上海から帰って来ちゃった

なぜか、嫌じゃなくて




友達に海外赴任の話をすると、

「ダンナさんに一緒に付いて行ってあげるの?えらいねぇ」

なんて、言われることがありました。



どうして?どうしてそう思うの??

自分では、一緒に行くのが当たり前だと思っていました。


海外生活への憧れ、っていうのが無かったわけじゃないし

でも、上海と日本と二重生活したら、お金がもったいないじゃん

って、思っていたし、



じゃあ、家を空けて、実家で暮らせば?って言われたって、

結婚して10年以上経っていれば、実家は既に自分の家じゃないから、

気を使うわけじゃないけど、落ち着かないもの。



「そっかぁ。でも、中国だよ。大変だよねぇ。」

って言われたりしたけど、

なんだか、大変なんだろうけど、

いったい何が大変なんだか、よく分かっていませんでした。



言葉の問題はあるけど

上海は都会だし、別にアフリカとかジャングルに行くわけじゃないし。

知らないところに行くんだよ。楽しみジャン・・・



神奈川で生まれ、神奈川で育ち、結婚しても神奈川に住んで、

実家と30分以上離れたところに住んだことさえなかった私には、

「知らないところに住む」

ということに憧れがあったのかもしれません。


だから、上海じゃなくても、静岡でも、大阪でも良かったのかも



   +++



みんなに「大変ね」と言われても、

「とっても楽しみ」と答える自分がちょっと不思議な感じでいました。


自分のことなのに、

客観的に見ている別の自分がいることに、気づくようになったのです。



そしてそれは、

海外赴任をすることで起こり得る沢山の「マイナスの現実」から目を背け、

ひたすら前向きであろうとしている自分の悪あがきだったのだと、

その後、その「マイナスの現実」に直面しながら、

思うようになるのでした。







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