殿上人日記

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2015年11月01日
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カテゴリ: 家族



この日記に書いていたのに、ここ最近の沈黙ぶりを
不可解に思う人も、たぶんいるのではないかと思う

建売住宅やマンション分譲と違って、注文住宅の
醍醐味はなんといっても間取りも、部材も、設備も
自分の希望に沿ったものに一から作れるというもの




とは言っても住み始めると、こうすれば良かったと
後悔する事もあり、人は三度は家を作らないと、思い
通りの家にはならないと言う。なんで私が家の事を
語らなくなったのか




ハイ、完成前からどんどんと自分の意に染まない
夢の家からかけ離れ、建売住宅のような家になって
ゆく現実に我慢が出来ず、もはや現実逃避に走って
いる為です




それは自分ひとりが、その家に住む訳でないという
「家族」が存在し、しかも私とは著しく好みが違うと
いう現実。中日ファンと巨人ファンは永遠にわかり
合える訳がないという事なんでしょう




最初から高額な家を建てる為に、退職金を使うとか
息子に、高額の住宅ローンを背負わせるような事は
したくないという点だけは一致しており、CMで知ら
れた大手ハウジングメーカーは利用せず、工務店を
使うのは決まってました




しかし、そこからが問題でした。三匹の子豚も木の家
藁の家、レンガの家とタイプの違う家を建てた様に
姉の家はコンクリートの家。うちの場合は工務店の
在来工法で建てる予定でしたが




いざ幾つか完成見学会をまわっていると、工務店でも
建てる家の差別化を図る事で、注文住宅を希望をする
顧客をしぼっており、東濃ひのきの産地である事から
地元の木をふんだんに使う工務店や、珪藻土とか天然
素材が売りに、地震に強いSE構法とか、少ない予算の
家族でも家が持てるローコスト住宅など




私は柱なども地元のひのきを使い、床なども天然無垢材を
ふんだんに使った家が良かったんですが、巨人ファンの
旦那は「木目が嫌い」だそうですわ。かといって真っ白
モダンなのも嫌みたい




はい、娘のアパートみたいな普通の表面がツルツルした
合板の床とか建具を使った、ごく普通の家が好みのようで
地元の木を内装にもふんだんに使うような工務店は敬遠

そして以前の日記にも書いた丁寧な仕事をしてくれそうな
坪40万から60万まで、施主の予算に応じて臨機応変に
対応してくれる、会社の組合と提携をしている工務店に
決めました




予算に応じて、外壁や屋根、内装、屋根なども選べて
工務店の社員ではなく一級建築士に設計も外注して貰え
思うような間取りにもなり。とここまでは順調でしたが




ここで最初の誤算がありました。うちは伝統ある歴史的な
地域の「近隣」であった為に、宿場区域では無いので公的
補助金が出ないかわりに、木造での伝統的な外観でという
強制的な規制は受けないですが




それに準じた上品な和風住宅を建てるように協力をして
下さい的な民間の条例(公的強制力はない)があるそうで
好き勝手に家を建てられないみたい。もともとハウジング
メーカーのこじゃれた家なんて建てられなかったんだ~




一条工務店のi-smartもいいなぁ~とか思ってたけど、到底
無理な話だった訳で。巨人ファンの一級建築士の方も実際に
こちらにこられた上て、地域景観に溶け込む和風モダンな
外観に仕上げてくれてたので、その点だけは良かったけど




ところが思わぬ落とし穴が用意されてました。常日頃から
良い家を作る工夫をしてる工務店なので、断熱材とか外壁
などもメンテナンスの面から、最善と思われる部材工法を
考えた上で




この工務店は、外壁にリクシルのセラヴィオというタイルを
お安く施工してくれるというので、工務店が建てたタイルの
家もいくつも拝見をして、高級感があるしかっこいいと思い
この工務店を選んだ大きな要因の一つだったのに




ところが地域の民間団体の偉い方が、和風の家にはタイルは
そぐわないとの見解で許可を出してくれず、純和風の家でも
上品な仕上がりになると言っても話も聞いてくれず、一般的な
部材のサイディングならば良いとの事で外壁変更

サイディングならタイルより安くなるからいいじゃないかと
言われたそうですがそんなもんじゃないですよ。家に対する
思いは。第一、サイディングのメンテナンス代の方が高いし




更に下部に昔風の黒い板を付けるように言われるが、実家の
100年住宅や今までのオンボロ木造住宅に住んでた人間は
せめても和風モダン程度に住みたい!と、それだけは回避が
できて白黒ではなくなり一色で




私はくすんだ色合いが良かったけど、より和風な意匠が際立つ
ように真っ白な家になるそうで、同様の理由から屋根もお城や
お寺に使われるような高級ブランド瓦の「銀いぶし瓦」。実際
スレート葺き屋根よりも、メンテナンスや様々な面で優れても
いるそうですが




いかんせんいぶし銀の語源でもあろう、銀いぶし瓦は一般的な
瓦よりも更に高価でございますが、歴史的な地域に住んでいる
者の宿命だそうで、私の希望ではなくって地域に見合った家に
しなければいけないそうで。他の工務店の見学会で営業さんに
〇〇さんはお元気ですか?と唐突に聞かれ、そこで建てた家も
許可を出して貰うのが大変だった模様




せめても家の中では、ウッドワンの天然無垢材の床や建具で
と思っても、テカッテカな合板が好きな巨人ファンの旦那が
反発し、予算的にもウッドワン>>合板系と80万円位は違う
ので、結局はウッドワンのショールームに私が行く機会も無く




なんで私が折れて、旦那の希望に沿ったのかというと、もしも
私が押した床にしても、天然無垢材だから傷もつくし、木目が
嫌だなぁとか旦那がいつまでもぐちぐち言いそうだから。内装が
合板になった事で、その浮いたお金が高価な瓦を採用しアップ
した分の差額にすっぽり収まった格好です




あぁ~家の外も中も私の好みでもなくなって、この先の楽しみは
お風呂とキッチン、トイレくらいなモノ。ところが「後はお前の
好きにしろよ」とか言っているくせに、いちいち口を出す旦那は
黒いとかグレーとかブラウンとか、とにかく濃い色のが高級感が
あってかっこいいって?




風呂もキッチンの色も(さすがにトイレは白)。しかも娘も横から
参戦し、この色が良いとか勝手な希望を言い出すし、完全に思う
ようにはさせてくれない家族に冗談なくキレそう。ど~でもいいわ

私にとって色々と妥協した形の家にしかならないんだしと、建築
現場を見に行く気も起らなくなって娘のところで現実逃避中です




街でタイルの家を見るたびに、こんな家になるはずだったのにと
どよよ~~~んと気持ちも暗くなりますわ




               写真は平成27年10月18日に松本空港で撮影

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最終更新日  2015年11月18日 14時42分30秒
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