雪の子SNOWCHILDREN

忘れられない人

忘れられない人


それは私が働いてた所のお世話してたおばあちゃん。彼女は在日韓国人でとても綺麗な人だった。好き嫌いがはっきりしてて、思った事をすぐに言う人だけど、心はとても優しい人。

私達初めはぶつかってばっかだった。彼女も新人だから馴れなくて、イライラして、「もうあんたなんかこなくていい」って何回も言われた…けど、私はこの人をクリアしなきゃあかんと思ってしつこく行った。行くたびに「はぁ」のため息をつかれてた。

それがいつの間にか、私達は信頼できる関係になってた。そんなある日私に余裕がなくて、頼まれた事「また後にして」と顔もイライラした顔してた。そんな顔見たのか「もう頼まない」と言われ、私は後悔した。こういう事って言われてわかるもの。私はどうしようと悩んでしまった。今まで信頼を築きあげていったものが壊れてしまった…

でも彼女は状況を見たのか「あんた1人やったんか、そりゃ大変だったな」って言ってくれた。なんでそんなに優しいんやろ…って思った。そして私はあほな事を言ったなぁと反省させられた。

彼女は本当に凄いと思う。病気が重くなってきて、夜中もとてもしんどい日があった。私は何度も心配で部屋を訪れた。本当に苦しそうだった。けど、夜が明け朝になると、私に一言「あんた大変だったやろ~えらかったな」しんどいのになぜそんな言葉がかけられるのか私には分からない。けど、私には彼女が凄い人間なんだなって思えた…

それからと言うもの、彼女は私が好きだった…いつも私を探して、私が仕事の日はとても嬉しそうな顔をしてくれる。

私は色々仕事であって、辞める事になった。けどこのおばあちゃんの事が心配で唯一の心残りだった。ちょうどその時入院してて、お見舞いに行った時私は「辞める」と告げた…彼女は号泣だった。

結果的に私は新しい所を辞めて、また前の所もどって行った。戻ったのもつかの間、彼女は入院して、この世を去っていった…

私は思うに、彼女は私を前の職場に引き戻そうとしてたのかなと思う。そして、戻ってくるのを待ってたのかなって…その任務が終わったから、行ったのかなって思った。

私にとってこんな衝撃を与えてくれた人はいない。そして人生の経験の1つとなってる。これから生きていく上でわすれられない人です。今でも思い出すだけで涙がでてしまいそうです。それほど、私の中で大きい存在なのです。


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