ブロクイズ(旧わくわくなたけのこ)

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ヘルシオに学ぶ広告コミュニケーション



私が魅力を感じている広告、それはヘルシオの広告である。

ヘルシオ概略
2004年 9月 シャープからウォーターオーブン『ヘルシオ』として発売
ローカロリー&減塩調理のできる健康的食生活を支えてくれるアイテムとして大ヒット。
標準価格 126,000円
水で焼く・揚げる・蒸す・あたためる新しいオーブン!高温の水蒸気で調理。
ヘルシオの広告は、消費者ニーズで、今後もますます高まる健康志向をうまく使っている。

★CMの流れ★
ダイエットでも、減塩でも、脱油でも、まずは消費者が求めるニーズに焦点を当ててから、ヘルシオの効果についての説明を始める。

シンプルだが大胆、確実に消費者に訴えるようなCMづくり。                           
「食べてから脂肪を落とすのはタイヘン」「これからは」「食べ物のカロリーを落としましょう」
水のチカラで余分な脂も塩分も みるみる落とします。
水のチカラで ビタミンCをキープ。

しかし、健康の効果だけをうたっているのではない。
料理の美味しさ、手軽さも忘れずに伝えている。


水のチカラで 冷めた天ぷらも、 揚げたてみたいに。

水のチカラで朝食メニューも 一度にできる。

掃除も簡単。


『水で焼くと、おいしくなる』この台詞がとても印象に残っている。
うーん おいしい!
このヘルシアの広告は、単にブームに乗ったためにヒットしたわけではない。ウォーターオーブンという新しい調理器としてのインパクトはもちろんのこと、健康に興味、関心を持っている人に対して、より健康的な食生活を訴求している。また単純においしい料理を作るためのツールとしてもその魅力を存分に伝えている。
ヘルシアのホームページで最初に目にする言葉は、
「『健康とおいしさ』という食生活の基本を考えて生まれた、新発想の調理器」
となっている。
人それぞれ健康をどう考えているかは違う。私についてはダイエット向けの「食べてから脂肪を落とすのはタイヘン」「これからは」「食べ物のカロリーを落としましょう」
という台詞にもとても惹かれた。油がカットされ、それによってカロリーもカットできるというCMを一目見てすぐに買いたくなった。塩分を気にする高齢者、ビタミンを気にするOL、使い勝手を気にする主婦など、それぞれのターゲットに合わせてCM作りを行ったこともヒットの要因として挙げられるのではないだろうか。油が落ちていく様子は見ていてとても分かりやすかったし、そしてその効果がどのくらい違うのかをフライパンや鍋を使った場合と比較し、数値としてあげたことも消費者に伝わりやすく、ニーズを刺激するきっかけとなった。
新しいものを消費者に受け入れてもらうのは、かなり大変なことだと思う。それをヘルシオは『水で焼く』というシンプルだがインパクトを与える点で、消費者の関心を引いた。しかし、それだけではない。
ここで、ヘルシオのもう一種類のCMを見ていただきたい。

[ナレーション]
日本一短いクイズショー
「シャープに答えて!」

[ラサール石井さん]
クイズに答えて
賢い暮らし。

[ラサール石井さん]
まずは、お手元にある鶏のから揚げを食べてみてください。

実はこれ、揚げ油を一切使わずに作ったんです。 では、いったいどうやって作ったんでしょうか?
シャープに答えて!



[三村マサカズさん]
自分の油を使っちゃった。

[ナレーション]
揚げ油を一切使わない鶏のから揚げ。
それを実現したのが、
シャープの新しい調理器「ヘルシオ」。



300℃にも達する過熱水蒸気の熱伝達パワーで調理するんです。
から揚げ粉をつけた鶏肉を入れると…
なんと!鶏肉に含まれる油が流れ出て、その油でから揚げができるんです。





普通のから揚げに比べ、油をおよそ30%もカット。

さらに、買ってきたお惣菜でもご覧の通り。電子レンジに比べておよそ20%油をカット。





余分な油を流し出すことで、カロリーがセーブできる調理器「ヘルシオ」。
ダイエットライフの強い味方です。



目の付けどころが
シャープでしょ。

これはヘルシオの90秒バージョンのCMである。クイズ形式に、バラエティ番組のようなCMにすることで、思わず目を止めてしまう人も多いのではないだろうか。芸能人を一般消費者と見立てて意見を述べてもらうというのもCMにありがちな一方的な商品説明ではなく、親しみを持てる。消費者にインパクトを与えるだけではなく、消費者一人一人にも関係していると思わせるCM作りに好感を持った。


単なる「家庭用調理器具」からの脱却。これからシャープはアメリカでもヘルシアを売り出そうとしている。CMの最後に自社のブランドの強み、「目の付け所がシャープでしょ」を持ってきたところもニクイ。水蒸気オーブンという優れた製品の上には、そのよさを伝える仕組みがきちんと成り立っている。CMで疑似体験をさせるだけではなく、ホームページでも実際に使ってみたお客様の声を載せている。客のニーズをがっちりつかんだブランドコミュニケーションが出来上がっていると思う。私を含め、製品のブランドは知っていても、そのブランドの会社で作っているのかまで把握できる人はそんなにいないだろう。しかし、このヘルシアは、間違いなくシャープだと分かる。他社と本当に目の付け所が違う。シャープは新製品開発にこだわりを持っている会社というイメージしかなかったが、その裏には顧客の新のニーズをつかむ工夫が多くされているのだということに気がついた。
赤と白という、シンプルかつおしゃれにつくり。そのこだわりを電気店の隣でCMとして流す。他社の製品との違いが顧客にも一目で分かる。「水で焼く」というインパクトを与えると共にどういう意味なのか知りたくなるキャッチフレーズ。いくつものバリエーションを作ったCM。どれもとても面白かった。
女性を狙っているオーブンレンジ。健康志向も女性のほうが、サプリメントやダイエットなど、男性よりもはるかに詳しい。しかも最近は一人暮らしをする30代OLの姿もよく目にする。およそ13万円という価格は、オーブンレンジに比べてはるかに高い。高級家電の仲間入りだ。でも、「高」かつ「多」付加価値が買いたいと思わせる。女性一人でマンションだって買ってしまうくらいだ。彼女たちも目をつけているに違いない。私もあと5年したらヘルシオを買っていたいと思う.


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