Sukhumvit Story

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第11章 初めてのタイナイト

「絶対に、日本から作業用の電動工具は持ち込めないので
持ち混まないでくださいよ。空港で没収されます」と
アドバイスが入った。
それを聞いた設備業者から「それじゃあ、仕事できない」
「どうすればいいんですか?」
「こちら(タイ国内)で購入してください」
「どこに売ってるんですか?」
「こことあちらの方に売っているはずです」
「うわあ、大変だー工具なしじゃあ、設備組み立てできないよ」
「明日から、半分に分かれて工具屋めぐりをしなきゃ」

 ということで・・・大騒ぎになってしまった初日のミーティング。
今夜は、タイ工場の社長はじめ日本人赴任者が、歓迎会を開催してくれるみたい。
工場からBKK市内まで、スムーズに車で50分かかる。
だが、渋滞に巻き込まれると1時間半くらいかかるんだという。
なんでも・・チュラロンコーン大学近くのシーフードレストランを
7時に予約してあるから、遅くても6時前には会社を出ないと
間に合わないとか・・

 急いで明日の仕事の段取り打ち合わせを行うことに。
「○○さんと○○さんと○○さんは、現場での細かな確認指示をお願いします。」
「私と○○さん、○○さんは、明日から工具や巡りをしましょう」
「(建設会社の)○○さん、電動工具などが買える所を紹介してください」
「さきほど、調べさせておきましたから・・このあたりのお店を見てきてください」
「いくつかの工具は、こちらから貸し出しできると思いますから」
だったら全部貸してくれればいいのになあと思いながら・・
明日は、教えてもらったところへ直行することにした。

 夕方、5時45分になると・・社長がやってきて、
「おい、○○(私のこと)、設備やの社長とお前は、俺の
車で一緒に行くから早くしろよ!」
「そうですか、わかりました。じゃあ、すぐ、○○社長を呼んで車まで行きますから・・」
早く言ってくれればいいのになあと思いながら。
「○○社長、社長が、一緒に車で行こうって言ってますから
急ぎましょう・
「そうですか、申し訳ないなあ。じゃ、○○、先に行くから君は、皆さんと一緒に現地に来いよ」

 社長の車について、社長が、
「今日だけは、お前が客だから、俺は前にのるよ、お前は、社長さんと一緒に後ろで
ふんぞり返っていいぞ!」と助手席へ乗ろうとするので・・
「社長、それは、まずいですから。○○社長と話しながら
現地へ向かいましょうよ」
「私が助手席に座りますから・・」
「そうか、じゃあ、俺はいつもの席にすわるか。○○社長横にどうぞ!」
「あ、すみませんねえ、お言葉に甘えまして」
こんな感じで、車は発進~~~~~バンコックへ

 バンコック市内へ向かう大渋滞・・すごい!
車は、割り込みしながら右へ左へ・・
高速に上がり、快調に進んでくれました。でも、
到着したのは、後発の車より後に到着でした。
社長がドライバーに文句言ってます。日本語で!
着いた先は、「ソンブーン・シーフードレストラン」でした。
木造の3階建て?4階建て?どっちにしろ、すごい賑わい。
シーフードレストランが、ノキを連ねています。
店先には、氷を敷いた上に魚・かに・その他魚類が山積み
生簀のような水槽もあって魚が泳いでいました。
珍しいのでみていると・・つめの長ーい青いえびも泳いで。
予約したのは、2階の小部屋でした。既に、他の赴任者と
メンバーは、集まっていて、
「社長が着いたから、乾杯しよー」
「早く、ビールついで!」
「グラスもってー、チャイヨー」
「チャイヨー」「チャイヨー」「チャイヨー」
出される料理は・・「プーパッポンカリー」
「パップンファイデーン」「かにと春雨炒め」
「トートマンプラー」「野菜炒め」「トムヤムクン」
丸いテーブルに所狭しと並びました。

 そんな料理を前に、私は、というと、もうにおいでダメ!
すっかり食欲をなくしてしまい・・ただひたすらビールを飲む。
焼き飯の「カオ・パップー」も出てきたのですけど・・
これまた、タイ米のにおいに慣れずにダメー
そして、「トムヤムクン」も取り分けてくれましたけど
一口すすって、辛い+すっぱい=変な味にしか感じません。
「トムヤムクンは、世界の3大スープと言われて・・・」
「残りの2つは何だー」という野次に答えられずにわか物知りもでてきました。
食事をしていると、途中から、丸いおわんに入ったウーロン茶が出てきて・・
これ、なんだ?誰が頼んだの?」という話になり
これは、油汚れのついた指先を洗うためのマナオの絞り汁が
入ったものでした。大笑いです。
「良かったー飲まなくてー」と・・

食事も2時間経過して・・いよいよ次にいきますか?の声で
「今日は、タニヤのどこにしますか?」と聞いていました。
「今日は大人数だから広いところでないと分かれるからなあ」
「だったら、あそこにしましょう!」と誰かがいう。
「うん、そこに行こう。じゃ、現地で」と車に分乗して・・

 いよいよタニヤというところに到着しました。
ネオンがキラキラして綺麗な通りです。
あちこちで、女性の声で、「いらっしゃいませー」
「社長ー、いらっしゃいませー」の黄色い声の渦です。
奥の方へ歩いて、行った2階のお店に入ります。
お店の名前は、○○○です。
入り口には、ドレスを着た女性が・・40名くらい並んで
みんなお客さんを見てるんですよ。目が合うとハズかしーい。
「○○、お客さんに先に女選んでもらうんだぞ!」
胸の番号札を選んで、女性と席へ移動するシステムでした。
私は、背の高い色の黒い女性を選びました。
実は、日本の時間で早く起きてるからもう、頭の中は、既に
夜中の12時を回ってるんですよー。だから、眠い眠い・・




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