旅のつれづれ

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マレー鉄道 その3


バタワースからのフェリーに乗り、ペナンではバツー・フェリンギまでバスで行く。バツー・フェリンギでは、宿の客引きらしい少年が人なつっこい笑顔で「日本人、沢木耕太郎が泊まった宿に案内する」と言った。面白そうなのでついてゆくと途中の宿の前にいた親父も「この宿は、沢木耕太郎が泊まった宿」という。みなこの辺の宿は沢木耕太郎の宿なのだ。沢木耕太郎の書いた「深夜特急2」にでてくるペナンでの宿は娼婦宿なのだ。つまり、タイでの中華街の宿「楽宮」(ここも娼婦宿だが、最近はだいぶ汚さに年季が入って前のように日本人旅行者が泊まらなくなった。が、掃除は、管理人が毎日一生懸命にモップをかけているので見た目ほど汚くはない。それに、共同のトイレ兼シャワー室はとてもきれいだ。)のようなものだろう。
しかし、少年が連れて行ってくれた宿はこぎれいなゲストハウスだった。なるほど1階はバーになっていて、旅行記にでてくる宿に似ていなくもないが。私たちはこのゲストハウスに満足していた。だから、少年にチップとしてお金を渡そうとしたら、少年は要らないと言い駆けて行ってしまった。夕方皆で散歩していると、家族で祈りをささげている少年を見かけた。僕らはその家族に会釈をした。
翌日、バタワースからは夜行に乗ってクアラルンプールへ行く。

バタ・・、クラルンプール、シンガポール
上の切符。22:00発クアラルンプール行き。3等。19M$。
ヘリ・ナイトツアーズ新宿(スターライト) 8月
10~1月搭乗分 激安航空券 東京⇒広島 往復限定

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