言語の構成要素となる一つ一つの単音に対応する、それぞれの心理表象を音韻と呼んでいる。音韻の単位は言語により異なるが標準的な日本語では110位ある。英語などの欧米系言語では、音韻の単位はもう一つ下の段階の音素(Phoneme)である。例えば「l」と「r」、「h」と「f」の区別が重要であるが、日本語では区別する必要はない。la li lu le lo でも ra ri ru re ro でも同じ「ラリルレロ」として通用するのである。音韻論の重要な役目の一つは、異なった言語にどのような音素から成り立っているのかを決定し、かつそれぞれの音素がどのような特徴を持っているのかを研究することである。