
[2008-02-01追記] New!
「自宅での皮下輸液療法は法律違反の可能性がある」と言及する獣医さんがいらしゃいます。 獣医師法 第17条では「獣医師でなければ‥診療を業務としてはならない。」と規定されているからというのがその理由です。しかし同法や 同法の施行規則 、 獣医療法 等に「診療」の具体的な内容は規定されていません。
そこで獣医療を担当する行政機関におたずねしてみました。獣医療は農林水産省の所管です。お住まいの都道府県では農林部畜産課のような部署が担当しています(「お住まいの都道府県名 獣医事」で検索すると担当部署を見つけやすいです)。
私の問い合わせにご対応くださったIさんから戴いたお答えは、1.「診療」の具体的な内容を規定する法律や下位規範はない、2.そこで「診療」とは各獣医さんの診断と処方そのものということになる、3.よって「ご自分の飼養する猫に対して 獣医さんの処方に従い処方の範囲内で指示通りに行いかつ医療廃棄物を獣医さんにお返しする限りにおいて明確に法律違反ではない 」ということです。












猫さんの皮膚にできる 輸液溜まりの大きさ も触りながら下記のの 滴数から予測できる輸液時間 と 輸液後の計測で輸液パックの目盛りとの対応を憶える ことにより、ラインでの輸液量を体得することができます。
輸液時間の目安はラインに書かれている「1mlあたりのだいたいの滴数」を基準に検討をつけることもできます。私の使っているテルモ株式会社製造販売の「テルフュージョン輸液セット TS-A450PK」であれば「 15滴≒1ml 」となっています。手元にストップウオッチを持ち15滴落とすのにかかる時間を計測します。もしも5秒かかるのであれば5秒=1mlですから、100ml輸液するのにおおむね500秒かかると予想されます。1分あたり60秒ですから500秒/60=8分33秒となります。
なお輸液時間を短縮するために利用できる 加圧バッグ があります。バッグを利用すると輸液の残量が見えなくなってしまいますので輸液量の体得をしてからの利用または250ml輸液パックを使いきる方法での輸液が望ましいかもしれません(5個以上だと こちら がお得)。





ご自身の 作業手順を見直す とともに 輸液療法を処方してくださった獣医さんに相談をする 必要があります。とくに細菌への抵抗力が低下した老猫さんや、高容量のステロイド剤を利用しているために免疫力の低下した猫さん、FIVなどのウィルス疾患により免疫が不全状態にある猫さんの場合には、できるだけすみやかにかかりつけの獣医さんにご連絡することが必要です。
吸収された時間の目安をかかりつけの獣医さんに自己申告すると、獣医さんも猫さんの病状を把握しやすくなります。
かかりつけの獣医さんにその旨をご報告して適切な輸液量を指示していただくとともに輸液療法の副作用のひとつに肺水腫がありますから他の療法についてもご相談をしてみてもよいかもしれません。
猫さんの身体に 浮腫みができてしまった場合 は猫さんが嫌がらなければ 周辺部分を揉みほぐすようなマッサージ をしてあげます。輸液溜まり周辺の血行を促進することにより輸液の吸収を手助けします。日頃から身体全体の血行を促進させるためにブラッシング(強く力を入れる必要はありません)をしておくと少しは役に立つ‥かも‥。
翼状針をぬいたあとに翼状針を刺した部分を軽く抑えることにより通常は止血することができます。多くの場合は針を刺したり抜くときに毛細血管に針先が当たることにより出血していますので 針を「さっ」と刺して「すっ」と抜く 練習をすることにより血痕を見なくて済むようになると思います('_'*)※FIVを発症していたり他の疾患のために猫さんの血液中の血小板がわずかになっていて出血傾向が止まらない場合はすみやかにかかりつけの獣医さんにご連絡して適切な処置をあおぐ必要があります。
針を「すっ」と刺すのがうまくいかない‥とお悩みの場合は針をさす部分につくった三角形のテントをさらにひっぱるように持ち上げながら針を刺して針が空間のなかに入りやすくするといいかもしれません。