理をわかっている人だと思う。(それも地方出身者というところでも、近くのお姉さん的存在なんだろうな)この本でも、そんな自分の経験や友達の話などがまとめられていて、1冊をあっという間に読んでしまいました。

 子育て中の孤独は、子供が大きくなることによって癒されるけど、独り者の孤独はどうなんだろう?と考えさせられる本でした。

 結局人は(特に女性はかな?)どこにいても孤独からは逃れられないのかもしれない。恋をしていても、仕事に充実感を感じていても、結婚して暖かい家庭を持っていても、どこかでいつも何かものたりなさを感じてしまう。

 最後に唯川さんが書かれていた、『孤独は終わりではなく、始まり』という言葉の重みを感じました。孤独という友達を大切に生きていかなくてはと感じました。

点数:70点
スリル  ☆☆★★★
泣ける  ☆☆☆★★
ドキドキ ☆☆☆★★


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