凛の日常ちゃめし事

凛の日常ちゃめし事

避妊手術 2003.9.12



手術に関しては、私とりんパパの考えは違っていました。
私も最初は何もせず、自然にと。
が、本を読んだり、いろんな方のサイトを見たりして「したほうがいい」と思うようになっていました。

りんパパはあくまでも自然に!
「澪(私の実家で飼っていた子)だって手術してなかったじゃん。それで不都合なかっただろ?」
確かに・・・病気にもならなかったしなぁ・・・
迷いました。
健康な体にメスを入れるのも、正直抵抗がありました。
りんパパと話し合いをし、何度も病院で説明をしてもらい相談にのってもらいました。

そうこうしているうちに凛が初めてのヒートを迎えました。
「わーい!お赤飯だぁ~。ケーキ買ってこよう。」などと私たちは能天気に喜んでいましたが・・・
ちょっと凛の体がヘンなのに気がついたのです。

お腹が変色している。
普段は、ピンク一色のお腹がなんだか色素が沈着したようにまだらになっているのです。
よくみるとお乳が腫れています。
最初はヒート中の一過性のものだと素人判断していたのですが・・・
ヒートが終わってもお腹のまだらが消えない・・・そしてヒート中腫れていたおしりが元のようにならない・・・

病院で相談したところ
お腹のまだら&お乳の腫れは、「ホルモンバランスがちょっと崩れているのではないか?」とのことでした。
「お尻はその影響で元にもどらないようだ。」と。
それと・・・
ホルモンバランスが崩れた状態(今の凛)だと、体がいつも妊娠できる状態になろうとしている可能性があるらしい・・・
通常、膣の中は殺菌作用があります。
凛の場合は、妊娠しようと体が受け入れ状態になっているので、雑菌がはいっても殺せないと言う事になります。
もしかしたら?ヒートの度にこの状態になるかもしれない。

正直ショックでした。
それだけ凛は、病気のリスクが高いということです。
ついにりんパパも賛成してくれました。一日でも長く一緒にいるために。

2003.9.11(木)
いよいよ明日。
私のほうが緊張する。夜は20:00までにごはんを済ます。
明日は朝ごはんは食べさせないで、10:00までに病院へ連れて行く。
はぁ~。
これでいいんだよね。
何も知らない凛はいつもどおり、暴れている。

2003.9.12(金)
私は会社を休みゆっくりとお散歩しました。凛はごきげん!
朝ごはんは抜きです。
「いつまでたってもごはんくれないなぁ」って顔をして私を見ていました。ごめんね、今日はだめなんだよ~。

10:00!
凛を連れて病院へ。
なんとなく歩かないので、抱いて行く。
病院で誓約書を書かされる。
この時、急に怖くなってしまった。連れて帰ろうか?いや、大丈夫・・・!
体重を測り、簡単な問診を受けて、私は帰るように言われる。
優しそうな先生に抱かれて奥に行く凛。
私を「何で?かーしゃん一緒に来ないの?」って顔で見てる。
怖いのか、目と鼻の穴が全開になってた。

すぐ、帰る気になれずコーギーを2頭連れた上品なご夫婦と話す。
その子は4ヶ月の時に手術を受けたとのこと。
やはり2日くらい麻酔のせいでぼんやりしていて可哀想だったとおっしゃっていた。
あぁ、凛。大丈夫だろうか。
不安だ。
まだ、居残っている私に、先生が「もう帰っていいですよ。」仕方ないので帰る。

家に帰ると、いつもは凛がとことこ走ってくるのに。
凛がいない・・・
さびしいなぁ・・・

午後からの手術で、17:00に電話して帰宅の時間を決めましょうと言われていたので時間があるなぁ。
よし、美容院にいこう!
予約が15:00過ぎにしかとれない。
凛にぎりぎりだな。
でも、行くことにした。一人で家に居るのがいやだった・・・

それまで、部屋の大掃除をする。汗だくになっちゃった。
美容院ではいらいらしっぱなし・・・

あわてて家に帰って、ドアを開けても凛がいない・・・
いや~、寂しかったです。泣けてきました(恥)
夕方、電話する。
もう終わっているのかと思ったら、「緊急が入ったのでいま凛ちゃんの番です。」
えーっ、そんな。
今日連れて帰れるのかなぁ?
とりあえず、再度連絡することにする。

19:00お迎え。
電話で状態を聞くと、もう立ち上がってるから大丈夫ですよ。との事。
走っていく。ちょっとでも早く。凛の元へ。
動揺しながら、お会計。
ん?5000円増し。異常があったのか?
振り向くと、女の先生に抱かれた凛がいた。震えてしがみついていた(泣)
顔が変だ!なんだかすごいクマみたいなのがある!
やつれている!
「顔が変ですけど・・・?」
「手術中に目が乾くので、お薬を塗ったので心配ないです。」
ちょっと安心。でも痛々しい。
私が抱いてもわかってないみたい。凛!かーしゃんだよ!
凛はエリザベスカラーも包帯もしていなかった。
聞くと大丈夫だって。
傷はすごく小さい!おへその両端を縛って縫ったみたいになってる。
青いお薬が塗ってあって、見た目はでべそ。(笑)
「とったものをお見せします」と言われ、摘出した子宮をみせてもらう。
言葉がでない。凛を抱いたまま卒倒しそうだった・・・
凛の子宮は腫れていたそうだ。それと、発情していたとも言われた。
6月に1回目のシーズンが終わったばかりだよ。
おかしい。
やはり、異常があったのだ。
先生は、「今とって正解ですよ。」とおっしゃってくれた。
ほっとする。

帰り道。
凛、お帰り。お帰り。がんばったね。
無反応な凛。
泣けてきた。人がいないのを幸い、泣きながら帰った。

家に帰ると、凛はよろよろと歩いた。
部屋をチェックしているのだ。

いいよ!歩かないで。

帰宅直後4

帰宅直後5


ゲージに入れると鳴いていた。細い声で鳴く。痛いんだね。
本当によかったのか?不安になる。
つらい目にあわせてごめんね。痛いよね。ごめんね。
じょりーん2

家に戻ってから、水も飲まない。
ゲージで1回。
出たがるので、部屋に出したら布団の上で寝ていて1回。
凛は吐いちゃった。
何も出ない。胃液だけ。「汚しちゃった・・・ごめん」って顔をしていた。いいんだよ、洗えば綺麗になるんだから!
夜から朝方まで凛は鳴いていた。

2003.9.13(土)
朝方、ゲージを嫌がるので自由にさせる。
どうしても布団にきてしまう。
3人で川の字。
翌日
無理やり、朝の薬を飲ませるがしばらくして吐いてしまう。
不安なので病院に電話して聞くと、麻酔の影響でそうなる子もいるので心配ないと言われた。
午後からごはんOKだったが、受け付けない。
どうしたんだよー凛。食べてよー!

一日中寝てる。
その姿は痛々しい。
夜はちょっとだけ食べた。(薬はごはんに混ぜた)
心配で不安な一日。

2003.9.14(日)
通院。
注射をうってもらい、薬をもらう。
傷はきれいだと言われた。
抜糸は2週間後になる。
歩いて帰る。
だいぶ元気&食欲が出てきてうれしい。おもちゃに興味を示すようになった♪
改めてよく見てみると、お腹だけでなく内股まで毛をそられていた。
うふふ。変だよ凛。

2003.9.15(月)
だいぶ元通り。
う○ちのとき力むと痛いのかギャーッと悲鳴をあげる。
こっちがびっくりだよ。虐待してるみたいじゃん。

毎日めきめきと良くなる、この回復力には驚くばかりだ!
夜は、少しお散歩。まったく普通に歩く。
凛、早くジョリーン(お腹をじょりじょり剃られていたから)を卒業できるといいね(笑)
じょりーん1



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