Sukhumvit Story

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第9章 日本レストラン


きれいな日本料理店「萩」という店でした.
日本で行ったこともないような高そうな店なんですよ!これが。

Fさん、Tさん、Oさん、もう一人のOさん、そしてIさん&私ケント君の6人
「萩」と書かれた暖簾をくぐって入るなり、
「いらっしゃいませー」という合唱にも似た変なアクセントでお出迎え。

和服を着た女性が「何人ですか?」 「6人です」
「たばこ吸いますか?」  「ハイ」
「こちらの席へどうぞ」と案内してくれる。
きれいな女性だ-(よくわからないけど物腰も柔らかそうだし・・実は意味不明)

「飲み物は何にしますか?」「ビールください」
「ビールは、何がいいですか?」「きりん・あさひ・タイビール・・・」
「初めてだから、タイのビールにしてみますか?」「そうですね」
「タイビールをください」
「タイビールは、クロスター、ビアシンハー、シンハーライトどれにしますか?」
(ビールの注文一つとっても外国なんだなあ!と一人ジーンと感動)

友達のOさんが、ビアシンハーは、臭いから止めたほうがいいぞ・・のアドバイス
「じゃあ、ビア・クロスターっていうのを飲んでみましょう」
「何本ですか?」「とりあえず、ビール4本くらい」

和服の女性は、厨房に向かってタイ語で「ビアクロスター・・・」と
大きな声で注文を出している。

「ご注文は何にしますか」「ちょっと待ってね」「ハイ」
テーブルを離れていくかと思ったがそこに経っている和服の女性

「メニューをみて何でも食べたいものを注文しましょうよ」とFさん

額を切って「僕は、夕食は要らない」とか行っていたIさんも
いつのまにかメニューに見入っている。

「へー刺身もいろいろあるんですねえ」「生は、止めたほうがいいよ」
「握りとか、麺類とか、焼き物とかなんでもありますねえ」

 タイ・バンコックまできて「てんぷらうどん」「なべやきうどん」
「いかやき」「すし」「山芋千切り」「やきそば」「その他いろいろ」
オーダーすると女性は、厨房へ帰っていきました。

メニューをみて悩んでいるとビールが到着!女性が、
ひとりひとりにビールをついでくれます。
「Fさんは、いやー美人にビールを注いでもらうなんてないですねえ」と
すっかり浮かれ気味です。

和服の女性からウェートレスに担当が替わり小柄な少し焼けた感じの
可愛い女性がそばにずーっとグラスが空になるのを待ってます。
空になるとすぐビールをつぎに来てくれます。

「明日は何時に起きていくんですかね?」
「朝、7時半にはロビーピックアップしますのでロビーにいてください」

「起きれなかったら置いてかないでよ・・」とか皆口々に・・

出てきた料理は、まあまあの味で少しアジアの匂いと味付けのような
気がします。
「これはおいしいとか、いまいち」とか話していると・・
黒いスーツをきた身体の大きい男性が挨拶にきました。

名刺を出しながら、「私がここの支配人兼料理長をしていますSといいます」
みんなでいっせいに「えー日本人なんですかア?」
「皆さんによく言われます、タイ滞在7年ですから肌の色も濃くなりますね」
「昔、初めてタイに板前できたときは、やせてたんですけどねえ」

「ところでお味はいかがですか?」
「変なところがあればなんでもすぐにおっしゃってください」
「そうしないと厨房の連中がうまくならないんで・・」

「いえ、おいしいですよ。びっくりしてたけどやっぱり
      日本人がいらっしゃったんですね?」

「皆さん、このホテルにお泊りですか?」「はい」
「いつまでご宿泊ですか?」「3泊なんですよ」
「そうですか、なんでもメニューに無い物でも作りますので
 遠慮なくおっしゃってください」「はい、どうもありがとう」
といいながら支配人は、戻っていった。

「いやー驚きましたねえ、日本人がいるんだー」
ケント君はじめ一緒のメンバーの顔はすでに真っ赤で酔ってます。
「先にきていたOさんが、じゃあ、明日は女性のいるナイトクラブでも
  いってみましょうか?今回の出張は下調べと打ち合わせだけの
  予定だからそうしましょう!」

明日から始まる生活が楽しみになってきました。


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