子どもの本の小部屋 それから農的生活のこと

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2010.10.27
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カテゴリ: 日本の児童文学
風の又三郎

昨日は、東京で木枯らし一号が吹いたと、テレビのニュースが伝えていました。
それを聞いていた娘が、
「木枯らし一号ってなあに?」
と言うので、私はとっさに、
「北風小僧の寒太郎だよ」
と答えてしまいました。

子どもの頃、私は宮沢賢治の「 風の又三郎 」と、NHKみんなのうたの「北風小僧の寒太郎」をごっちゃにしていました。



風の又三郎 」は、この有名な一節で始まります。
風の又三郎 というのは、その地方で言う風の神様のことです。
ある風の日に転校してきた風変わりな少年 高田三郎
同級生たちは彼を 風の又三郎 だと思い、 三郎 ではなく 又三郎 と呼びます。
確かに三郎のまわりには、いつも風が吹いているようなのです。

ある嵐の日、三郎はまた転校していきます。

それでも私たちは、「やっぱり風の又三郎だったのかな」と思わずにはいられません。
同級生の 喜助 一郎 のように…。

「三郎はまぎれもなく人間なんだけど、もしかしたら…」というこのモヤモヤした気持ちが、この物語をいつまでも心に残る作品にしているように思います。


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Last updated  2010.10.27 22:26:24 コメントを書く
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