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すっかり秋らしくなりました。ばら好きのわたしの楽しみな季節。春日井市にある緑化植物園の温室もすっかり秋の花にかわりました。ばら園のばらも見事な花が多いので毎年でかけるのですが今年は特に見事でした。花好きにはとりわけ嬉しいですね。アメジストセージのうっとりするような紫。まさに宝石アメジストの色。ピンクのばらが咲き誇っています。山の紅葉を背景にコスモスがはかない。 温室の中のすすきとコニファーの植え込み。白いばら。たしか「マダム・サチ」と名札が。 ピンクのグラデーションが美しいばら クリーム色にピンクの色合いが繊細。 ここの植物園は品種の名前もあまり聞きなれた名前はありません。会社がちがうのかも知れませんね。このごろはイングリッシュローズがメインですので。わたしもひところはイングリッシュローズでなきゃばらじゃないな、と思っていた時期もありましたが、花に人種(!?)差別はよくないですよね。きれいなものはどんな品種でもきれいです。もっと写真を見たい方はこちら
2008.10.28
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日本人には多少なじみが薄いですが、英会話スクールには欠かせないハロウィンの季節がやって来ました。じっさい、シーズンの行事のない10月にはメリハリがきいてありがたい行事です。生徒さんたちもコスチュームだ、おかしだと楽しみもあり、また飾りつけをする私どもスタッフも楽しいものです。ハロウィンを前にして安城市のデンパークもフェアをやっていましたので行って来ました。花は秋なのでキク類がメインなので春の華やかさはないですが、クリスマスまで間があくのも園芸好きにはさみしいので、何よりも嬉しい企画です。このジャコランタン、かわいいでしょう?陶器製なのですよ。 薄紫の可憐なスプレー菊秋の花でいっぱいのガーデン温室内。こんなベンチが庭にあったら…こわ~いクモの飾り これは親子のコウモリの飾りひょっこりのぞいていた魔女(人形) かわいいスプレー菊かわいいけどどこか不気味なわら人形? 黄色の菊で作ったカボチャ
2008.10.24
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さきごろの中部国際空港「セントレア」からのイギリス旅行の前、飛行機のゲートに向かう途中にスターバックスができていました。コーヒー好きの連れ合いは「飲もう、飲もう」というのでカウンターの若い女性にカフェラテをふたつ注文しました。すると隣りにフィンランド航空のCAの30代ぐらいの女性が英語で何かを言っています。ゆっくりと、にこにこしながら係員に話しかけています。係員も満面に笑みを浮かべてしきりにうなずいています。どうもこういうことらしいんです。「先回のフライトでここでコーヒーを飲んだのだけど自分の不注意で日本円が足りなかった。それで困っていたところ、若い男性の係員が小銭を貸してくれた。名前はきかなかたけれど、返したいからこれを彼にわたしてほしい」というようなことを言っていました。 それにしても、そんな小さな親切にいちいちお礼をしていくフィンランド人にも感心しました。スウェーデン人かも知れませんが、北欧人はそういう暖かいところがありますね。名古屋という1円にもうるさい土地で、ほんとうに高貴な精神というものを見せ付けられ、ふだんの自分の行動が恥ずかしくなりました。 海外旅行で、飛行機に乗るために出国ゲートを通ったときにわたしはいつも自分が日本人ではなくひとりのコスモポリタンになったようでその感覚が好きです。いつも自分ひとりが世界にぽーんと投げ出されて、世界のいろんな人から自分の言動が見られ、チェックされる。その緊張感がたまらないですね。あのフィンランド航空のCAもそういう世界に生きていて、自分のベストな状態をいろんな人たちに見せたい、という気概があるのでしょう。旅を前にして、海外に出て行くことの素晴らしさをつくづく肌で感じました。 離陸するとき、わたしは自分の最初の海外体験を思い出します。 さる英語学校の講師として、生徒を引率する仕事をしたのですが、国境を初めて超えた、という時、涙がぼろぼろ出てたまりませんでした。 最初に降りた土地はトランジットでしたが、韓国で、今の仁川空港ができる前でしたから金浦空港でした。実はわたしの父は旧満州の京城生まれで、海外、大陸への憧れは祖父母の年代からずっと一族が持ち続けていたものなのです。「英語はちゃんとやっておけよ。これからの日本人は頭と技術で世界に出ていかなければだめだ」小さいころから父に言われて育ちましたので、海外への憧れというのは小さいころから持っていました。 それでもわたしの年代では海外旅行はまだまだ高価で、やっと20代の最後の年に海外へ、それも仕事で派遣されて行くことができたのです。 韓国からハワイのオアフに飛び、ロスアンゼルスに渡りました。ロスの夜景を見て、またまた感激して泣いてしまいました。 玄奘三蔵とか鑑真和上になったみたいに、はるばると大陸や海をこえてとうとうここへ来た、という思いで胸がいっぱいになりました。今の子供たちは家庭にもよりますが、中学か高校のうちに海外へいけるようになりましたが、かえってわたしのような感激はないかもしれませんね。 スターバックスオリジナルタンブラー コーヒーチケット付
2008.10.22
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イギリスへの旅の帰途のことをさっきコメントの返事に書いていて、ふと思い出しました。飛行機は偏西風の加減でかなり南寄りのコースをたどり、ウランバートル上空を通り、北京上空を通って日本に出たのですが、いつものように昼食がすむと、部屋を暗くして消灯し、映画の時間になります。やがて日没になり、あたりは暗くなりました。わたしは窓側だったんですが、窓のシェードを上げて外を眺めてみました。ウランバートル上空です。 ほとんど民家が見えません。山小屋のような小さな家々がときどき見え、その家の電灯がぽつんと輝いています。音が聞こえるはずもないのに、「しーん」という音が聞こえてくるような。犬の鳴き声が聞こえてくるような。下の暗闇からふと飛行機のまわりを見ると、なんと満天の星空です。数え切れないほどの星、星、星です。消灯しているし、下がウランバートルのような山岳地帯なので、この星空が見えるのでしょう。今まで夜に飛んだことはありましたが、こんな夜空は初めてです。感激していつまでもながめていました。ナスカの地上絵 宇宙飛行士 写真2LGサイズ3枚で【送料無料】
2008.10.20
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秋の花といえば、コスモスも欠かせません。色も繊細で、はかなげで、日本人の好みにあっていますよね。ただし、わたしのマンションのようなベランダガーデンにはすぐハダニだらけになってしまってだめですね。何度も失敗しています。 秋の花といえば、秋桜(コスモス)日当たりのよい屋外で管理し、花終わりをとってやれば、次々...
2008.10.18
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秋はばらがまた咲く季節。涼しくなってきたので、ばらを求めてカメラ片手に連れ合いと岐阜県可児市の「花フェスタ記念公園」に行きました。はたして、嬉しいことにばらの盛りでした。ちょっと日差しがきつすぎますが、花は楽しめましたよ。↓真っ赤な目がさめるようなばら たぶんグラハム・トーマスだと思いました。 わたしの好きな花ーダブル・ディライト紅茶の色の品のいい花 コスモス白いカップ咲きのばら華やかなピンク 明るいオレンジのばら花の写真をもっと見たい方はこちら
2008.10.14
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やっと日本に帰国しまして、何よりも気になりましたのは留守中のスクールのこと。これはスタッフのおかげで万事スムーズに運んだようです。わたしがいなくてもことが運ぶようになってきたことは喜びでもあり、裏を返せばちょっとさびしい気もします。贅沢ですね。ところが、もうひとつ、彼岸花の花期が終わっているのでは、というのが心配でした。例年、わたしも連れ合いも半田市の矢勝川堤防の彼岸花の写真を撮りに行くんですが、今年はちょっと暑いので、心配だったんです。 はたして、帰国直後の週末行きましたら、こんな具合でした。↓一部を残してかれて白くなってしまっています。 ぎりぎりまで暑かったので、一度にかれてしまったと思われます。現地の方に聞いてみましたら、やはりわたしたちがイギリスに行っていた先週が見ごろだったとか。仕方なかったとはいえ、残念でした。 これが一番きれいに咲いていた1本。 季節のうつろいはどんなに人の力がはいってもどうしようもない。神仏の行いというのは人智を超えたものだな、とふと感じた1日でした。
2008.10.13
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話は前後しますが、着いた日の翌日に昼食を食べがてら市内の中心地を歩いて土地勘をつけておいたときのスナップです。↓まずは市でもっとも古いグラスゴー大聖堂から。 こちらは聖人 聖マンゴーの遺体が収められている棺。右手の布カバーがかけられているのがそうですが、日本人とは棺とか遺体の感覚がちがいます。でも、よく考えれば即身仏などを祭って拝むことはありますから、感覚的にそれに似ているのかも。グラスゴーのセントラル駅付近。駅の列車。キルトがかわいい少年。バグパイプのデモ演奏をしていました。
2008.10.13
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翌日、学会の仕事をほぼ終えた連れ合いは、「せっかく来たからきょうはちょっとは見物にでかけたいな。明日はもう帰国だし。どこがいいかな?」とわたしの話を聞いてうらやましそう。「それなら、昨日途中で止まったスターリングはどうかしら。ここから1時間程度だから時間もたっぷりつかえるし」彼はエジンバラに行きたいようでしたが、ガイドブックを見ると歴史的な建造物がコンパクトに固まっていて短時間で楽しめる、と書いてあるので、結局スターリングに決定しました。 きのう行った線だし、駅も同じだからわたしは少し先輩気分でした。駅から出ると、確かに目の前からお城や古い建物が見えます。お天気もよくて(雨女のわたしが降らせたからもういいのか?)行楽日和でした。↓スターリング城の沿道の古い町並み↓沿道の時計塔↓いかにもイギリスらしい古い屋敷↓相当古い教会↓古い門扉↓スターリング監獄の塔からの眺め↓同じく監獄の塔から岩山をのぞむこの監獄というのがおもしろくて、実際の俳優さんが当時の看守の服装をしたり、囚人になったりして、見学者を囚人扱いして話しかけてくる。実際に当時の監獄に入ったような気分になってしまいます。 彼の演技が大好評だそうです。↓教会の庭の赤い実をつけた木↓趣のある小さな公園建物の多くがホテルになっていました。日本では地震の関係もあってとてもそんな利用の仕方はできないでしょう。下はアーガイル伯爵の館1600年代の建物。遠くに見えるのはスコットランド建国の父ウィリアム・ウォレスにちなんだ塔
2008.10.12
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「アーカート城は近そうに見えるけど、下まで行って帰って来るのに1時間はかかるから下まで降りるのはムリだよ。それなら 列車に遅れてしまう」とおじさんに言われたので、城はあきらめ、「それなら、ゆっくり景色を楽しみながら帰るわ」と答えました。 わたしがあっけなくあきらめたので、おじさんはちょっと悪いと思ったのか、「ここに寄ってみようか。ここはネス川の水門なんだ。運河をせきとめて、水面を上げて船を通すのさ」というので「じゃあ、寄ってみようかしら。写真も撮るわ」といってわき道に入ってみました。「ネス川は運河なの?」と改めて聞きました。確かに運河だそうで、途中にはね橋もあるとのことでした。「日本には運河はないのかね」と聞かれたので、地理の知識のないわたしは自信がなくて、「たぶんあんまりないと思うわ」と答えました。水門の写真を撮ると、雨上がりなので、虹が写っていました。前にイギリスでホームステイしていた長女が言うには、イギリスでは雨が多いのでしょっちゅう虹が出るそうです。↓ネス川の水門と虹 水門を見てからのんびりとインバネスの駅まで帰りました。ちょっと時間が早くて4時10分ほどでした。「さあ、ちょっと早いけどお茶ぐらいのめたほうがいいだろう?あのとき城を見たかったろうけどあそこではすごく時間を食うんだよ」と言い訳がましいことをおじさんは言いましたが、待ち時間が長かったのでもうひとかせぎしたいのかもしれません。「そうね。どうもありがとう」と言って約束の40ポンドとチップの4ポンドを渡しました。「グラスゴーまで気をつけて。楽しい旅を」とおじさんは手を振ってくれました。
2008.10.12
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ネス湖を見下ろす道の端に車を止めて、「ここで写真を撮るといいよ」とわざとらしく車外に出たおじさんは息子1人と娘1人があるそうで、「まだ外国へは一度も行ったことがなくてね。外国の人はちゃんと英語を話すのに、我々は外国語もできなくて、不勉強だな、と思うね」と調子を合わせてくれます。わたしは念願のネス湖に来れたうれしさかた、すっかり舞い上がってしまって「子供のころから一度ネス湖に行ってみたかったんです。ずっと憧れてきたのよ」と初恋の人に会ったみたいにハイになってました。「ところで…」とおじさんは話題を変えました。「お客さんはロッホネスセンターに行って、アーカート城を見てから駅にもどってすぐグラスゴーに帰るんだよね?」と念をおすので、「そうですけど」と答えると、「どうだろう」と運転席から透明なホルダーに入ったリストをだしました。そうして、「インバネスからドラムトロケットまでは26ポンドなんだけど、もしも帰りまたうちの車で帰ってくれるならこれを40ポンドにする、というのはどうだね?」おっと。来た、来た。待ってましたいいお値打ちプラン。「いい提案だけど、センターであなたはわたしを待っていないといけないでしょう?」と言い返すと、「ああ、それは待ってるさ」「その待ち時間の間はいくらになるのかしら?」「そりゃサービスで無料だよ」「それなら決めたわ」という具合で取引が成立し、わたしはおトク料金でタクシー貸切ができたんでした。 車中、おじさんはこの取引に上機嫌で、「ほら、この花がヒースだよ」「日本にはロッホネス・モンスターのようなモンスターはいないのかね」と聞いてきたりサービス満点です。「グラスゴーの町を見たんだけど、新しい町だから大聖堂ぐらいしか見るところがなくてね。インバネスは古くていい街ね」というと、「確かに、ここは古くていい町だよ」とあいづちを打ってくれる。「さて、ここがロッホネスセンターだよ」と車をつけてくれました。センターの係員とはさすがに知った仲なのか、気軽におしゃべりしていて、「日本語のパンフレットや説明はないのかね?彼女は日本から来たのに」とサービス満点。「そんなこと言ったって」と相手の係員。「だいじょうぶ。英語は多少わかりますから」とおじさんを安心させる。しかし、いったん説明が始まると意外に科学用語、生物学用語が多くて少しむずかしかったです。ハイ。中は撮影禁止なので、結局中の写真は撮れませんでした。結局地球がまだゴンドワナ大陸だったころ、スコットランドの付近にあった陸地の二つがぶつかりあって、間に生物がとじこめられたまま、ふさがって湖を形成したらしい。潜水艦を使ったり、魚群探知機を使って大規模に捜索したのだけど、何かがいることはわかったそうです。解説を見終わった後は女性には何よりの誘惑のみやげもの屋があり、子供たちへのおみやげをみつくろいました。出てくると、のんびりとおじさんが待っており、「さあ、じゃアーカート城に寄るかな」と言ってくれました。アーカート城というのはネス湖のシンボルである古いお城です。城について喜んで写真をとったあと、「ここで下まで見に行く時間はあるかしら?」と聞くと、「いや、30分しか使えないからあんまり時間はない。帰りはゆっくり帰った方がいいだろうし」と心配そうな顔になりました。わたしはちょっと残念そうな顔をしたのでしょう。「帰りに突発的なことが起こって思わぬ時間を食うかもしれない。コーヒーぐらい飲んでから列車に乗ったほうがいいだろう?」といいます。そりゃそうだけど。そうして、「ここから見ると城は近く見えるけど、見るのに1時間ぐらいかかってしまうよ」とのこと。でも、よく考えれば、わたしがアーカート城の人ごみにまぎれて消えてしまったら、大損害だ、と考えていたのかも知れません。今思えばデポジットとして20ぐらいわたしておけば、おじさんももっとリラックスして、もっと自由に動き回れたかもしれません。そういう考えは思いつきませんでしたが、その方がよかったでしょう。↓いかにも何か出そうなアーカート城
2008.10.10
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トイレで苦労はしましたが、窓から見える景色はサイコーでした。岩がごろごろする荒地には這うように野生のヒースが生い茂り、ピンク色の花を咲かせています。ところどころ牧場があるところを除けば、岩だらけの荒野で、いかにも妖精とか妖怪が出てきそうです。指輪物語やアーサー王の世界ですね。ケルトの人たちは昔から超自然の力を持っているといいますが、この風土のせいでしょうね。 車窓から思いにふけっていると、そろそろお昼ごはんの時間です。インバネスに着くのが1時すぎなので、帰りの列車でまた3時間半かかることを考えると、ネス湖にいられる時間はごく短いので、能率的に回らなければいけません。 ところが、ガイドブックを熟読すると、ネス湖のビジターセンターやアーカート城などの有名スポットはインバネスからまたバスに乗り、ドラムトロケットという村までいかなければいけないらしい。帰りのことを考えると、これは時間がかかりそう。ネス湖のクルーズもしたいな、と思いましたが、クルーズの行程を見ると、3時間半から1時間はかかる。湖を周遊してセンターにも寄るツアーは朝10時発のツアーしかないようです。クルーズは時間がかかりすぎるようです。それでは何を一番見たいのか、と考えると、ビジターセンターとアーカート城からの眺めだろう、と結論をつけました。 それなら駅でタクシーをつかまえて、見所をさっと回って帰って来るのが一番早いのではないか、と思いました。 そうするとチャーターになるから1万円程度かかるかな、とも思いましたが、せっかく来たのだから見所はおさえておきたい。 そこでインバネスを降りて帰りの列車の時刻表を確かめました。8時半ごろにグラスゴーに着く列車が一番よいだろう。そうするとインバネスを4時40分ごろの発になります。万一それに遅れてもあと2本グラスゴー行きがありました。 それで駅から出るとすぐタクシーをつかまえました。人のよさそうな微笑をうけべたおじさんが手を上げて「ハロー」といいました。「ネス湖のロッホ・ネス・センターまで」と言うと、「ドラムトロケットのかね?」と再確認されたので、「そうです」と答えました。「ロッホネスセンターとアーカー城を見てからまたグラスゴーに帰ろうと思うんです」と水を向けました。 ひょっとしたら割安のセット料金とかあるかも知れないと思ったんです。それに最初からこちらからチャーターしたい、と気前のいいことを言うより、ちょっとサービスしてくれるかも知れない。 するとおじさんは景色のいいところで車を止めて「ここは景色がいいから写真を撮ったら?」と勧めてくれました。↓ネス湖のほとり。ふしぎな波がたっている。↓ネス湖のほとりの案内板。湖はとても細長い。↓インバネスでひろったタクシー
2008.10.09
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わたしが乗ったスコッティシュ・レールの電車はディーゼルで、ドアはふだんは閉まっていて、開けたいときはドアの横にあるいかつい「オープン」とかいてある大きな丸いプッシュボタンをぎゅーっと押すようになっています。すっごく頑丈に作ってあって、たたいたりなぐったりしても壊れないぐらいいかつい造りです。もちろん「クローズ」というボタンもあってこちらも頑丈に造ってあります。こういう構造だと絶対に駆け込み乗車というのはないでしょう。もともと閉まっているのでいかついボタンを力いっぱいおさなければ入れないのですから、時間ぎりぎりだとそんな余裕はないから。さて、列車の中は広くて、対面シートになっていて中央に広い銀色のテーブルまであります。 テーブルつきでない席もあるので、まさか座席指定じゃないよね…と思いつつふと見ると、シートの頭の部分に白い付箋のようなものが差し込んである席があり、近づいてみると「予約席」と書かれてありました。こんなのぬいちゃったらわからないよね。いい加減だなあ、と思いつつその隣りの席に座りました。前にケルンで電車に乗った時に検札の係員がしょっちゅう巡って来たことを思い出して、ポケットの切符を指先で確かめました。目の前の席におつむのうす目のかっぷくのいいビジネスマンが乗って来ました。彼もテーブル席が目当てのようです。彼はテーブルの上に新聞を出し、読み始めました。わたしはさっき買った昼ごはんとミネラルウォーターをテーブルにのせました。電車がスピードを上げて来ると、ミネラルウォーターがおじさんの方にすうーっとすべっていくんですね。おじさんはおもしろそうに含み笑いをして、こっちにびんをそっと押し返しました。わたしは「すみません」といって笑いながらこちらに引き寄せました。おじさんはちらちらとこちらを見ながらなんとなく興味がわいている様子です。この線に外国人というのは珍しいのではないでしょうか。みんなネス湖にはバスで行ってしまうでしょうから。のったらくったら列車に乗って、しかもおばさんが一人旅なんて。わたしはわたしで、このおじさんがどういう仕事をしていて、なんの用で列車に乗っているのか推理を楽しんでいました。顔がなんとなく実家の父に似ているのも親しみをもてました。あんまりじろじろ見てもまずいので、外の景色を見ながらときどきデジカメで風景を撮りました。3時間半も乗っているのだから、何かうちとける話題を考えたほうがいいかな。いやいや、こっちから声をかけるのはちょっと軽薄かな。考えているうちに車内販売が来たので、暖かいコーヒーを頼みました。1時間ほどたつと、ピトロクリーの駅に着きました。このあたりの駅は鉄骨のデザインが装飾的で優雅です。 ↓ピトロクリーの駅舎 ピトロクリーのプラットフォーム。花がきれい。 ↓パースの駅構内 ↓スターリングのウォレス・タワーが遠くに見えますさて、暖かいコーヒーにいい気分になっているともう2時間ほどすぎて、さすがにトイレに行きたくなって来ました。最初に乗った時にトイレの表示を確かめておいたので、列車の前の方にあることはわかりました。それにさっきから列車の前へと歩いていく人が多いので、みんなトイレに行くんだということもわかっていました。「さて、それじゃ初トイレといくか」驚いたのは、トイレの「使用中」の表示が"Occupied" でなく、"Engaged" となっていたことです。ここもイギリス英語なんだ。契約中なんですね。でも最初に行ったそのトイレはあいていて「あき」のサインが。さて、そうしてドアをあけようと取っ手に手をかけると、開かない!どうしよう!焦って何度も手でひっぱりますが、開かない。何度もトライしてひーひー言ってると、トイレの隣りの席に座っていた若いカップルが、「ここ、ここ」とトイレのドアの横の壁を指さしました。 そこには、はたして あの列車のドアを開けるときに使うあの「オープン」「クローズ」のごついボタンと同じやつがあったのです。ひょいとおすと、トイレのドアはしずしずと「ウイーン」といいながらスライドして開いたのでした。 おそらく車椅子兼用なのでしょう。次回につづく⇒
2008.10.08
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さてさて、やっとのことで電車に乗ることになりました。電光掲示板でどの電車が止まるのかを確かめます。幸いなことにインバネスは終点なので、ぜ~ったいまちがいっこなし!やや安心しているものの、「未決定な電車」という表示があり、プラットフォームの表示がない。見ていると来た順にホームが決まっていくようです。それで先にも書きましたが、改札のおばさんに聞いたら「まだ決まってない。10分ぐらいしたら決まるから待っていて」という返事。マンチェスターからの飛行機もそうだったし、なんといういい加減さ。でも考えてみれば早いもの順だから合理的かも。↓みんな掲示板を見上げてぽか~んと突っ立っている。まだまだ時間があったので、現金をおろしておくことに気づきました。手持ちの現金が40ポンドしかなかったからです。切符はクレジットカードで買ったからいいのですが、この先突発的なことが起きるとキャッシュもいちおうあったほうが…。1番線のホームのすぐわきにATMがあり、クレジットカードでポンドをおろしました。このやり方は連れ合いがどこかで聞いてきたやり方で、一番手数料が安いそうです。つまり一時的にキャッシングするのだそうです。 借金するので金利はかかりますが、両替手数料より安いのだそうです。暗証番号(ここではみんなピンコードと呼んでいました)を入力して金額を打ち込むだけで実にシンプルです。 だからわたしたちはトラベラーズチェックなんか持って来ませんでしたし、日本円もほんの3万程度しか持っていません。さて、お金は持ったし、あとは、水と食べ物と、それからトイレだ!それで、駅構内のコンビニでチキンサラダサンドとおやつのチョコバーをひとつ、それから私の好きな発泡性ミネラルウォーターを購入。さて、それからおもむろにあたりを見回すと、あった、あった。有料トイレが。入り口にバーがあってスロットにコインを入れて入るようになっています。隣りにはお兄さんが両替のために退屈そうに座っています。えっと。いくらだ?トイレ代は。「20ペンスを入れてください」と穴に書いてありました。財布の中の小銭をじゃらじゃらかきまぜました。「これだ」おそるおそるスロットに入れます。「カ…キ…カチャ…」と微妙な音がしました。「ちがうコインをいれちゃったかな? ひょっとして壊れた?」でも、ウエストとおなかの肉でじわっと押したら…大丈夫。無事通過できました。 さて、やっと時刻となり、電車のホームも決まり1番線から電車に乗り込みました。ざあざあ振りの大雨。さすが有名な雨女のことはあります。われながら感心。↓雨に煙るクイーンズストリート駅の看板。
2008.10.07
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4.切符の買い方さて、そこで切符を買おうということになりましたが、日本であるような自販機がおいてあり、現金とクレジットカードの両方が使えるようです。そこで行き先を検索して、「インバネス」をさがし、次のボタンをおすとまったく意味不明の単語が2つ出て来ました。多分どちらかが片道でどちらかが往復なのでは、と思いましたが、トータルで70ポンド(約14000円)と出ているのでまちがっていたらどうしようか...と考えてしまいました。こりゃ窓口を探していちいち聞きながら買った方がいいな~。頭を上げてまわりを見回しましたが、窓口がない。カフェとサンドイッチの売店とコンビニがあるだけ。それと「トラベルセンター」と書いてある旅行代理店みたいな事務所風のドアが見えるだけです。指を止めて考えていると、「失礼」という声が耳元でしました。ふと見るとラテン系の美しい女性が上品なスーツを着て、髪も秘書風にきちんとカットしています。そんなに怪しそうな人でないみたい。「あなたは日本人ですか?」と日本語で話しかけて来ました。「はい」と答えると、今度は英語で、「切符の買い方、わかりますか?」というので「行き先は入力したんだけど、この単語の意味がわからないんです」というとどうも上の方が片道で、下の方が往復だったようで、往復を選択すると、「合計70ポンド」と画面で出て来ました。「ここにクレジットカードをいれるんですよ」と彼女はカードの入り口のスロットを指さしました。一瞬クレジットカードの暗証番号をさぐりたいのでは、という疑惑が頭をよぎりました。 すると彼女はふと顔を曇らせて「70ポンドは大金だわ。ほんとにいいんですか」と言いました。「ええ。どうしても行きたいので」と答えると、「あそこの窓口で直接話をして買った方がいいんじゃないかしら」とプラットフォームの横の「トラベルセンター」と書いてあるドアの中を指さしました。「え、あそこで切符が買えるんですか?」と言うと彼女はうなずきました。「じゃあ、そうします」と言うと、彼女のかたわらにいつのまにか眼鏡をかけたやはり上品な白人のビジネスマン風の男性が立っていました。「こちらがわたしの主人です」と紹介してくれました。「楽しいご旅行を」と言って「電車の中でこれを読んでみてくださいね」と何かパンフレットを手わたしました。 そこには日本語で「目ざめよ」と書いてあり、よく街頭でわたされるキリスト教系の新興宗教のパンフレットがありました。 輸血を拒否することでいっとき有名になった宗教ですが、信仰している人たちはそれぞれの事情と信条を持って信仰しているのでしょう。とにかく彼らの親切に感謝して別れの挨拶を交わしました。よく見ると「トラベルセンター」というのは旅行代理店ではなく、切符売り場だったとわかりました。またしても自分の思い込みの激しさに赤面したしだい。つづく⇒
2008.10.05
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ネス湖行きについて前に書きましたが、それはそれでなかなか大変でした。1.バスツアーの予約についてネス湖のあるインバネス付近へのバスツアーがグラスゴー発であるかどうかは出発前に調べておいたのですが、観光地だから当日じゃんじゃん便はあるだろう、と安易に考えていたのでした。 ところが、前日の夕飯後パソコンで調べてみると、曜日限定のツアーと毎日出ているツアーがあって、なんと出発時間が午前8時15分から8時20分。そのあとに「出発15分前に来てください」「当日集合場所がわからない等で参加できなくても予約金は返金できません」とただし書きがしてありました。 「え!デポジットがいるわけ?ほんとに?」日本で半日の観光バスに乗ったことはありましたが、それは当日現地支払いでした。そんな旅先に来てふらっと乗りたいのになぜ予約なんか要るの?ほんとにイギリスってお堅いわね~とあきれてしまいました。価格はツアー全体で33ポンド。出発が8:20ごろで夜8時前後帰って来るプランです。「こんなの現地で払えばいいよね~?」と連れ合いの方を見るともうベッドに入ってグーグーいっていて返事はなし。まあ、彼は明日は国際学会のチェアマンの仕事をしなければいけないし、自分の発表もあるし、けっこう大きな仕事が連続してあるので、女房の観光まで考えていられないのでしょうが…。「あ~も~肝心のときに~」といっても仕方ないのでクレジットカードのナンバーを入力し、明日の日付を選択すると、「出発24時間前の予約はできません」の文字が…。「な~に~これ、商売したくないわけ?!」とひとりパソコンに憤慨。もう、しかたないや。明日朝集合地点のインフォメーションセンターの前まで行ってみよ。2.ジョージスクエアがない!翌朝は午前4時に起きました。というのも大変な努力のように思えますが、日本との時差(8時間)のぐあいでこのぐらいの時間に目がさめてしまってかえって便利なのです。連れ合いも5時ごろ起き出してネットサーフィンをし始めたので、「ねえ、自分の学会発表って女房に聞いてもらいたいもの?」と聞くと、「どっか行きたいならひとりで行って来ていいよ。きょうは朝から夜まで仕事がつまってるから」と質問の意図を見透かされています。「ネス湖に行きたいんでバスツアーに参加したいのよね。それで…」と昨日のプランを打ち明けると、「まあ、あの時行けばよかったのに、と一生言われるから…。思い切って行ってみたら?」という微妙な表現をされました。 7時すぎにホテルのバイキングの食事をすませてから地図で確認すると、集合場所はグラスゴーの中心地の「ジョージスクエア」という広場の南側のインフォメーションセンターの前になっています。朝から雨が降っていましたが、そんなこといっていたら帰国の日になってしまいます。意を決してホテルから電車に乗り、セントラル駅で降りました。ここからブキャナン通りかクイーン通りに出てまっすぐ北に行けばこの町の一番の繁華街に囲まれたジョージスクエアという広場に出るはずです。ところがです。このあたりは旧市街の歴史的な建物も多いので、目印になる大きな看板というのがほとんどないんですね。小さな立て札程度なんです。 しかも鉄道線路は都市部では掘割式になっていて駅はガラスの大きな温室みたいな屋根にすっぽり包まれていて、その周囲を古式ゆかしい煉瓦の建物が囲っているのでよく見ないとどこにあるかさっぱりわからない。通りの名前は角の建物の壁に表札程度の大きさの小さなプレートで貼り付けてあるだけ。方向音痴のわたしにとってこれほどの悪条件はない。セントラル駅を降りてから、見覚えのあるスーパー「セインズベリ」の看板があったので、「確かこのあいだ来たときはここで曲がったわ」と完全に思い込んで右に曲がりました。雨がかなりふっていて、ガイドブックを確かめるのも面倒だったので、「たぶんだいじょうぶ」と確信したのです。ところがいくら歩いても知っている通りの名前がありません。恥をしのんで職場に向かう雰囲気の若夫婦風のカップルに道を聞くと夫風が、とてもゆっくりしたキングズイングリッシュで、できの悪い生徒に説明する先生のように言いました。「この道をまっすぐ反対方向にもどるとブキャナン通りにすぐ出ますからそこを左に曲がればすぐですよ」要するにわたしは完全に駅を出てから反対方向に歩いてきてしまったんです。やっとのことでジョージスクエアがみつかりました。インフォメーションセンターのわりあい大きめの小文字の” i ”の看板も見えます。だが、しかし…焦って歩き回っているうちに集合時刻の8時20分を5分過ぎていました。はたしてバスは来たのか。もう行ってしまったのか。それとも人数がそろわずキャンセルになったか。それとも渋滞で遅れて来るのか。「そうだ。インフォメーションで聞いてみよう」ふと後ろを振り返ると白い掲示板に「オープン 9時から」とあります。「よーし、5分待ってみよう」と待っていましたが、誰も何も来ません。路線バスだけががんがん通り過ぎていきました。9時にインフォメーションが空くのを待って予約を入れてからきょうは別のところに行くか、いや、それはもったいない。せっかく今日1日あいているのに。それとも電車でネス湖の入り口の町インバネスまで行ってから向こうのクルーズやツアーに参加するか。方向音痴なわたしが3時間30分もかかる距離を行っても行方不明にならないだろうか。でも鉄道だったら絶対迷わないじゃん!とどうしてもネス湖に行きたいわたしは勇敢に決意したのでした。3.駅はどこ?ところがもうひとつ困ったことがありました。この近くにあるはずのクイーンズ通り駅がインバネスへの路線が走っているのですが、それがどうしても見つからないのです。駅は広場に面しているはずなのに、どこにあるのかさっぱりわかりません。例によって掘割式のため、まわりの建物に隠されているのです。仕方なくまたまたビジネスマン風で親切そうなおじさんを捕まえて聞くと、「ああ、駅はあの白い丸屋根の建物だよ」と指さしました。建物があるだけで何も書いてないし、人は誰も出てきません。しかし、近づくにつれて人通りが次第に多くなって来ました。すると、建物のはしっこに地下鉄の入り口風なところがあってそこからどんどん人が出て来ます。そこに入ってみました。ところがそこは自動改札口があるだけで切符売り場もありません。どうやら出口専用のようです。「なに、これ?」とつぶやき、周囲を見回すと遠くの方に人が歩いていくのが見えました。小さな入り口から中へ入ると、やっと広大な駅のコンコースが目に入り、ひと安心。 「なんでこんなに出入り口だけ狭いの?」としきりにぐちっても始まりませんが。インバネス行きの時刻表はすぐ見つかりました。10時11分です。ところがプラットフォームの番号表示が”ー”となっています。なんのこっちゃ?そこでまたまた改札のおばさんに聞いてみることに。さすがに駅だけあって外国人の旅行者(特に若い人)が多くおばさん改札員をつかまえてあれこれ聞いています。まえの人が何か尋ね終わったので、わたしも聞いてみました。「インバネス行きの10時11分は何番線なんですか?」「あ、あれはまだ決まってないのよ」え?なにそれ?「いつごろ決まるんですか」「10分ぐらい前になったらだいたい決まるわ。だから電光掲示板を見てて待っててください」え、そういうシステムなの。いい加減~。でも、なんと来るときにマンチェスターの空港の飛行機のゲートナンバーもこのシステムなんですよ。空港でさえそうなんだから、鉄道もそうなんでしょうね。次の章につづく⇒
2008.10.04
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うねる丘のつづく荒涼とした原野を電車が行きます。ときどき小雨がさあっと降って来ます。 牧草が刈られてロールになってころがっています。リズミカルに並んでいてのどかです。 急な雨に放牧のヒツジたちが驚いてぴょこぴょこと走って行きます。おしりがころころしてかわいい。なんと背中にピンクや青のスプレーがかけてあり識別のためらしいです。 時折真っ白なマナーハウスが芝の間から顔をのぞかせます。領主の館だったのでしょうか。 やっとネス湖の入り口の町インバネスに到着。時間がないのでタクシーのおじさんに頼みみどころをさっと回ってもらうことに。でも波が複雑な立ち方をしていていかにも何かいそうです。 ネス湖の看板。住民はみんなネッシーを信じているようです。 有名なネッシー目撃ポイントのひとつ。アーカート城。 ネッシーの目撃資料が保管してあるビジターセンターです。ここでネッシーのかわいいぬいぐるみをおみやげに。
2008.10.03
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とうとうやって来ました! あこがれのイギリスです.今はホテルのインターネットから書き込んでいます.きょうはあのネス湖に行きました.そしてネス湖の目撃情報などが見られるビジターセンターとネス湖のシンボルであるアーカート城を回ってグラスゴーのホテルに帰りました.と,ひとことで言ってますが,実は正味4時間ほどの大旅行だったんです.話すと長いのですが,ほんとはバスツアーでいくはずだったんですね.ところが前の夜ネットで調べると内金がいるらしい.しかもネットで申しこもうとすると24時間前を過ぎたらダメ,というんです.確かに電車で3時間半もかかるわけなので,こりゃあうっかりだったな,と思いながらも朝行けばのっけてくれるかも…という甘い考えで集合場所に行くことにしたんです.ところが例のごとく全くの方向音痴のわたしは駅でおりるとどうも逆方向に歩いてしまったみたいで,集合場所に3分ほど遅れて着きました.でも,誰もいないしバスもいない.のんびり屋のイギリス人のことだからこの時間にいないって変ですよね? ひょっとして人数が少なすぎて催行不能になったのかも….とにかく5分待ったけど代わりがない.ええい,ままよ.バスツアーがだめなら電車があるさ!実は前の夜に電車での行き方も調べたのですが,3時間半かかるらしい.でもつれあいはきょうは忙しいといって「一人で行って来てもいいヨ」とお許しがでたので行かない手はない!バスよりは割高を覚悟のうえででかけたのでした.でも,それがよかった.鉄道はまるで「世界の車窓から」みたいに夢のような場所を走って行きました.あたりはまるでターナーの風景画.あるいは「嵐が丘」の舞台のヒースの原野.うねるようにつづく丘の上を這うようにヒツジたちが草をはんでいます.時々雲が霧のように流れて来て小雨になります.うすぼんやりした車窓から外を見ると,「この土地なら妖精とか精霊とかが住むかもしれない」と感じました.ブロンテの「ジェーン・エア」の中で,恋人ロチェスタの呼ぶ声が丘の上を廻って聞こえてくる,そういう超自然の力がこの土地にあるような気がしました.風土の力とでも言いましょうか.やはり,外国には行ってみなければいけない.行って実際に経験してみなければわからないことがほんとにたくさんあるんだと実感しました.わたしは経済的なこともあって,結婚して初めて外国旅行をしました.今の若い人たちが10代のうちにどんどん留学するのがうらやましいのですが,それでも,遅く訪ねただけに最初にわたった韓国の空港に降りたとき(たんに乗り換えだったのですが)感激して涙を流したことを覚えています.今回はその体験を上回る衝撃を感じました.外国での体験はカルチャーショックというのももちろんありますが,風土のショックというのもあるのだな,と感じたのです.土地自体に何かが宿っているような不思議な力を感じました.きょうはすばらしい体験ができました.
2008.10.01
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