子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

2010.05.22
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カテゴリ: ドイツの児童文学
モモにはたくさんの友達ができました。
その中でも特別に好きな親友が、道路掃除夫ベッポと観光ガイドのジジです。
ベッポは無口なおじいさんです。
道路の掃除をしながら、彼の頭にはよく深遠な考えが浮かんできますが、うまく言葉で表現できません。
モモは人の話を聞くことにかけて、特別の才能を持っていました。
だからモモに話すと、ベッポはぴったりの言葉を見つけることができたのです。

「とっても長い道路を受け持つことがよくあるんだ。
おっそろしく長くて、これじゃとてもやりきれない、こう思ってしまう」
「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?

「するとたのしくなってくる。これがだいじなんだな」

幸せに生きている人というのは、このことを知っていると思います。
先のことをあれこれ考えない。
今、目の前にあることを精一杯やる。

デール・カーネギーの「 道は開ける 」の中にわかりやすい例がありました。

ある奥さんが幸せそうにお皿を洗っています。
彼女は結婚してから18年間、毎日お皿を洗ってきました。
もし彼女が、結婚した時に、この先自分の洗うお皿の量について考え出してしまったら、それだけでうんざりしてしまうでしょう。

同じカーネギーの本に、「ただひとあしを照らせ」という讃美歌が引用されています。

「やさしい道しるべの光よ…

ゆくすえ遠く見るにあらず
ただ、ひとあしにて、足れり」


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道は開ける
デール・カーネギー 著

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Last updated  2010.05.22 22:29:09
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