1. ぼくは勉強ができない 2. 風葬の教室 3. マグネット
僕は勉強ができない。 | 出版社:新潮社 |
私が高校のときに衝撃を受けた本NO.1です。 確か鳥羽潤くんで映画化されたような・・・・?! とにかく主人公の気持ちが、このひねくれ者のわたしにはぴったしでした。 今、教師となって、少し耳(目?!)が痛い作品にもなったけど。 たとえば、頭が悪い人がどうして学級委員になったらいけないの?とか、 こどものころ、素朴に考えていた、もしくは信じていたものが、ガラガラと崩れたような気分になりました。 これで、夏休みの読書感想文も書いてしまったという。 |
風葬の教室 | 出版社:新潮社 |
これも学校が舞台のはなしです。 でも、前回紹介した本とは違って、すこしおどろおどろしい?はなしです。 小学生の女の子が主人公なのですが、いじめにあい、自殺まで考えます。 が、それを思いも直して、少しずつ逆襲していくというはなしです。 いじめの描写が、かなりリアルであります。 なんか、小学生特有の気持ち(仲間意識とか、独占欲とか)を思い出しました。 苦い経験がある人は、フラッシュバックがあるので要注意かもしれません。 |
マグネット | 出版:扶桑社> |
罪を犯す瞬間って人は何にとらわれてしまうのだろう。 何かの瞬間にボーダーを越えてしまうのでしょうか・・・。 そんな思いになってしまう。 例えば、恋人を誰かに取られた瞬間。 先生を誘惑してしまう、そのとき ちょっと、読んでいて深く考えてしまった本です。山田詠美って、結構深く考えてしまうんだよなぁ。 ワイドショーで、誰かが人を殺したとき、「なんてひどい」とは思うけど、その人がどうして、そうなったのか って考えるようになりました。お勧めだよ! |