主婦社長の日記

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2010.10.08
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カテゴリ: カテゴリ未分類

 連れ合いの予定がこの日は午後3時からだったので早朝から起きてプラハ城へでかけました。

時差のおかげで深夜12時と朝4じごろには必ず目がさめてしまいますが、かえって早朝からでかけやすくて好都合です。

 しかし、雨女のわたしが行くのですから、やはり大雨です。

長女のガイドブックから地下鉄の1日券というのがあることがわかって、その券だと乗り換えのありなしの制限もないらしいので、便利です。

地図から見ると、マロストランスカという駅でおりて、丘を渡ると頂上にあるようです。

ところが、駅でおりてもそれらしき標識が見つからず、キオスクのおじさんに聞くと、

「ここを登ればいいよ」とのこと。

観光案内にはでーんと大きな城が見えるのに変だなーと歩いていくと、母親には似ず、土地勘では天才的なひらめきを持つ長女が

「あ、ここに標識があるよ」と目ざとく小さな目印を発見。「プラハ城への近道」とあります。

そこでとことこ登っていったのですが、石畳のゆるい道とはいえ坂道は中年のわたしにはこたえること。

プラハ城への近道.jpg

やっと城の門を見つけました。いちおう衛兵が二人立っています。

「ほんとにこれがお城?ガイドブックとちがうじゃん!人も少ないし」と中へ入ると、入場券売り場もなにもありません。

 する巨大なゴシックの聖堂が眼前に出現。

しかし玄関がありません。その様子を見てはたと納得。

 それは裏側だったんです。裏門から入って来たんですね。

 もっと進んでいくと、やがて団体客のグループが嵐のようにざわめいているのが目に入りました。その数のすごさと言ったら、世界中からやってきているようで、聞こえて来るツアーガイドさんの言葉も中国語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、そして日本語……。

「これが聖ヴィート教会です」という日本語の団体客のうしろを通りながらこっそり解説を盗み聞きしたりして。

 ところが入場券売り場が見当たりません。近くの人に英語で聞くと、聖堂前の小さなドアを指さしました。そこも王宮の一部のようです。

 そこで列を作ってチケットを買います。

 寒いので、見学の前にトイレに行っておこうと尋ねると、聖堂の隣りだと教えられたので、長女を暖かい室内に待たせて我々はトイレに。

 と、そこに怖~い顔をしたオバさんが立っています。

「一人10コルナをこの箱に入れてください」とのこと。

 財布をのぞくと、いつのまにかコインがない!今まで入ったトイレはレストランだったのでトイレはただ。うっかりしてトイレ用に多めの小銭を作ってないんです。

「おつりはないですか?」ときくと、「ないです」と鬼ババは言います。

 わたしの後ろに来た中国人も困っている様子でした。

 それで、入場券売り場に行って、事情を話しました。

「すみませんが、もう小銭が全部なくなってしまったんです。ぜんぜんないです」とのこと。

もう頭にきていたわたしは鬼ババをつかまえて言いました。

「両替したいけどあっちも小銭がないそうなんです。おつりを出してくれませんか」

「おつりはないですからダメです」

こいつめ~キックしてやろ~か。と怒り心頭。

しかたなく財布をじゃらじゃらやると5コルナと1コルナ硬貨が5枚あることを発見。

「僕はいいよ,入って来たら?」と連れ合い。

「いいわよ。あたしは聖堂に入る前に念のため行っとこう、と思っただけだから。さっき見たカフェに入ればお金こわせるだろうから、あとでいいわ」

「いや、いいから」

鬼ババの前でこれ見よがしに譲り合い、にらみつけてやりました。

結局、連れ合いが10コルナを払ってトイレへ。

 けれども聖堂の中はそういうごたごたを忘れさせてくれるほど素晴らしいものでした。

聖堂の正面

教会正門.jpg

パイプオルガン

パイプオルガン.jpg

ばら窓.jpg

このステンドグラスはチェコ出身の有名な画家ミュシャの晩年の作品です。

ミュシャのステンドグラス3.jpg

ミュシャのステンドグラス2.jpg

ステンドグラスの光2.jpg

 娘が「カフカの生家がここにあるらしいよ」というので、黄金小路のほうへ行ったのですが、改修中でした。

 ランチは城の敷地内のカフェですませましたが、簡単なカフェなのに量はめちゃめちゃ多くて、連れ合いはホットドッグとカプチーノ、わたしと娘はチキンのチャパタ・サンドとカプチーノ、ホットチョコレートをそれぞれたのんだのですが、日本の倍の大きさで仕方なく残してしまいました。注文したときに半分にすればよかったのですが、娘は若いし、やせてるわりにけっこう大食らいなので、そんなわけにもいきません。

 プラハ城というのはひとつの町といってもいいほどの構成で、その中に聖ヴィート教会や庭園や王宮もあるわけで、広大な敷地の上に立っています。

やっと城の中を見てから最後の棟を出ると、さっきの団体客の倍の数の団体客がひしめいていました。城の正門に出たのです。

 正門は鉄と黄金の装飾がついた細工の柵に囲まれ、両脇には衛兵が立っています。

 そこから城を出て門前町の町並みのほうへ降りていきました。ふつうの逆のルートをたどったので妙なものです。

 美しい建物にカメラを構えながらもかさが邪魔だなあ、と文句を言いつつ丘を下っていくと、やがて川に出て、有名なカレル橋に出ました。

カレル橋の橋塔

カレル橋の門.jpg

橋の塔。上に登れるらしい。

カレル橋の塔.jpg

橋にはたくさんのカトリックの聖者の彫刻が飾られていて、なんと30体もある。

これは触るとご利益があるという聖ネポムツキーの像。

カレル橋の彫刻2.jpg

「カレル橋」の銘板

カレル橋の銘板.jpg

かなりの幅の川で、520mもあるらしいです。歴代の王様の戴冠式の行進に使われたという由緒正しい「王の道」だそう。橋の幅も広く、10mもあるので、橋上では大道芸人がバイオリンをひいたり、芸術家たちが絵画やアクセサリー、小物などの市を開いていてにぎやかです。

橋の両岸と川の中州にはカフェやレストラン、しゃれた小さなホテルやみやげ物屋が立ち並び、観光用のボートが行きかっていて華やか。日本にもこういう世界から人が集まって来るような華やかな場所があってほしい。

ボート.jpg

 橋を渡ると連れ合いが急に早足になりました。3時の会合にまにあわせなくてはならないのです。

 カレル橋をわたると地下鉄のストラメンスカの駅があり、そこからホテルへもどりました。

ストロメンスカの駅の表示

ストらメンスかの地下鉄の駅.jpg

 その日の夜は立食パーティでした。わたしたちは以前に名古屋をガイドした連れ合いの研究パートナーのアメリカ人のカップルに会い、ひさびさの再会を喜び合いました。

 






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最終更新日  2010.10.08 22:04:21 コメントを書く


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