仙台市のワクワク系住宅専門店経営者の「でいりーれぽーと」

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[設計製図]



学科試験の合格発表は9月ですが、N学院の採点で間違いなく合格であろうとなったので、
N学院の設計製図コースへ申し込みました。
設計製図試験というものがどんなものなのか
全く情報を持っていませんでした。
設計製図試験は、図面を書き上げられれば合格できるものと思いこんでいました。

平成16年度の設計製図試験の課題は
宿泊機能のある「ものつくり」体験施設
でした。
学校で試験についての説明を受け、
どのように勉強を進めていくのかを理解したのは8月の頭です。
この説明会へ出て、
設計製図試験がどのようなものなのかを初めて知り、
大きなショックを受けました。

学科試験において
自分の人生で初めて一生懸命に勉強して
やっと合格できたのに、
設計製図試験は
更に難しい事を知り愕然としました。

初めは渡された早期対策課題1のA2版の図面をコピーしなさいと指示を受けました。
書く手順については2時間半で書き上がる
DVDを見ましたが、何が何だかよく分かりませんでした。

実際に、テキストの書く手順を見ながら、
図面をコピーしてみました。
5時間以上もかかりました。

目標は2時間30分で、最低でも3時間をきれるように書き上げるようにとの
ことでした。

本番までに30枚ほど書けば、
そこまでたどりつけると聞きました。

単純計算で
3時間×30枚=90時間

3時間で書けるようになっていても、
90時間かかるのだから、
どれだけの時間を捻出しなくてはいけないのか、
考えるだけでブルーになりました。

講義が始まると、
エスキスという言葉が入ってきました。
自分の中では
エスキスってなんだ?

簡単にひと言でまとめると
図面を書くための下準備のことです。

この下準備が難しいということが分かりました。
設計主旨から始まる課題文を読んで、
条件に適合する建物を設計します。

課題文を読んでも、
建物のイメージが全く湧かないのです。

どうやれば、図面のような建物になるのか、
皆目検討がつきませんでした。

そんな状況からスタートして、
1ヶ月が過ぎ、
2ヶ月が過ぎていきました。

N学院の講義は仕事の都合で一度欠席しましたが、
後は何とか出席し、宿題も提出し、
取り組みました。

勉強すればするほど、
分からないところが出てくると言うか、
知れば知るほど、
知らないことが露呈してくる状況でした。

日にちが経つほど、
自信を失っていきました。

学校で教えている方法以外に、
何か他に簡単にできる方法があるのではと、
ネットで調べたり、
本屋さんに行って、
設計製図試験の書籍を購入したりしました。

が、黄金律のようなこれだっという手法は見つかりませんでした。

つづく

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