Sukhumvit Story

Sukhumvit Story

第3章 機内でのお食事タイム


いよいよ飛行機JAL717便での昼食時間となりました。
それまでの時間にビールは飲んだし・・ワインも水割も飲んで
おなかも苦しくなってきました.

となりのおっさんは、相変わらず興奮して
「○○君,このTVは、どうやって見るのかなあ?」とか
「映画は英語だから少ししか聞き取れなくておもしろくないよ」とか


「トイレは、今、いってもいいのかな?食事がきたら・・・」などと
俺に話し掛けるなー。勝手にトイレくらいいけよー.
俺に連れてってほしいのかあ?・・・プンプン


おっさんが、勇気を出してトイレに行ってしまいました。
平和です・・・静かです.
おっさんがいないことでこんなに平和だなんて・・
このおっさんは、職場でも「シカト」されているおっさん課長で
今回の出張でも同僚から口々に
「あのI田課長と一緒に出張なんてつまんねー」といわれてます.
みんなは、おっさんと付き合い長い人が多いからすっかり性格を知ってるん
だー。


あーあ、こんな仕事に手を出した俺がばかだったのかなあ?

すっかりババ引いちゃったかな?などとくよくよしていたら
トイレ終わった・・あのおっさんがすっかりリラックスして戻ってきました.

自分の座席に座ろうとしながら、彼は言うのです.臭いをさせながら・・

「いやートイレの中にはオーデコロンとかあるんだね!」
(ケント君は、心の中でおいおい・・
  おっさんがはね伸ばしてつけるんじゃないよ)


となりに座っているけど臭う臭う!!(くっせー)
まわりの乗客が見ています。(限度ってもんがあるだろー)

今からステーキが出てくるって言うのに、食欲がなくなるよ。
となりのおっさんは、上機嫌で上着の袖とかを臭いをクンクンかいでいます。

そのあと、「免税店でこれと同じものを買おうかなあ?」ダー・・
どこでつけんだよー!色気づいたおっさんよー。


頼むからどっかよそいってくれー。


そうこうしているとスチュワーデスが、食事を運んできました.
鼻を少しひくひくさせています。
俺の方をみてるよ・・(オレじゃないってば)

「飲み物は、ワインでいいですか?赤と白があります」
「肉だから赤をください」
「ハイ・・トクトクトク・・とグラスのなかへ」

わすれていたおっさんが、
またも横から口をはさんで「僕も同じのー」
コロンですっかりおかしくなったおっさんは、普段飲まないのに
ただだとおもって飲んでます.(あとでしらねーぞ)


ケント君は、無言でステーキを食べることにしました。
となりのおっさんは、ケント君との会話をする機会をうかがっているようです.
私は黙々と食べてやりすごすのです。

ステーキは意外とおいしいのでパクパクと胃袋へ入っていきます。
デザートは、フルーツです。
(ふーん・・パインとメロンかあ)

さっさと食べることに専念しているケント君を想像してね。
ふーうまかったー・・・
「あ、スチュワーデスさん、これ下げてください」

となりのおっさんは、おいてかれたと思ったのか・・必死で無言で食ってます.
ざまみろー、年齢差だよー。
食欲と性欲は?(関係ないか?)


スチュワーデスが食事の後片付けを始めました.
おっさんは、まだ食ってます。
結局、下げるのに間に合わずに食事完了しないまま下げられてしまいました.


ワインも飲んだしー・・(お、アナウンスだ)
(なになに・・今から映画を上映する?そうかいいぞー)
次々に窓のカーテンが下ろされていきます.暗くなったー


ヘッドフォンを出してと、自分の世界に入るとするかー・・
おっさんが、ケント君の真似してヘッドフォンを探していますが
前の座席の背もたれに入っているのでビジネスクラスは、座席間隔が広いので
シートベルトしてると手が届かないー・・
おっさんは、腹を絞ってくるしそー




© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: