全36件 (36件中 1-36件目)
1

ソクラテスが市民たちをつかまえては質問を浴びせたアゴラ(広場)の遺跡脇には地下鉄が走っている。地下からデーモンの声がする http://www.youtube.com/watch?v=SotSKAYTyDw ソクラテスを訴えた市民たちによるソクラテスの罪状は次の通り。 ソクラテスは、国家の認める神々を認めず、他の新奇なる神霊のたぐいを導入するという罪を犯している。また、青年たちを堕落させるという罪も犯している。よって死刑を求刑する。 (ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝(上)』) 国家の神々とはゼウスを頂点とするギリシア神話の神々。「新奇なる神霊」とは、デーモン(悪魔)の語源でもあるダイモーン。ソクラテスには、神と人間をつなぐこのダイモーンの声が聞こえたという。 大人たちをやりこめるソクラテスを見て、青年たちは彼の手法を真似て親たちを困らせた。それが青年を堕落させた罪だという。 若者が親に楯突くのは時代の常だが、現代の若者にとってのソクラテスは、いったいだれなのだろうか。
2009.09.30
コメント(0)

エーゲ海クルーズは、ギリシアの旅の人気商品。ソクラテスは戦場に3度従軍した以外は、ほとんどアテナイの町を出なかったが、プラトンはイタリアの先端にある島シラクサまでエーゲ海を何度も旅をしている。 ソクラテスとプラトンの出会いはどうだったのだろうか。事実かどうかは別にして、次のようなロマンチックな話が伝えられている。 伝えられるところによると、ソクラテスは夢のなかで白鳥の雛を膝に抱いていたが、それがたちまちのうちに羽を生やして、鋭く美しい声で啼きながら飛び去るのを見た。すると、その翌日プラトンが彼のもとに弟子入りしてきたので、この男こそあの夢で見た鳥にちがいないと言ったということである。 (ディオゲネス・ラエルティオス『ギリシア哲学者列伝(上)』) ディオゲネス・ラエルティオスはローマ時代の人。その当時手に入る膨大なギリシア哲学関係の書籍を収集し、ギリシアの哲学者について無数の逸話を書いた。ギリシア哲学者列伝(上)☆せめて、気分でもエーゲ海クルーズを味わって見たい人はるるぶワールドトラベル ギリシア JTBの豊富な旅行情報を活かした体感型の海外旅行ガイド・シリーズ。本作で訪れるのは西欧文明の発祥地にしてアジアとの交差点、ギリシア。首都アテネや太陽神アポロンの神託で名高いデルフォイ、エーゲ海クルーズでは蒼い空と藍い海に出会える。
2009.09.29
コメント(0)
![]()
嘘をつかねばならないときは嘘をつけば良い。嘘をつくときも真実を言うときも目指すところは一緒である。嘘で得をする見込みのあるときは嘘を言い、真実を言うのはそれによって自分が得をするときだ。 ヘロドトスの『歴史』に出てくるダレイオス大王(一世)の言葉である。 ダレイオス一世はペルシア帝国アケメネス朝の創始者・初代皇帝大キュロスの次の次の王(BC~558-~486 )。首都スサと小アジア・リュディアの都サルディスまでの2600キロメートルに及ぶ「王の道」を完成させたことで知られる。各行政区に地方総督(サトラップ)を配置、「王の目」「王の耳」と言われる監察官を派遣し、行政区の行状を常に監視した。小アジア・イオニア地方の反乱を機にギリシアに侵攻するペルシア戦争を起こしたがマラトンの戦い(BC490.9.12or8.12)で敗北、戦争途中で亡くなり、息子のクセルクセス一世に受け継がれた。 ギリシア人ヘロドトスは、「歴史の父」として知られる。遠く、ペルシアまで旅し、まるで王侯一族のそばにいたかのような詳細なレポートを書いた。いまでいえば、ジャーナリストのはしりである。ヘロドトス 古代ギリシア最大の歴史家がまとめあげた厖大な量の『歴史』を、現代人に理解しやすく整理、再構成した西洋史研究の画期的労作。現代に甦る『歴史の父』ヘロドトス。☆ギリシアとのペルシア戦争を描いたヘロドトスに対して、ライバルとも言えるトゥキュディデスは、アテネとスパルタの覇権争いであるぺロポネス戦争を描いた。二人の話を知りたい人は、次の本が参考になる。ヘロドトスとトゥキュディデス ☆漫画で簡単にダレイオス大王のことを知りたい人のために。【目次】第1章 人間の祖先クロマニョン人/第2章 メソポタミア文明とハンムラビ王/第3章 エジプト文明とラメセス二世/第4章 ペルシア帝国とダレイオス一世/第5章 西洋の起源ギリシア/第6章 大王アレクサンドロス/第7章 カエサルとローマ/第8章 ローマ帝国とキリスト教 世界の歴史(1)全面新版
2009.09.28
コメント(0)

デルポイの朝焼け。遠くに海が望める。 ローマの時代になって、ソクラテスを高く評価したのはキケロだった。彼は、「天上のものだった哲学を地上に引きずり下ろした」と、ソクラテスの功績を讃えている。アナクサゴラスらそれまでの自然哲学者が、もっぱら宇宙を始めとする自然界のあり方を注視していたのに対し、ソクラテスは哲学の対象を「人間」に求めた。 キケロは、彼の「問答法」のことを、次のようにも書いている。 すべての意見を徹底的に吟味し、いかなる問題にも断定的な判断をくださないという哲学上の手法は、ソクラテスによって創始され、アルケシオラオスにより復興され、カルネアデスによって補強されて、わたしたちの時代にまで命脈を保ってきた。 (キケロ『神々の本性について』) 「質問はするが答えない」は、ソクラテスの特質の一つとして、彼を良く思わない人たちが常に指摘していたことだった。しかし、「徹底的な吟味」は、断定を下さないことによって人々の心に巣くっている固定観念を明るみにだすソクラテスの戦略であった。 アルケシラオスとカルネアデスはともに、プラトンの学園アカデメイアで学び、ソクラテス型の一問一答方式を継いだ哲学者である。 カルネアデスは、海で一枚の板にぶら下がっている遭難者2人のうちの一人が、自分の命を救うために板を奪って自分だけ助かった場合、それは殺人になるかどうか、の問いを発した人としても知られている。この問題は「カルネアデスの板」と呼ばれ、松本清朝のミステリー「カルネアデスの舟板」や映画、漫画など幅広い分野で使われている。☆キケロ関連の著作初期ストア派断片集体系的哲学者キケローの世界キケロ☆松本清朝の「カルネアデスの舟板」は、例えば下記の短編集に収容されています。松本清張傑作短篇コレクション(中)悪党たちの懺悔録遠くからの声
2009.09.27
コメント(0)

ライトアップされたパルテノン神殿。この北側のふもとに、ソクラテスが人々をつかまえては問答を求めたアゴラ(広場)がある。 ソクラテスは話し上手なのか、それとも聞き上手なのか。弟子たちはひたすら彼の話に耳を傾け、知らず知らずのうちに、自分自身が真理の高みへと導かれていくことを感じる。ソクラテスが、対話型のある種の雄弁を持っていたことは間違いないだろう。だが、「問答法」による質問攻めは、形を変えた聞き上手、とも言える。相手が、演説めいたしゃべり方をしようとすると、ソクラテスは質問型の対話を求めるのが常だった。そしてこの質問が、まるで蜘蛛の糸のように相手にまつわりつき、着ているものを次々脱がされて、裸にされてしまうような感じがすると、対話相手は嘆くのである。 もちろん裸にされるのは、その人の「全人生」であり、どう生きてきたかその「生き方」が白日のもとにさらされてしまうのだった。次のように。 誰でもあまりソクラテスに近づいて話をしていますと、はじめは何か他のことから話し出したとしましても、彼の言葉にずっと引っ張りまわされて、しまいには必ず話がその人自身のことになり、現在どのような生き方をしているか、また今までどのように生きてきたか、をいわせられる羽目になるのです。さていったんそうなると、その人の言ったことを何もかもきちんと吟味してしまうまで、ソクラテスは離してくれないでしょう。 (プラトン『ラケス』)ラケス
2009.09.26
コメント(0)

かつては「汝自身を知れ」の託宣が刻まれていたという古代都市デルポイの遺跡。急峻なパルナッソス山の斜面にある。 ソクラテスは、このデルポイを訪れたとき、「ソクラテスほど賢いものはいない」との託宣を受けた。「そんなはずはない」と、アテナイ市内の有識者を訪れ、彼らの「知」を吟味し、一つの事実に気づく。「私がもし彼らより賢いとすれば、それは自分が無知であることを知っていることだ」と。これが有名な「無知の知」である。 なんという謙虚さ。この謙虚さが、ときにとぼけているととられ、ときに馬鹿にしている、ととられた。だが、これこそ、ソクラテスの本音であるに違いない。プラトン描くソクラテスによれば、彼自身、自分が「一匹のけだもの」なのか、それとも逆に「神に近い存在」なのか、わからない、と次のように告白しているのだから。 ぼくは、あのデルポイの社の銘が命じている、汝自身を知れ、ということがいまだにできないでいる。それならば、この肝心の事柄についてまだ無知でありながら、自分に関係のないさまざまのことについて考えをめぐらすのは笑止千万ではないかと、こうぼくには思われるのだ。…はたして自分は、テュポンよりもさらに複雑怪奇でさらに傲慢凶暴な一匹のけだものなのか、それとも、もっと穏和で単純な生きものであって、いくらかでも神に似たところのある、テュポンとは反対の性質を生まれつき与えられているのか、とね。 (プラトンパイドロス『パイドロス』) テュポンとはギリシア神話に出てくる魔神で、大地の神ガイアの子である。腿から上は人間、腿から下は巨大な毒蛇がとぐろを巻いた形をしていて、火を放つ目をもち、肩からは百の蛇の頭が生えているという。 二-チェがいみじくも「怪物」と喝破したように、ソクラテスの中にさえ「獣性」が潜むならば、むしろ我々はどこかホットするのではないだろうか。つまり、我々でもソクラテスになれるのだ、と。
2009.09.25
コメント(0)

アクロポリスの丘のパルテノン神殿付近から見下ろせるディオニュソス劇場。 ソクラテスと話をしたものは、誰もが電撃を受けたように、強いショックを感じたものだったらしい。「問答法」と呼ばれる彼の対話術は、質問攻めにすることによって、相手の既成観念を打ち破り、一種の立ち往生状態に相手を追い込んでいく。心酔者は、それによって目覚めの喜びを感じるが、批判者は苛立ちを隠せなかった。 このソクラテスを表現するたとえの一つが「シビレエイ」である。 冗談めいたことを言わせていただけるなら、あなたという人は、顔かたちその他、どこから見てもまったく、海にいるあの平べったいシビレエイにそっくりのような気がしますね。なぜならあのシビレエイも、近づいて触れるものを誰でもしびれさせるのですが、あなたがいま私に対してしたことも、何かそれと同じようなことであるように思われるからです。 (プラトンメノン『メノン』) 残っているソクラテスの彫像は、いずれも頭は禿げていて、ぐしゃっとつぶれたような醜男である。顔もシビレエイに似ているというのだから、彫像はかなりソクラテスの風貌を伝えているのだろう。このディオニュソス劇場でアリストパネスの喜劇『雲』が上演されたとき、ソクラテスを演じたのはどんな役者だったのだろうか。 やや深い海の砂地に棲息するシビレエイは、胸びれのあいだの皮下に左右1対の発電器官があり、豆電球がつくくらいの発電能力があるそうで、素手でさわると感電するという。☆いくらでも酒の飲めたソクラテスは、エイヒレなどを食べたのだろうか。レビューの多い格安人気エイヒレ(えいひれ)500g1,250円高級フランス料理店にしかなかったフランス産エイヒレを食卓で CAS冷凍エイヒレ(皮無し) フランス産 1枚入り 約400~1Kg 量り売り商品 320円/100gおつまみシリーズ!おやつ、ビールのおつまみにピッタリ!焼きエイヒレ90g630円北海道のお土産定番 北の四季エイヒレ
2009.09.24
コメント(0)
![]()
唐突ですが、スミレって、なかなかの人気者なんですね。たとえば、このあま~い香りの『八重咲きにおいすみれ レビューが263件も寄せられているとか。 目立たない。可憐。どこにでもある、ありきたりの花。なんとなくそんな感じがあるからこそ、数学者の岡潔さんが名エッセイ『春宵十話』で、数学のことをスミレにたとえた次のような話にうなずけるのかも知れません。 よく人から数学をやって何になるのかと聞かれるが、私は野に咲くスミレはただスミレらしく咲いているだけでいいと思っている。咲くことがどんなによいことであろうとなかろうと、それはスミレのあずかり知らないことだ。咲いているのと咲いていないのとではおのずから違うというだけのことである。私についていえば、ただ数学を学ぶ喜びを食べて生きているというだけである。そしてその喜びは「発見の喜び」にほかならない。 (岡潔『春宵十話』) いい話ですねえ。すべての花が、バラやユリのように鮮やかだったりあでやかだったりしたら、とてもこんなエッセイは生まれませんね。どんなに目立たなくとも、あるいは、注目されなくても、スミレはスミレ。数学は数学。数学なんかやっていて何が楽しいのだ」と、人が言おうと言うまいと構わない。数学をやるだけで満足。 「自分が自分であることに自信を持ちなさい」ということなのでしょう。スミレが好きになりました。☆花のスミレだけでなく、スミレはさまざまの分野で活躍しています。たとえばラーメン。 おうちがラーメン屋さんになる!!セット~札幌「すみれ」編 札幌ラーメンといえば「すみれ」なんて話をあなたが知っていたら、相当のラーメン通でしょうね。札幌の名店「すみれ」は、「体がポカポカするような味噌ラーメンが作りたい」と思っていた一人の主婦が、昭和39年にその想いを実現し、行列のできるまでの店になったそうです。 すみれは、絵本にも登場するしぐりとぐらとすみれちゃん おせんべいのセットの名前にもなり、もち吉定番詰め合わせ 菫(すみれ) 女性のスリングにも、もちろん登場します。ランキング常連スリングーワサビとスミレ あとはご自分でお探しを。
2009.09.23
コメント(0)

チドメグサ 慣れないことはするべきではありませんね。食器洗いをしていたら、力余ってガラス製のコップを割ってしまいました。左手の小指第一関節付近がザックリ切れて、血がどっと噴き出す始末。血を流す体験もずいぶんと久し振りで、気は動転、なんとか糸で止血し、タクシーで病院へ。結果は、たいしたことはなく、縫うほどではありませんでした。 途中で聞いた、60ぐらいのタクシーの運転手さんの、驚きの打ち明け話。 農家で生まれた彼が小学校1~2年のころ、稲刈りを手伝っていたところ、鎌で指をザックリ。骨まで見える傷だったのに、父親はそばの野草をもんでに「止血だ」と指につけ、布切れでまいて、そのまま稲刈りを続けさせた、という話です。 昔の人は凄かった。このぐらいの傷は、みんな生活の知恵で直していたのでしょう。病院へ駆け込むしか能のない自分が、何だか恥ずかしくなりました。 この運転手さんの父親が使った野草はいったい何だったのだろう、と気になって切り傷に効く野草のことを調べてみました。 文字通りのチドメグサという野草があります。世界の熱帯から温帯に幅広く分布し、民間で実際に血止めに使ったことからこの名があるそうです。水中や湿地、水分の多い所に生育する、とあります。また、草もちにして食べるおなじみのヨモギの葉にも止血作用があり、生薬として知られているそうです。 水田という場所を考えると、チドメグサだったのかな、と思うのですが…☆山野草の効能についての参考になるブログをいくつか紹介しておきます。タンポポ本舗「すり傷・切り傷に効く野草と薬草のブログ」空き地の野草 手近な野草のもつ効用を調べた私家版辞典鈴木商店健康食品部「山野草図鑑」健康食品の観点からの野草の効能
2009.09.22
コメント(0)

アクロポリスの丘のすそ野にある市街地を抜けていくと、古代アテナイ(現在のアテネ)の広場(アゴラ)跡に出る。 ソクラテスは、アテナイの人々にどのように思われていたのか。市民からの告発を受け、のちに死刑判決を受けた裁判で、ソクラテス自身が次のように明かしている。 ソクラテスというやつがいるけれども、これは、空中のことを思案したり、地下のいっさいをしらべあげたり、弱い議論を強弁したりする、一種妙な知恵をもっているやつなのだ。 (プラトン『ソクラテスの弁明』) 何だって? ソクラテス! それは危険だ。空中のことは神の領域だ。そこに君は入り込んだのか? 地下は、死者の国、黄泉の国の領域だ。そこに踏み込んだというのか。「弱い議論を強弁」するとは、あの黒を白といいくるめる「ソフィスト」(詭弁家)の世界ではないか。それは、怪しい人物たちの集団だ。 ソクラテス、あぶないぞ。本当にそのように思われていたならば、君はニーチェの言う「怪物」よりも、むしろ「危険分子」だ。☆ソクラテスが打ち明けている話は、喜劇作家のアリストパネスが、ソクラテスを主人公とした喜劇『雲』の中で描き出しているものである。ソクラテスはこの劇により悪い風評が広がったことを指摘しているが、こうした非難を明確には否定していない。人々はソクラテスのことを、少なくとも理解不能の「奇妙な人」「変人」と感じていたことは疑いない。
2009.09.21
コメント(0)

古代アテナイ(現在のアテネ)のアゴラ(広場)跡。ソクラテスは日がな一日ここで人々をつかまえては、質問攻めにしていた。 ニーチェは言っている。 人相に興味のあった外国人が、アテナイを通過したとき、ソクラテスに面と向かって、貴方は一個の怪物ですね、あらゆる邪まな悪徳や欲望を心に蔵し持っておりますね、と言ったというのです。するとソクラテスは「私のことがよくお分かりですね、君!」と答えただけだったそうです。 (ニーチェ『偶像の黄昏』) 怪物だって! いったいどういうことなのだ。ニーチェこそ、一個の怪物ではなかったのか。それにしても、キリスト、釈迦と並んで三聖人に名を連ねるソクラテスを「あらゆる邪まな悪徳や欲望を心に蔵し持って」いる、などと表現するとは。
2009.09.21
コメント(0)

ソクラテスが幽閉された洞窟。パルテノン神殿のあるアクロポリスの丘のふもとから、東側に15分ほど歩いたところにある。 プラトンによれば、ソクラテスは「人間の魂は肉体という牢獄から外を見させられている」(「心のビタミン」参照)と弟子たちに向って語ったという。『パイドン』に綴られているこの有名な言葉は、ソクラテスが死刑の判決を受けた後、刑の執行まで幽閉されていたアクロポリスの丘のふもとにある洞窟の中でのシーンである。 人間の魂、いまで言えば心が、肉体に閉じ込められているとの考え方は、現代社会にまで面々と受け継がれてきている。 アメリカの小説家マデレイン・レングルが描いた次の場面は、この考え方を反映した優れた一節であろう。 人間のからだというものは牢屋みたいなものだ、ってよく聞かされていたわ。でもわたしはそう思ったことは一度もなかったのよ。からだは楽器のようなものだとわたしには思われたの。…でもね、ああ、キャサリン」ジュリーは急にくるりと向きをかえ、娘のほうを見た。「今になってわたしはやっと人びとがいうことの意味がわかったのよ。からだは牢屋のようなものだ、って言葉の意味がね。わたしのからだのなかには外に出たくてたまらないものがたくさんつまっているのよ! でもそれはなかにとじこめられているの。それでたえず、それがわたしのからだのなかでわたしを叩いているの。出たい、出たいって! (マデレイン・レングル『光と影の序曲』猪熊葉子訳、金羊社)☆レングルの『光と影の序曲』は残念ながら絶版で、復刻希望が出ている。『光と影の序曲』復刻リクエスト<心のビタミン> 夏目漱石の『行人』の主人公とその兄との対話によく似た考え方が出てきます。行人夏目漱石など日本古典の傑作CD選集1夏目漱石など日本古典の傑作CD選集2朗読・夏目漱石作品集CD31枚組
2009.09.19
コメント(0)

世界遺産「パルテノン神殿」 アクロポリスの丘にそびえ立つパルテノン神殿は、古代ギリシアの繁栄の象徴だった。アテネ市内を一望するこの丘の上に立つと、ソクラテスの声が聞こえてくるようである。石工の子だったソクラテス作の彫刻が、神殿へと至る道にかつては置かれていた、とも聞く。 ソクラテスとはそも「何者」だったのだろうか。 バートランド・ラッセルは書いている。「ソクラテスは歴史家にとって非常に困難なテーマである。そのひとについてはほとんど知られていない、ということが確実なようなひとは多数ある。そして非常に多くのことが知られている、ということが確実なひとびともいるのだ。しかし、ソクラテスの場合には、彼についてわれわれがほとんど知らないか、あるいは非常に多くを知っているか、ということ自体が確実ではないのである」(バートランド・ラッセル『西洋哲学史1』) 古代ギリシアへとタイムトリップし、この「知の巨人」が開いた「世界の深み」へと足を踏み入れてみることにしよう。<心のビタミン>ラッセル新装版「こころの音読」名文で味わう英語の美しさラッセル「わたしの哲学の発展」
2009.09.18
コメント(0)

オーストリア・シュルンス村ロングステイ用のホームページを紹介しましょう。上に示したのは、ホームページの表紙と中に織り込まれたシュルンス地方の地図です。 ホームページには、宿泊条件が最低7日以上であることや、ロングステイ体験者のコメント、気候やショッピング事情など、もろもろの情報とともに、13の宿泊施設が紹介されています。 予約、問い合わせの窓口になっているのは、次の日本人お二人です。どちらもとても素敵な方です。当日の出迎えから、もろもろの相談に乗ってくれます。三枝・コーラー(在住16年)mie.koller@aon.at Tel. +43 (0) 5574 73212 みはる・世良(ファゼール)(在住11年)msera@versell.atTel. +43 (0) 5522 73065☆オーストリアワインのブドウ品種は、グリューナー・ヴェルトリナー。ここで初めて飲んだ白ワインは一本たった980円のさえ、本当においしかったです。ピチピチッとした酸味が、和食をひきたてる!妙に日本人になじむ味わいの、さっぱり辛口のオーストリアワイン!ロイス グリューナーヴェルトリナー [2006] フレッド・ロイマー◆お手頃価格オーストリアワイン グリューナー・ヴェルトリナー・ラントワイン 白 1リットル[2008]ヴァイングート・ヘグルスタイリッシュなオーストリアワイン[2006] グリューベグリューナー・フェルトリーナー(ユルチッチ・ソンホーフ)
2009.09.18
コメント(0)

知床一湖 遊歩道を横切るエゾシカの親子連れ 知床八景の一つ「知床五湖」の入口にある知床一湖です。ここから二湖、三湖と五湖まで周遊するコースが続いています(約1時間)。クマが出るため危険などの理由で、全湖周遊はなかなか機会に恵まれないようです。一湖と二湖周遊で30分。遊歩道からエゾシカを間近に見ることができます。☆可愛い親子連れを紹介して気がいささかひけますが、エゾシカは食用として人気商品です。幻の肉?ジンギスカンマトンとの組み合わせ カムイミンタラ・ジンギスカン食い付きが違う エゾシカ生肉ペットフード多彩な調理が楽しめるエゾシカももブロック☆沐浴剤やキーフォルダーにも、エゾシカは活躍しています。エゾシカの湯ハローキティ・エゾシカねつけ北海道限定エゾシカ・キューピーストラップ
2009.09.17
コメント(0)

シュルンス駅とモンタフォン鉄道 シュルンス村は地元モンタフォン鉄道の終点にあります。スイスのチューリッヒやオーストリアのザルツブルグなどへの中継点であるブルデンツまで20分。途中は、山間部の素晴らしい景色が広がっています。一日往復25本。ブルデンツからの最終列車が22:37、シュルンス村からの最終が22:03。遅くなっても十分帰れる時間です。 景勝地ボーデン湖畔の街リンダウ方面などからの直通列車も何本かあります。
2009.09.16
コメント(0)

オーストリア・シュルンス村への滞在から、このブログは始まりました。この村は、日本人のための特別なロングステイ・プログラムを持っています。私も、そのプログラムに乗ってこの夏、一週間のステイを楽しんできました。 ご覧のように、宿は大きく、花に囲まれた、アルプス風の家屋です。ここに、経営者のおかみさん夫婦のほか、ロングステイ客が4組滞在していました。2500メートル級の山に囲まれていながら、地元のモンタフォン鉄道シュルンス駅まで、歩いてわずか5分という素晴らしい立地にありました。ここから、中世の都市フェルトキルシュを経てスイスのチューリッヒまで、2時間程度で行くことができます。 ドイツ出身のおかみさんは「こんな深い自然のふところにいながら、その気になれば世界のどこへでもひとっ飛び。東京よりも、こっちのほうがずっと知の利がいいのではないかしら」と言います。実際、家主はいまアメリカに3週間の旅行に行っています。 しばらくの間、この村のロングステイの魅力について報告していきましょう。
2009.09.15
コメント(0)

バイエラー財団美術館 イタリアの代表的な建築家レンゾ・ピアノ設計によるこの美術館は、セザンヌからゴッホ、クレー、ミロ、ウォーホル、ロスコまで、クラシカルモダン時代の最高傑作が展示されています。「ティンガリー・ミュージアム」を訪れたとき、そこの学芸員から「バイエラー財団美術館は是非行きなさい。バーゼルの美術館のなかでもベストの一つですよ」と薦められたほどでした。 バーゼル中心部から路面電車で30分ほど乗った郊外のリーエンという場所にあります。あの”テディベア・ミュージアム”のあるバルフュッサー広場駅からは6番の路面電車で一本です。パンフレットにあるように訪れたときにはジャコメッティの特別展をやっていました。あの針金のように細い人物像が、どのような過程で生まれてきたのか、また、アフリカの野生美術からの影響もよくわかる、とても優れた展示でした。柳原義達美術論集 孤独なる彫刻 書籍 ロダン・ブールデル・ムーア・ジャコメッティ・リシェ 等 エッセイ三篇池田20世紀美術館 書籍 ボナール パスキン グリス ヴラマンク ダリ キスリング ココシュカ ムンク ジャコメッティ フォートリエ ボーシャン レジェ カルダー グレコ他☆話は変わりますが、ジャコメッティと言えば、イタリア北部ドロミテのアルプスを眺めるVENETO(ベネト)地方に唯一残る職人メーカーの自社ブランドだそうです。☆あるいはメンズウエアのジャコメッティも有名ですね。
2009.09.14
コメント(0)

この小さな生き物は何でしょう? そう、「流氷の天使」と言われるクリオネです。オホーツク海の流氷の下で活動し、塩分濃度が低くなると死んでしまう、と今朝のNHKのニュースで研究者が最新の研究成果を明らかにしていました。 学名はハダカカメガイ。 名前の由来は、ギリシア神話の学芸の神さまミューズの一柱クレイオーに由来するそうです。 写真は、網走の「オホーツク流氷館」で飼育展示中のクリオネです。この流氷館の「流氷体験室」では、本物の流氷を直接触ることができます。マイナス18度の室内で、濡れたタオルやハンカチがカチカチに凍る「シバレ体験」(写真上右)を味わえます。☆オホーツク流氷館 〒093-0044 北海道網走市天都山245-1 Tel 0152-43-5971 Fax 0152-45-1430☆さすがにクリオネは人気者ですね。クリオネ・キャラメルからクリオネ・ペンダント、何でもあります。★いろいろのクリオネ★新入荷★アニマルビーズ・とんぼ玉 海の仲間シリーズ・流氷の天使 クリオネ 1粒流氷の天使クリオネ クリームキャラメルビーズレシピ(ビーズ作り方) クリオネ・クロスリングミニアニマルのマグネットです♪ミニアニマル22 マリンマグネット クリオネ2個セット流氷の天使クリオネ ペンダントトップ(クリアカラー)シルバー925/CZc-6-cjp-v021貝から生まれた天然の宝石天然淡水パール・通穴クリオネ(十字架)・ピンク(1個)(約)長さ30~35×幅20~25厚み5mm
2009.09.14
コメント(0)

バーゼル旧市街の中心である路面電車のバルフュッサー広場駅そばに、小さいながらピリリと辛い「人形の家ミュージアム」(Puppenhousmuseum)があります。小さい時に小児麻痺を患い、車いす生活になりながらそれを克服して、手作りのぬいぐるみで成功をおさめたマーガレット・スタイフ(1847-1909,写真)の作品・収集品が集まっています。その多くはあのテディベアで、さながら「バーゼルのテディベア・ミュージアム」の感があります。テディベア・ミュージアムは、日本の伊豆高原や那須、蓼科、山中湖、飛騨高山などなくさんありますが、ここに集まったテディベアは圧巻です。☆日本で買えるさまざまなテディベアドイツの老舗シュタイフ社製クリスタル製3Dベアスーツケースの中にベアが入っています日本とヨーロッパ限定テディベアオープンマウスのテディベア シュタイフ世界限定2009シュタイフ世界限定クリスタルテディベア・バッグペンダントいろいろありますテディベア
2009.09.13
コメント(0)

もし来年、スイスのバーゼルへ旅をしようと考えている人があったら、8月1日を是非スケジュールに組み込んで下さい。この日はスイスの建国記念日にあたり、国民の祝日です。ホテルの夜、なにやら外が騒がしいので出かけてみると、すごい人の波がライン川河畔へと向かっています。河畔はどこも親子連れやカップルで、立錐の余地もないほどでした。なんとか場所をとり待つこと1時間あまり、夜も11時をまわったでしょうか、目の前にやってきた大きな屋形船から、突然花火が空中へと発射され出しました。ものすごい轟音。こんなに近くで花火をあげても大丈夫か、と心配するほどの迫力です。 まさかこれほどの見物に恵まれるとは思わなかったので、デジカメを忘れ、携帯電話のつましい映像となりました。 花火専門店 トヨタパーティークラッカーのカネコ
2009.09.13
コメント(0)

この南部鉄瓶を飾っている店は、銀座?それともどこでしょう。答えは、ドイツ南西部の工業都市シュトゥットガルトです。周辺にワイン畑の広がるこの美しい街で、思わぬ日本の伝統に接しました。 中央駅前から伸びるショッピング街は一キロメートルを超える長さ。途中に、子供たちが遊べる「体感玩具」がうまい具合に配置されています。これは、グニュグニュ棒とでも呼ぶといいかもしれません。子どもたちが代わる代わるぶら下がって遊ぶ人気なので、試してみることができませんでした。 及源(OIGEN) 南部鉄瓶 【茶托 おび】D-195-1まんまる堂燗瓶とセットでぜひどうぞ。中はホーローびきになっています。及源鋳造 南部鉄器 ぐい呑み (南部鉄瓶)
2009.09.12
コメント(0)

博物館「網走監獄」は、昭和45年から同59年まで実際に網走刑務所で使われていた獄舎が、移築されて復元されています。中央の見張り場を中心にして、五本の指を放射状に広げたようになっているところから「五翼放射状舎房」と呼ばれています。 「塀に隠された秘密のレシピ」のうたい文句で提供されている「監獄食」がお奨めです。「糠さんま」や「ホッケの開き」など北海道の海の幸と、米7麦3のごはん。総計632キロカロリーは、ダイエット志向の皆さんにいいのでは? 登録有形文化財の五翼放射状舎房(移築復元です) 舎房の廊下側側壁は菱形の斜め格子になっていて、廊下側からは部屋の中が見えるが、部屋の受刑者からは向かい側の受刑者の部屋が見えないようになっています。 再現された移動監獄もこの獄舎も、ちょっとゾッとしますね。 受刑者が塀の外での作業で日帰りできないときに寝泊まりした「移動監獄」の再現 ☆知床の玄関である網走で、お奨めの宿は「ペンションわにの家」でしょう。網走空港から車で20分。網走産食材を使ったイタリア料理のフルコース・ディナーは本当においしかったです。朝食のときにご主人が上から注いでくれる本格的なカフェオレは、見応え、味ごたえがありました。 博物館「網走監獄」は、ここから車で20分ほどのところにあります。ペンション わにの家
2009.09.12
コメント(0)

ヴィレロイ&ボッホ修道院 感覚庭園のあるメルチッヒからさらに北に10分ほどローカル列車に揺られると、メトラッハに着きます。ここは、ザール河の巨大蛇行「ザール・ループ」で知られているところです。河べりに沿って10分ほど歩いたところに、このヴィレロイ&ボッホ修道院があります。1000年以上昔に建てられたこのベベディクト会の修道院建物は、世界的に有名な陶磁器メーカー「ヴィレロイ&ボッホ」の所有になっていることから、この名前があります。☆日本でも、中世や修道院の雰囲気を味わえるホテルがあります。とくに「モントレ神戸」は、中世イタリア修道院のロマネスク様式をモチーフにした異国情緒あふれるホテルです。ホテルモントレ神戸ホテルモントレ長崎
2009.09.11
コメント(0)

「カムイワッカ湯の滝」は、流れ下る滝が温泉という素敵な滝です。活火山である知床硫黄山の中腹から湧き出る温泉が川に流れ込んで、川全体が温泉になっているのです。滝つぼでの湯あみは最高です。水着を持って行きましょう。子どもたちは、滝すべりに夢中です。 知床の玄関である斜里町ウトロから約28キロメートル。「知床八景」地図で旅する日本の世界遺産の一つです。 ☆知床産ジャガイモ「きたあかり」は9周連続1位の人気商品です。
2009.09.11
コメント(0)

フェルトキルシュは、リヒテンシュタイン行きのバスの起点になっています。ぼくらがロングステイしたシュルンス村から、列車乗り継ぎで40分ほどのところにあり、チューリッヒと結ぶ中継点にもなっています。 ここは、中世の街並みがそっくりの残っている静かで落ち着いた街です。小さなお城が博物館となっていて、ご覧の甲冑(城主の着用)や娘たちの生活用具が展示されています。城内のレストラン(下)はお奨めだと、地元に住む日本人の方が言っていました。 最近作の007「慰めの報酬」の撮影現場にもなったそうで、地元はお祭り騒ぎだったとか。☆せめて映画で中世の街並みにタイムトリップしたい方は、次の映画をどうぞ。「慰めの報酬」(ジェームス・ボンド:ダニエル・クレイグ)慰めの報酬☆事後談ですが、完成した映画を見ると、フェルトキルシュの名前は出ず、「オーストリアのブレゲンツ」として紹介されていました。ストーリーでは、ブレゲンツにおける湖上オペラで、プッチーニの「トスカ」を見ながらある陰謀が交わされているのを、ジェームズ・ボンドが傍聴する、という設定で、フェルトキルシュの街並みだけがどうやら欲しかったらしいのです。この映画では、冒頭にイタリアのシエナも登場しており、中世的な風景を監督が使いたかったのかもしれません。 ブレゲンツの湖上オペラは、ボーデン湖畔に舞台が組まれるユニークさが人気です。フェルトキルシュからは、さらに列車で30分ほど北にいったところにブレゲンツはあります。
2009.09.10
コメント(0)

オーストリアのシュルンス村からバスで50分ほどで、標高2030メートルに広がるシルブレッタ湖に着きます。一周6キロの湖畔のコースは、遠くに氷河をかかえる3000メートル級の山並みを望めるさながら天上の楽園です。アップダウンの激しい個所もあり、ひとまわりに90分ほどかかります。 最近、日本でもはやりつつあるポールウォキングの人たちもたくさん見かけました。空気も水も最高。ここにいると心身ともに健康になります。 湖畔一周の小型遊覧船もあります。標高2000メートル以上の場所にある遊覧船は、ここだけだそうです。☆アルプスの水は爆安問屋KANBI☆アルプスの旅素材ソフト(パソコン用)があるそうです。にしき堂 ギフトと景品ノベルティ
2009.09.09
コメント(0)

ミュンヘンのドイツ博物館 ミュンヘンのドイツ博物館は、凄いの一言です。科学と技術に関係したすべての歴史が、実物とそれにまつわる原理の説明と共に一覧できます。一日ですべてを見るのはなかなか大変です。☆ミュンヘンと言えば、何といっても「白ソーセージ」。鮮度が命の一品です。ビールとの相性は最高です。 ドイツを代表するミュンヘンの白いソーセージヴァイスヴルストケイ・ミートハム工房楽天市場店
2009.09.08
コメント(0)

ゴルム山の自然探索路に置かれた牛につける「カウベル」のドレミファ。 2000メートル級の山並みに囲まれたオーストリアのシュルンス村は、素敵な登山路がいたるところにあります。ゴルム山もその一つで、2本のロープウェイを乗り継ぎ、標高差370メートル、3.5キロメートルの「自然探索路」を下ってみました。ここには、山の動物や植物にからんだ謎々板がいたるところにあります。ほぼ下りきったところにある「カウベル」のドレミファは、楽譜つきで演奏できます。
2009.09.07
コメント(0)

ベンツ・ミュージアムは、自動車の歴史そのものです。 メルチッヒの感覚庭園を経て、ミュンヘンへ行く途中で、シュトゥットガルトに立ち寄りました。日本の企業がたくさん進出していることで知られるこのモダンな都市に、ベンツ・ミュージアムがあります。 シュトゥットガルト駅からS1バーンに乗り、10分ほどのGottlieb-Daimler-Stadium駅で降ります。そこから徒歩5分です。 カール・ベンツが寝食を忘れて作り上げた世界で最初のガソリン自動車(1886年)から、現代のベンツにいたるまで、ベンツの歴史と自動車の歴史が実物をみながら楽しめる素敵なミュージアムです。カール・ベンツの妻ベルタ・リンガーの内助の功は、一読の価値があります。 ☆参考 シュトゥットガルトまでの航空券情報はシュトゥットガルトまでの航空券情報
2009.09.07
コメント(0)

シュルンス駅から歩いて10分ほどのロープウェー駅から、二つのロープウェーとリフト一基を乗り継ぐと、標高2395メートルのヨッホホッホ山頂近くのヒュッテ前に行きます。ここから、30分ほどの登板で山頂に至り、池や小さな滝をめぐって下りていくと2時間ほどで第二ロープウェー乗り口に戻ります。秋には、この高地に放牧されている牛を、下界の村へと導くお祭りがあるそうです。
2009.09.06
コメント(0)

シュルンス村のユニークなダンス。相手のほっぺたをたたく。 オーストリアのシュルンス村で、実に個性的なダンスを見ました。フォークダンスの一種なのですが、踊っている相手のほっぺたをぺたぺたとたたくのです。でも、これぐらいは序の口。地元のセミ・プロ集団「シュルンス・トラフテングルッペ」による踊りは、床を打ち鳴らし、持ち出した椅子を打ち付け、まわりながら前の踊り手のお尻を蹴飛ばす、という何とも笑っちゃうというか、強烈なダンスなのです。 肝心なところでメモリー不足に陥り、お見せすることができないのが何とも残念です。
2009.09.05
コメント(0)

メルチッヒの「感覚庭園」。小さな滝が流れ、風で音を立てる金属製の案山子もある。ここの草花は、自由に摘んでも構わない。 世界遺産「フェルクリンゲン製鉄所」があるフェルクリンゲン駅から、同じ路線で北に23分、山合いに住宅地が広がるメルチッヒの街がある。ここから、坂をぐるりと登ることおよそ40分のゆるやかな丘の一帯に、見る、聞く、嗅ぐ、味わう、触るの五感をすべて刺激することを目的として造られた「感覚庭園」がある。広さ20ヘクタール。1843年からここにあるという「スーベニア・ドゥ・マルメゾン」、さらには1813年にダマスカスから来た香りの強い「マリー・ルイーズ」など、バラの愛好家にとってはこたえられない品種だという。 この庭園までわざわざ来た人はたぶん珍しいでしょう。メルチッヒには駅が二つあり、北側のメルチッヒ・スタッドミッテで降りないと、とんでもなく回り道をすることになります。
2009.09.04
コメント(0)

建国記念日に、開放したファドゥーツ城の庭で、国民や招待客と気軽に話すリヒテンシュタインの元首・侯爵と侯爵夫人。 8月15日は、リヒテンシュタインの建国記念日です。この日は、普段は立ち入り禁止の居宅・ファドゥーツ城の庭が国民に開放され、サンドイッチや飲み物がふるまわれます。観光客も出入り自由で、飲み、食べ、庭からの素晴らしい景色を味わいました。 オーストリアとスイスの国境にあるリヒテンシュタインは、面積160平方キロ・メートル、人口34,600人の小さな国です。滞在したシュルンス村から列車を乗り継ぎ約45分で、中世の雰囲気が漂うフェルドキルシュの街に到着。そこからバスで40分ほどでリヒテンシュタインの首都ファドゥーツに着きます。この日は、バスも無料でした。
2009.09.03
コメント(0)

世界遺産「フェルクリンゲン製鉄所」 ル・コルビジュのロンシャン礼拝堂の次に、ドイツ南西部ザールランド州・フェルクリンゲンの製鉄所を訪れました。最盛期には1万7000人の労働者が働いていたこの製鉄所は、1986年にその役目を終えて操業停止となり、1994年に世界文化遺産に登録されました。 鉄ができるまでのすべての工程を見ることのできるこの「生きた博物館」は、操業当時の灼熱の空気と労働者の汗の臭いが満ちているようで、赤さびた巨大な建築空間に圧倒されます。 州都ザールブリュッケン駅からローカル線で10分ほどのフェルクリンゲン駅前に、その威容を誇っています。
2009.09.02
コメント(0)

ロンシャン礼拝堂 裏へ回ったところに、小さな入口があるロンシャン駅は無人駅。車両は一台。 ロンシャンの街(向こうが駅の方)。この看板(Chapelle Notre Dame du Hautはロンシャン礼拝堂のこと)を曲がってから、ゆっくりとした坂道を35分ほど登った突き当りにある。 ル・コルビジュのロンシャン礼拝堂は、ぜひとも一度は訪れたいあこがれの場所でした。バーゼルからフランスの商業都市ミュルーズに一泊し、翌朝、ベルフォールを経てローカル線でロンシャンに行きました。無人駅から、街を抜けておよそ45分の道をのんびりと登ります。 ステンドグラスをはめこんだ小さな四角い窓から差し込む色とりどりの光は、想像していたように幻想的でしたが、音が想像以上に響き、自分の声が声明のように空間へと低い音となって広がっていきました。 良いか悪いかは別にして、イタリアの建築家レンゾ・ピアノ設計による新たな建物をこの丘に建築し、もっと大規模な聖地にしようとの構想が地元で進んでいます。
2009.09.01
コメント(0)
全36件 (36件中 1-36件目)
1

![]()